近年、日本を訪れる外国人旅行客が増えています。一般的に外国人旅行客が日本を訪れる時、事前にインターネットで情報を集め、何処へ行くか、何を買うかといったことを決めてから訪れる人が多いです。そこで、彼らが日本で体験したり買いたい物の情報、「インバウンド需要」を取り込むために効果的なマーケティング施策を5つ紹介し、解説していきます。

インバウンド需要って何?

インバウンド需要とは、「インバウンド(inbound、外国人旅行客を指す)」と「需要」を合わせた言葉で、外国人旅行客にとって需要のある物や事柄のことを指し、「インバウンド消費」と近い意味合いを持ちます。

インバウンド需要を取り込むためには?

インバウンド需要を取り込み、消費をしてもらう施策として一般的なのが、Webマーケティングです。Webマーケティングを行う利点としては、自社の商品に興味があるターゲットを明確に把握できたり、街頭などでマーケティング施策をするより費用対効果が良い点が挙げられます。

Webマーケティング施策を行うまでの手順

まずは何から始めればいいの?

Webマーケティングを始める上で最も重要なのが、自社の商品を買ってもらいたいターゲット層を設定し、実際に行う施策を決定することです。これをせずにいきなりWebマーケティングを行っても、想定した効果が得られませんし、膨大な費用と時間を無駄にしてしまいます。こうならないために必要な4つのステップを解説していきたいと思います。

ステップ1:ターゲットのユーザー像を設定する

まずは需要のある、つまり自社の商品に興味を持っている、または商品を売って行きたいターゲット層を設定しましょう。これは想定できる範囲内で、できるだけラフに手早く書き出して行きましょう。これをこの後のステップでブラッシュアップして行きます。

ステップ2:ターゲットが行うステップを想定する

これはターゲットとなる人物が、自社の商品の購入に至るまでの経緯を想定します。想定できる経緯を図にしたものがあるので見て行きましょう。

LISKULより(http://liskul.com/wm_step4-7953)

まずは全く興味や関心のない日常生活層があります。これらの層に興味や関心を持ってもらうには大きく気持ちを動かすきっかけが必要となります。

次に関心ありの層です。この層は、商品名を知っている、少し興味があるなどの潜在的な顧客です。その商品に関する情報には積極的に反応を示しますが、能動的に情報収集をしようという段階には至っていません。ですのでこれらの層に影響を与えるには、積極的に情報を流すことが重要です。

次の層は何らかのきっかけがあり、能動的に情報収集を開始した層です。具体的な情報収集行動は、Web上での検索、知人に話を聞くなどの行動があります。これらの層に影響を与えるには、検索されやすいサイトを作る、広告をかける等の手段が考えられます。

最後に比較検討層です。この層は既に商品を買うことを決めていて、実際に買うときにどの商品がいいかを比較し、検討している段階です。この層は比較する段階で自社のサイトに訪れている可能性が高いので、他社との差別化や優れている点をアピールしていくことが重要です。

ステップ3:キーワードの設定

ターゲット層、マーケティングが効果的な段階が見えてきたところで、実際にマーケティングしていく際のキーワードを設定しましょう。この際に非常に便利かつ効果的なツールが、「GoogleAdwordsキーワードプランナー」です。ターゲットが検索すると想定されるキーワードをキーワードプランナーで調べると、そのキーワードが月間どれくらい検索されるかを見ることができます。検索回数が多いキーワードほど需要が高いと言えますが、競合となるサイトも多いため、効果的なマーケティングが重要となってきます。

ステップ4:これらをまとめ、実際に行う施策を決める

ここまでのステップをまとめたものから、どういった場面で施策を行いたいか、どういった層ターゲットとするか、どの施策を行うかを決定します。実際にどのような施策があるか、どういった地域や層に効果的か、ここからは5つの施策を解説していきます。

参考:LISKUL(http://liskul.com/wm_step4-7953)

効果的な5つのWebマーケティング施策

1つ目:サイトの多言語化

まず基本中の基本なのが、サイトの多言語化です。インバウンド需要を取り込みたいのに、サイトが日本語にしか対応していないのであれば取り込むことはほとんどできません。なので日本語だけでなく英語や、自社製品をアピールしていきたい地域の言語に対応させることは必須と言えます。しかし一概に多言語化といっても、ただサイトを翻訳するだけでは良いわけではありません。対象となる国に合わせた色使いや画像など、相手の文化に配慮することも重要です。

参考:ラウンドナップ・コンサルティング(https://www.roundup-consulting.jp/website-localization-tips/)

2つ目:Facebook運用

Facebook運用は主に台湾向けのマーケティング施策としてよく使われています。Facebookを通してユーザーと関わり、情報を発信することができます。Facebookの特徴として原則実名制があり、Twitterなどの比較的オープンなSNSに比べ商品の購入に至る成約率が高いのが特徴です。また、企業アカウントの複数人での運用や、Facebook内での広告や解析機能を使用することができるので、非常に効果的なマーケティングを行えます。しかしFacebookに限った話ではないのですが、SNSの運用は中長期的な運用が必要です。短期間で結果を出そうとせず、興味を持ってくれたフォロワーと密接な関係を築き上げていくことが重要です。

参考:WEB DESIGN FAN(http://www.webdesign-fan.com/facebookpage-melit-demerit)

3つ目:Youtube広告

Youtube広告は主に韓国に向けたマーケティングに適しています。Youtubeで動画を再生する時、動画が始まる前に流れる広告と、関連する動画欄の一番上に表示されるものがYoutube広告です。Youtube広告は、GoogleAdwordsのTrueViewというサービスを使うことで広告を出せます。Youtube広告の特徴として、費用対効果が非常に高いところです。TrueViewは30秒以上の再生もしくはクリックやアクセスがあった時にのみ料金が発生するので興味のあるユーザーに対して効率的なマーケティングができます。

参考:LISKUL(http://liskul.com/youtube-ad-16073)

4つ目:インフルエンサープロモーション

インフルエンサープロモーションは、インフルエンサー(インターネット上で強い影響力を持つ個人を指す)を起用したプロモーションで、InstagramやYoutube等で企業が発信したい情報をインフルエンサーに発信してもらうことができます。インフルエンサーは芸能人などより比較的消費者に近い立場にいるため、消費者は親近感を感じ、非常に共感や興味を持って貰える可能性は高いです。しかし、ただ有名なインフルエンサーに依頼すればいいのではなく、ターゲット層に近いインフルエンサーを起用することが重要です。

参考:Fashionsnap.com(http://www.fashionsnap.com/the-posts/2016-06-14/influencers/)

5つ目:リスティング広告

リスティング広告はコンバージョンに最も近く、どんな施策にも共通して使える手法です。また、クリックされた時のみ料金が発生するため、費用対効果が高いことも特徴です。より具体的なキーワードを設定することが重要です。しかしリスティング広告は入札制のため、競合の多いキーワードは非常に高価になってしまいます。

参考:ferret(https://ferret-plus.com/662)

まとめ

もし「Webマーケティングを行いたい!」と思っても、すぐにWebマーケティング施策を行うのではなく、今回解説した「ターゲット層の設定」、「ターゲット層に合った施策を行う」の2点を意識することで、費用を抑えつつより効果的なマーケティングを行うことができます。