予防接種、どうすればいいの?―海外出張時の”いろは”

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海外出張に携わるみなさま、こんにちは。
株式会社LIFE PEPPERのMJ(エムジェイ)です。

今、韓国でMERSの感染拡大が問題となっていますね。MERSの説明をしておきますと、MERSとは、病名を中東呼吸器症候群といい、2012年にサウジアラビアではじめて確認されました。主な症状は発熱、せき、息切れなどで、約40%の感染者が死に至る、恐ろしいウイルス性感染症です。

MERS以外にも、世界には恐ろしいウイルス性感染症がたくさんあります。そんなときの「転ばぬ先の杖」が予防接種です。今回は海外に出張される企業の方向けに、予防接種についてまとめてみました。

まず、予防接種の目的は?

日本で予防接種を受けておく目的は大きく分けて2つです。
①「渡航先によっては、予防接種証明書を要求されているから」
②「感染のリスクを減らしておきたいから」

①は国が入国時に黄熱の予防接種証明書を求めたり、大学が入学時に予防接種証明書を求めたりと、渡航先、入学先によって異なります。渡航先の国の在日大使館、入学先などへ、早めにご確認ください。

予防接種の種類

種類は7種類あります。

予防接種 対象
黄熱 感染リスクのある地域に渡航する人
A型肝炎 途上国に中・長期滞在する人。とくに40歳以下
B型肝炎 血液に接触する可能性のある人
破傷風 冒険旅行などでけがをする可能性の高い人
狂犬病 イヌやキツネ、コウモリなどの多い地域へ行く人で、特に、近くに医療機関がない地域へ行く人
ポリオ 流行地域に渡航する人
日本脳炎 流行地域に長期滞在する人

定期予防接種として勧められている予防接種 任意予防接種として進められている予防接種

このように、予防接種が任意となっている病気については特に気をつけなければいけません。また、定期予防接種でワクチンを受けていても、免疫が弱くなっている場合もあるので、ご注意ください。

予防接種の時期の目安

◎黄熱:
接種後10日目から10日間有効

◎A型肝炎:
2~4週間間隔で2回接種。6ヶ月以上の滞在であれば6ヶ月目にもう1回接種

◎B型肝炎:
4週間間隔で2回接種し、さらに、1回目から20~24週間後に1回接種

◎破傷風:
定期予防接種を受けていれば20代前半までは免疫がある。その後は1回の追加接種で10年間有効

◎狂犬病:
4週間間隔で2回接種し、6ヶ月から12ヶ月後に1回接種。

◎ポリオ:
ポリオ発生地域に渡航する人は予防接種を受けていても、追加接種をおすすめします。

このように予防接種完了まで1年ほどかかるものもあります。早めのご検討をおすすめします。

また、20歳までの予防接種スケジュールは以下のURLに記載されています。


「日本の定期/任意予防接種スケジュール」

まとめ

 ここでは一つ一つの感染症の症状については扱っていませんが、渡航する際は、きちんと症状・予防接種について理解し、渡航者一人一人が判断する必要があります。詳しいことは、厚生労働省のページに記載されています。

「厚生労働省検疫所FORTH 海外で健康に過ごすために」

なお、6月17日現在、MERSにはワクチンはありません。感染しないよう、常日頃気をつけておきたいですね。

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