インドネシア人観光客とカメラの意外な関係性

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日本の印象と旅行者の目的

 日本には観光地が数えられないほどたくさんあり、昔からの伝統的なものと現代のものをミックスした、ユニークな国だと言われています。
京都に行けば、古き良き日本を目で見ることができ、舞妓のような体験をすることも出来ます。一方、東京に行けば、現代の最先端技術が溢れる日本を感じることができるので、観光客にとってどちらも欠かせない魅力的な場所となっています。

 最近では、年々日本に来るインドネシアの観光客が増加しています。その目的は、家族や友人と旅行するという場合が多いようです。また、ここ数年の傾向として新婚旅行のために日本に来るカップルも増えており、インドネシアの有名な歌手アンディンさんも、実際にご主人と一緒に、日本へ新婚旅行にきました。

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写真好きのインドネシア旅行客とSNSシェア

 日本に観光に来る多くの人は、桜が咲いている4月の上旬や、雪が降る12月〜2月の時に来ています。インドネシアは一年を通して温暖な気候で、日本のように四季がある国ではないため、今まで感じることが出来なかった桜や紅葉や雪といった、季節特有の光景を楽しみに日本に訪れているようです。

 このような綺麗な景色は旅行中に体験するだけでは、なかなかもの足りないと感じる観光客が多く、ほとんどの人がその場で写真を撮り、SNSに写真を投稿します。このようにインドネシア人はどこかへ旅行すると、必ず写真を撮る文化があります。その理由は、自分の友人やその他大勢に、「自分はこんな場所に行ったことあります!」と伝えたい気持ちが強いからです。

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 東京のディズニーランドのような、レジャー系の施設でも同じことが言えます。例えば、インドネシア人はアトラクションに並んで乗るという楽しみ方をするよりも、園内の人気スポットで写真を撮って楽しむという方が多いという特徴があり、その文化をよく表しています。(その後、InstagramやFacebookなど各種SNSに随時様子を投稿することが ほとんどです。)

また、綺麗な紅葉で人気な、富士山の河口湖の例では、景色を目で見て楽しむよりも、紅葉をバックに自分の写真を撮るインドネシアの観光者が非常に多くなっています。日本に比べても撮る写真の多くは、紅葉の景色のみを映すだけではなく、自分の顔も映るように写真を撮るという傾向が見られます。

大人気の自撮り棒(selfie)

 また、一眼レフを持ちながら観光するインドネシア人も多く、原宿や渋谷に行けば、まるでプロのカメラマンのように,高価なカメラを持ちながら歩く人を見つけることができるでしょう。一般人でも、写真を撮ることが好きというだけで、高価なカメラを購入する事が多々有ります。このような写真文化は、インドネシア人にとって身近なものとなっています。(日本とインドネシアのカメラ類の価格は、日本の方が少し安いこともあり、日本旅行の最初にカメラを一台購入しそのまま旅行を楽しむという人も少なくないようです。)

インドネシアにはこのような写真好きが多いという文化があるため、一眼レフの有無や年齢・性別に関わらず、ほとんど全員が自撮り棒を持って日本に訪れています。今やインドネシアではカメラ屋・オンラインショップ共にあらゆる場所で自撮り棒が販売がされています。特に若者の間でこの自撮り棒が人気で、持っていて当たり前というのが最近の風潮です。

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 しかし,東京ディズニーリゾートをはじめとする一部の観光地では、自撮り棒の使用を禁止する場所も出てきています。その原因の一つとしては、マナーの範囲を超えた自撮り棒の使用が挙げられます。

実は、以前まではディズニーリゾート内でも「アトラクションの搭乗中を除いて」自撮り棒の使用が可能でした。しかし、これはどの地域の人にも共通して言えることですが、一部の観光客が、アトラクションに乗っている最中に自撮り棒を使用し、他の観光客に迷惑をかけてしまったことがきっかけで、自撮り棒全面禁止に切り替わりました。

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一部このような事例もありますが、日本のユニークな文化への関心度は年々高まっており、インドネシアもその一つです。東京オリンピックの影響もあり、今後もどんどんインドネシアからの旅行者は増えていくでしょう。

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