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韓国NAVERリスティング広告始めるなら!超。わかりやすくNAVER ADを解説

こんにちはLIFE PEPPERの都所です。今日は韓国NAVERのリスティング広告「네이버 광고(NAVER AD)」を徹底的に解説していきます。

基本的に日本企業さまがNAVERリスティング広告を利用する際は、代理店を通してアカウントを開設することが多いと思いますが、運営が不透明だと不安な点も多いかと思います。

弊社も多数お手伝いさせて頂いてる「韓国向けのNAVERリスティング広告」の内側を解説していきます。

知識として知っておくだけでなく、将来的に韓国人スタッフを雇って、自社で韓国NAVERリスティングを運営する際にも役立つ記事になると思います。

NAVERリスティング広告はGoogleやYahooのリスティング広告とは仕組みが異なる。

韓国NAVERリスティング広告は、検索エンジンNAVERが提供する検索広告です。検索広告は検索エンジンの仕組みに大きく左右されるのですが、NAVERは独自に作られた検索システムのため、Googleリスティング広告とは仕組みが異なる部分がいくつもあります。

その違いについて一つ一つ解説をして行きます。

NAVERリスティング広告の特徴① 大量に表示されるリスティング広告

まず一つ目の違いは、リスティング広告の表示枠が大きく用意されているという点です。

こちらの図をご覧ください。

Googleでは最大3個表示されるリスティング広告ですが、韓国NAVERでは10個まで表示されます。ページ下部にも表示されるエリアがあります。

また広告部分のみ背景が黄色く着色されているため、ユーザーが広告として認識するという特徴があります。

実は、こちらの記事(これさえ読めば韓国SEO対策マスター!できないと呼ばれるNAVERのSEO対策の秘策)でも触れさせて頂いたのですが、韓国NAVERではそもそも企業サイトが広告以外の手法で上位に表示されることがほとんどありません。そのため、たくさんのリスティング広告の枠が設けられ、多くの企業が利用しているという背景があります。

NAVERが産んだ韓国人検索ユーザーの行動傾向

WEBサイトが表示されづらいという検索システムを用意しているため、NAVERは代わりにリスティング広告での集客が行われるようにシステムの調整をしています。

それが、たくさんのリスティング広告表示・黄色く目立たせた広告表示エリアです。

このようなNAVERの仕組みがあるため、韓国人は「リスティング広告をじっくり比較して、利用するWEBサイトを選ぶ」という独自の行動傾向を持つようになりました。

NAVERリスティング広告の特徴② 完全一致方式の広告出稿

リスティング広告は検索者が実際に検索したキーワードに合わせて、広告を配信するというプロモーション手法です。広告出稿をする際には、このキーワードを手動で設定して、キーワード毎に使用する広告単価を決めていくのですが、NAVERは完全一致方式、Googleは部分一致方式と完全一致方式を取っています。

どのような違いかというと、NAVERの完全一致方式は「広告を出したいキーワードの組み合わせを全て、網羅して手動で設定する必要があります」

一方Googleは部分一致方式も採用しているため、キーワードを網羅せずに一部のキーワードを設定するだけで、広く広告出稿を行うことが可能です。

文章ではわかりづらいと思いますので、下記の図をご覧ください。

このようにシステムの違いによって、広告の設定方法が異なります。

韓国NAVERでリスティング広告を出稿する際には、全ての言い回しを予想して、設定する必要があります。

このキーワードの予想には、NAVERが提供するKeyword Toolを使用するのが有効です。

NAVER広告のアカウント開設後の管理画面から利用可能なGoogle Ketword Plannerに近いツールです。

NAVERリスティング広告の特徴③ 広告文の表示形式/入稿形式

リスティング広告は、広告を出稿するキーワードとその広告文の組み合わせです。ここまでで、キーワードについては解説したため、ここからは広告文について解説します。

こちらの図は広告文を作成する管理画面となります。NAVER広告では以下のような制限の中で広告文を作成することができます。

■入稿規定
タイトル:15文字以内 

サイト名を含む紹介文:45文字以内

表示URLサイト登録時のURL:70バイト以内

リンク先URL表示:1,024バイト以内

特徴としては、若干表示できる文字数が少なく、Googleで利用できるような手法の広告表示オプション(通常よりも広い幅で広告を出稿できるオプション)も利用できないため、短い文章で以下に魅力を伝えるかが重要になります。

またGoogleではSEOで上位に上がっているコンテンツとリスティング広告が競合しますが、NAVERではリスティング同士での競合はあるものの、一般コンテンツとの競合はほぼありません。

つまり、WEBサイトにたどり着きたいユーザーは、リスティング広告同士を比較検討します。そのため、目を引くような表現も大事ですが、具体的なメリットを提示することが重要と言えます。

下記の図は実際のリスティング広告の表示になります。

日本ひとり旅と検索した際のリスティング広告

表示量・色ともに目立つデザインとなっています。

まとめ

韓国NAVERリスティング広告の大きなポイントをまとめました。細かい部分では、まだまだ他にもGoogleとの違いは多くあります。単純に代理店に依頼するだけではなく、最低限の知識は押さえておきたいですね。また将来的には韓国人スタッフが社内にいてプロモーションを自社で行える状態が理想だと思います。

それまでの準備期間、もしもリスティング広告を実施してみたいのであれば、LIFE PEPPERでも実施可能ですので、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社 LIFE PEPPER
執行役員
都所 遼
LIFE PEPPERで、WEBマーケティングと訪日外国人向けのリサーチ事業を立ち上げ。オウンドメディア運用でのノウハウを元にSEO対策などWebサイトマーケティングを提供している。また、4年以上にもわたる韓国人との関わりをもとに韓国インバウンド事業の中心メンバーとしても活躍している。
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