ギリシャよりも影響がある?ープエルトリコの債務問題

One of the many statues in the cemetary in Old Town San Juan, Puerto Rico.
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みなさん、こんにちは!
株式会社LIFE PEPPERのMJ(エムジェイ)です。

さて、7月5日にギリシャで国民選挙が行われますね。
最近はギリシャの債務問題が注目されていますが、実は期を同じくして債務不履行に陥りそうな地域があります。アメリカの自治領であるプエルトリコです。

プエルトリコとは

正式名称はプエルトリコ自治連邦区と言います。カリブ海北東に位置するアメリカ合衆国の自治区です。人口は約380万人、宗教はカトリックが多いです。もともとはスペインの植民地でしたが、1989年のスペイン・アメリカ戦争により、アメリカの手にわたりました。

その経緯

もともとプエルトリコには連邦政府が定めた優遇税制により、数多くのグローバル企業が進出していました。しかし、1996年以降、政府の財政再建に伴う優遇措置の縮小によって、企業は徐々に撤退。さらにエネルギー価格の高騰なども相まって、産業競争力が弱まり、経済状況は悪化していきました。

6月29日、プエルトリコのガルシア知事は、総額720億ドル(約8兆8000億円)に上る債務の返済ができなくなったことを表明しましたが、7月1日に支払い期限を迎えていた債務約10億ドル(約1230億円)については支払いを完了したとして、なんとか債務不履行は回避しました。

>>参考:プエルトリコのデフォルト、どんな影響がある?

影響は

プエルトリコの債券は利回りが高く、アメリカの地方債ファンドの7割がプエルトリコ債を保有していることからも、金融市場へのインパクトはギリシャよりも大きいと言われています。

また、プエルトリコは自治領のため、連邦破産法が適用されず、債務削減などの手続きが不透明になることも懸念されています。

今後も多くの債務が返済期限を迎えるプエルトリコ。いずれ債務不履行に陥る、という見方は変わっていません。「警官や教師、看護師たちへの給与支払いか債務支払いの二者択一を強いられるなど受け入れがたい」とガルシア知事はテレビ演説で述べたそうです。ガルシア知事は8月30日までに債務の再編計画をまとめる予定。プエルトリコの動向も注目ですね。

>>参考:プエルトリコ債の現状と米国地方債市場の行方

最後に

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