台湾インフルエンサーが辛口採点!地方の魅力〜千葉県〜

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爆買いもひと段落し、「モノ消費からコト消費へ」とトレンドが読みにくくなるインバウンド市場で、次なる訪日観光客のネクストトレンドを洗い出すべく弊社と付き合いの長い台湾インフルエンサー数名と協力し、地方の魅力を洗い出します。

台湾インフルエンサー(ブロガー)から見た千葉県の魅力

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第一弾として選定したのは、東京ディズニーランドや成田空港を擁する千葉県。ただ、千葉県全体で台湾人にウケる観光地はどこか?そもそも台湾人に千葉県はどのように思われているのでしょうか?

結論から言うと、一番多い回答は「千葉県=東京」というイメージでした。インフルエンサーだけではなく、多くの一般の台湾人が千葉県を知りませんでした。それは無理のない話で、「東京」ディズニーランドだし、2004年まで成田空港は「新東京」国際空港だったことを思えば納得のいく回答です。

とはいえ、千葉県には四季があり、美しい房総・九十九里の海岸線があります。十分に千葉県単体の魅力で戦っていけると確信し、別案件で来日したインフルエンサーを幾つかの観光地へ実際に案内しながら千葉県の魅力の洗い出しを行いました。

地方への外国人観光客集客キーワード

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「台湾現地の有名観光地との差別化」

「台湾人の観光地の楽しみ方」

「台湾人の温泉文化」

この3つが日本の地方へ台湾人観光客を集客する重要なキーワードです。それでは早速見てみましょう!

【房総半島、九十九里半島の海岸線】

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そもそも台湾は九州と同じくらいの面積を持つ、島国であり、当然ながら海に囲まれた国です。台湾の有名な観光地として「野柳地質公園」など、有名な海岸沿いの観光地がたくさんあります。また、そもそも日本より暑い台湾では海水浴は一般的なアクティビティであること、海水浴に行くなら飛行機のチケットや物価が安いタイなどの東南アジアに行くという声も上がりました。

つまり、「美しい海岸線」「海水浴が楽しめる」というだけでは台湾人には刺さりにくいのでは?とのこと。今回のアテンドでもややスルーされました。

【季節ならではの美しい花!三陽フラワーミュージアム】

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千葉氏稲毛区にある「三陽フラワーミュージアム」は、四季折々の花を見ることができる美しい博物館です。結論から言うと、ここが予想外に(筆者にとっては予想どおり)ドハマりしていました。その理由は、中華圏の人に特有の「写真文化」「SNS文化」にあります。

筆者が台北現地で台湾ブロガーと同行取材を行っていた頃のこと、「陽明山」という台北で有名な観光地の紫陽花畑の取材に同行しました。確かに紫陽花はきれいでしたし、多くの台湾人カップルで賑わっていました。驚いたことに、誰も紫陽花を愛でるということは行わず、ただただ女性が紫陽花の前で堂々とポーズを決め、写真を撮っていました。よく写るアングルなのか、ある場所は順番待ちが行われており、また、撮った写真は必ずSNS(Facebook、Inatagram 等)でシェアをするとのこと。

台湾人ブロガーに聞いたところ、これは台湾人女子にとっては当たり前の行動で、美しい観光地、中でもその季節でしか体験できないものの前で写真を撮るということが重要であり楽しいそうです。日本でも同様の現象が見られますが、明らかに日本人女子とは異色の文化を感じました。また、撮った後の写真の加工に関してもためらいがなく、スマホカメラのフィルターなどで大胆に写真を加工し、より美しく見せるということが当たり前のように行われているようです。

この時の驚きがあったので、「三陽フラワーミュージアム」での行動にも納得がいきました。ちょうど筆者達が訪れた時期は6月で、ラベンダーが見ごろであり、館内ではジューンブライド特集が行われていました。余談ですが、台湾でも結婚するなら6月が縁起が良いそうです。とはいえ暑いので大変みたいですが。

あえての辛口コメントを出してもらうと、「三陽フラワーミュージアム」には中国語のサイトや台湾人のブログなどがないため、旅行前の行動動線に入りにくい、とのことでした。

【恋人の聖地より日本夜景遺産!千葉ポートタワー】

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千葉市にある千葉ポートタワーは、言わずと知れた千葉のランドマークとして有名ですが、高い塔を見慣れた台湾人にとってはあまり珍しくもないようです。正直全く良いリアクションを得られないまま、入り口まで訪れました。しかし、入り口であるPOPを見てその反応が激変しました。それは「日本夜景遺産」という日本人でも知らない称号でしたが、台湾人にとってはとても重要みたいです。確かに、実際に塔に登ると、美しい海辺の景色や千葉の工業地帯など、確かに夜であれば美しいんだろうなと感じるところが多かったです。

写真の美しさを重要視する台湾人女子にとって、「日本夜景遺産」という「夜景が綺麗」な称号はとても価値があるみたいです。皮肉なことに、千葉ポートタワー側が準備していた「恋人の聖地」としての部分はあまり刺さっていないようでした。なぜ「恋人の聖地」なのかわからない、とのこと。
これは往々にしてあることで、実際に台湾人を呼ぶことや、台湾人のインフルエンサーを呼んで魅力や訴求点の洗い出しを行うことの重要さは、この点にあります。

【台湾では収穫不可能!ブルーベリー狩り】

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千葉県八千代市にある「安原農園」にご協力いただき、ブルーベリー狩りを行ってきました。あまり知られていませんが、千葉県の八千代市〜印西市エリアではブルーベリー狩りが盛んで、夏の時期は美味しいブルーベリーを食べることができます。

なんと、台湾ではブルーベリー狩りをすることができないこと、また、ブルーベリーは美容と美白に良いとされ高値で取引されていることなどの理由により、ブルーベリー狩りも大好評でした。

と、いうのも台湾女子はその気候から美白に強い憧れを持っており、美白に良いとされるものにとても弱いということがあります。また、ブルーベリー狩りをしている様子はSNS映えすることも大好評の理由としてあげられていました。値段は少々お高めですが、台湾現地で購入するよりも圧倒的に安いため、あまり気にならないようです。

ここも課題は三陽フラワーミュージアムと同様で、中国語のサイトや台湾人のブログなどがないこと、さらには台湾人にとってはここまで来ることがとても大変なため旅行前の行動動線に入れることができないとのこと。しかし、日本現地ならではの体験であることから、その秘めたポテンシャルは高いと考えられます。

【観光地として選ばれにくい千葉県の温泉施設】

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ある台湾人の日本通と話をしていて驚いたのですが、台湾人は公衆浴場で他人へ裸を見せることが恥ずかしいみたいです。これは一部の台湾人だけだと考えていましたが、今まで出会った台湾人のほとんどが「恥ずかしい」と回答していることから、これは間違いない結果です。(ただし水着は除く。)

実際、千葉県の有名温泉施設への案内を勧めてみましたが、どうもこの点があり温泉には行きたがりませんでした。千葉県の有名温泉施設は、例えば広いオーシャンビューの大浴場が名物だったりするので、台湾人は選びにくいみたいです。

逆にこの傾向は今まで観光客の集客にうまくいっていなかったところがチャンスであると考えています。具体的に、どのような温泉であれば行ってみたいかを台湾人へヒアリングした際、理想としてあげられていたのは「個室の露天温泉があり、日本らしい景色を楽しめること(部屋にあるのが一番良い)」ことでした。この条件を逆手に取り、台湾人の訪日動線をきちんと引いてあげられればオフシーズンの集客源になりえるかもしれませんね。

余談ですが、多くの台湾人は「温泉」というものを理解しており、例えば浴室で泳いだりということはしません。ただし、大浴場で裸を見せる文化などがないため、そこの点だけ要注意です。

【まとめ】

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いかがでしたか?インフルエンサーとの1日の行動を通し、こんなにもたくさんの気づきを得ることができました。
インフルエンサーによるリサーチを行った場合のメリットは魅力の洗い出し以外にもあって、インフルエンサー同士の横の口コミを得ることができることや、SNSでの拡散が見込めたりなど、プロモーションでもメリットがいっぱいです。

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弊社では引き続き台湾人インフルエンサーに協力してもらい、地方の魅力を洗い出し、一人でも多くの台湾人観光客が日本を訪れるように協力をしてまいりたいと思います。また、今回の記事で書いた気づきは、ほんの一部です。もっと詳しく話を聞いてみたい企業さん・自治体さんは遠慮なくお問い合わせください。また、そもそもうちの自治体へ来て欲しい!という場合も、まずはご相談ください!

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