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【海外アフィリエイトやり方】アフィリエイト広告集客の効果的施策とは!?

越境ECや海外向けのITサービスでも海外アフィリエイトは積極的に活用していきたいところです。
しかし海外アフィリエイトサイトを自前で作成するのは、ハードルが非常に高いのも事実。
そのため今回はASP(Affiliate Service Provider)を経由して、海外のブロガーなどにアフィリエイトを依頼する方法についてご紹介させていただきます。
日本におけるASPに該当するものは、国毎に事業者や利用方法などに違いがあるため、その点を中心に解説します。

そもそもアフィリエイトとは?

アフィリエイトとは、成果報酬型のインターネット広告のことです。
自分で制作したブログやWebサイトを経由し、ユーザーが広告をクリックすることで収入を得ることができるのがアフィリエイトの魅力です。
アフィリエイトで報酬を得るには、ブログ・Webサイト作りから始まり、商品の魅力を伝える文章力や見やすいデザイン、ユーザーに飽きさせないよう適度に更新をするマメさなどが必要になってきます。
通常アフィリエイトを行う場合は、広告主はASPに対して広告出稿を申し込みます。この際に、販売する商品などのサイトのURLや報酬額なども合わせて出すことになります。
アフィリエイターは、このASPに掲載された広告主から自分のサイトに載せる商品を選択します。
そして選択した商品を自分のサイト上に記載し、そのサイト上のリンクから商品サイトへと訪問したユーザーが実際に商品購入に至ったか、メールアドレス登録したか、といった成果ポイントをトラッキングして、報酬の支払いの有無を判別するのです。

海外アフィリエイトのやり方


海外のアフィリエイトにおいても、基本的なアフィリエイトの仕組みは上図のようになっています。
ブロガーやインフルエンサーはもちろん、主婦や会社員でも手軽にアフィリエイトメディアを介して商品紹介を行うことで報酬を得ることができます。
一方広告主は商品が売れた際に売上の一部を成果報酬として支払います。
日本におけるASPに該当する事業者は、アメリカではAffiliate Networkと呼ばれます。
アメリカでアフィリエイトで集客を行う場合には、オンライン広告の種類と、それぞれのメリット、デメリットを知ることが必要です。
アメリカのアフィリエイト &オンライン広告は、報酬発生の条件の違いによって、CPM /PPM、CPC /PPC、CPA/PPA(CPS/PPS)の3種類に分類できます。
このうち、日本でアフィリエイトと認識されているのは、CPA/PPA(CPS/PPS)型の実際に物品の購入があった場合広告費が発生するタイプのものです。
閲覧者が広告をクリックするだけでなく、さらに物品、サービスの購入した場合(CPS)、またはメールアドレス、電話番号などを登録(CPA)して始めて報酬が発生します。

各国の主要なAffiliate Network

海外アフィリエイトで広告主となるには、国毎のAffiliate Networkに登録する必要があります。
ここでは、各国の主要なAffiliacte Networkをご紹介いたします。

CJ Affiliate(コミッションジャンクション)アメリカ

◼️参考
CJ Affiliate:https://www.cj.com/

CJ Affiliateは、アメリカ、カリフォルニアに本拠地を置くASPです。最も長い歴史を持つプロバイダーの一つで、Fortune 500の大企業や、オンラインの小売業界などが利用しています。
最近ではドローン型カメラで有名なGoProや、大手オフィス用文具チェーンのOfficeDepoなども利用しています。
報酬の還元率が高く設定されているため、有力なブロガーを数多く抱えています。したがって、効果の高いアフィリエイト広告を出稿することが可能になります。
また、アフィリエイターとは個別に広告契約を結ぶため、申請のあったアフィリエイターを審査することで、広告の掲載が開始されます。
CJ Affiliate 公式サイト

Rakuten Affiliate Network (Rakuten Linkshare) 欧州・アメリカ

◼️参考
Rakuten Affiliate Network:https://rakutenadvertising.com/affiliate/

Rakuten Affiliate Networkは、楽天が運営するAffiliateNetworkです。
アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、イタリア、ブラジル、ドイツに対して、アフィリエイト広告出稿が可能です。
日本語での出稿も可能なため、利用のハードルは低く、複数の国に対して同時に出稿ができるのも魅力です。
Rakuten Affiliacte Network 公式サイト

Affiliates.com.tw 台湾

◼️参考
Affiliates.com.tw:https://www.affiliates.one/zh-tw/

Affiliates.com.twは台湾最大級の ASP サイトです。
台湾では 1,500 以上の広告主が商品やサービスを掲載しており、3,000 以上のアフィリエイターが利用してます。
ブログや SNS 以外でも、掲示板サイトや比較サイト、EC サイトなどを含めて幅広く掲載されているため、今までリーチできない面にもアクセス可能になります。
Affiliates.com.tw 公式サイト

LinkPrice 韓国

◼️参考
LinkPrice:https://www.linkprice.com/

LinkPrice は韓国最大級の ASP サービスです。
現地大手ポータルのTmon や 11 番街など、400 社以上の広告主が商品を掲載しています。商品・サービスのカテゴリー数は 300,000 を超えており、多くのアフィリエイターが参加する ASP サービスです。
LinkPrice 公式サイト

海外アフィリエイトを成功させるために必要なこと


海外アフィリエイトを成功させるために、以下二点を特に検討する必要があります。
①海外のアフィリエイターによってメディアに数多く掲載をしてもらえるか
②アフィリエイトサイトからの誘導に対して、コンバージョンを高く維持できるか
これらは日本でのアフィリエイトでも同様ですが、海外だからこそのハードルの高さもあり、具体的には以下の点を踏まえることが大切です。

広告費を踏まえた販売価格の設定

アフィリエイトでは、利益と集客のバランスを考えて、製品の販売価格と報酬額を決定する必要があります。
海外アフィリエイターにとって、報酬金額承認率はメディアに掲載するアフィリエイト広告を選定する基準となります。
報酬金額が高く設定すると多くのアフィリエイターを集めることができますが、商品やサービスの粗利を圧迫してしまいます。
また承認率をあげるために、報酬発生の条件を低めに設定してしまうと、こちらも同じく利益の低下の原因となってしまいます。
報酬金額と承認率も鑑み、バランスの良い販売価格の設定が大切です。

国毎に最適化されたランディングページを作成

海外のアフィリエイトでは、商品の購入率を高めるためにターゲットの国毎に適したランディングページ(※1)を作成する必要があります。
アフィリエイターが御社のサービスや商品のアフィリエイト広告をアフィリエイトメディアに掲載したとしても、それだけでは売上には繋がりません。
最終的には、彼らのメディアサイトのリンクから、あなたの販売サイトに対して誘導があり、そこで商品が実際に購入される必要があります。
※1 ランディングページとは、アフィリエイト広告にリンク元を設定し、1ページで問合せ・資料請求・購入などを促す独立したページのことです。

日本と海外のランディングページの違いとは?

日本とアメリカのランディングページを比較すると、下記のような特徴に分けられます。

◼️参考
チョウタツ王:https://choutatsu-o.com/

*参考例なのであえて画像をぼやけさせています。
日本のランディングページは縦スクロールが長く、テキストや写真画像が多いのが特徴です。デザインは比較的派手であり、ボタンサイズも大きくなっています。
日本のランディングページでテキストや写真が多いのは、日本人は一般的にサイト内の文字をよく読み、多くの情報を得た後に購入するか否かを決定すことが多いためです。

◼️参考
 Freshbooks:https://www.freshbooks.com/

一方、アメリカのユーザーはあまり文字を読まない傾向にあります。
そのため情報を少なくし、洗練されたデザインのランディングページが訴求力が高いといえます。
これら特徴をふまえ、海外アフィリエイトで利用するランディングページを作成する必要があります。

アフィリエイターにとって商品の知名度はあるか

アフィリエイターに広告記事を掲載してもらうためには、海外でも商品の知名度が重要です。
アフィリエイターが自らのメディアサイトに掲載する商品やサービスを選択する際、自分に馴染み深いものを掲載する傾向にあります。
アフィリエイトメディアでは、商品の紹介や評価などを詳細に記載する必要があるため、馴染みが薄ものだと、どうしてもメディア用の記事を書いてもらうのは難しくなるからです。
知名度の低さを打破するために、海外のブロガーに体験談の執筆依頼を行ったり、商品のサンプリングを行うといった対策も検討すると良いでしょう。

海外アフィリエイトの注意点


海外アフィリエイトを行う際には、普段使い慣れていないAffiliateNetworkの事業者を利用すると、思わぬ落とし穴がある可能性も否定できません。海外アフィリエイトでよく失敗してしまう注意点についてご説明いたします。

一括で掲載されてしまうケースがある

利用するAffiliate Networkによっては、広告主側で個別にアフィリエイターを審査をせずに、申請されたものがそのまま掲載されるものもあるようです。
著作権侵害の恐れがあるコンテンツを配信しているなど、著作権など法的な認識に疎いアフィリエイターも中には存在します。このようなメディアに商品等が掲載されていると、商品の質を疑われかねません。
自社製品・サービスの質を損ねないためにも、事前審査はあるべきでしょう。利用するAffiliate Networkをよく確認するようにしましょう。

固定費がかかるケースがある

アフィリエイト広告は成果報酬型ですが、Affiliate Networkによっては固定費がかかる場合もあります。
多くの国で出稿したいからといって、むやみに出稿するAffiliate Networkを増やすと固定費の負担が増大する可能性があります。
Affiliate Network毎の料金体系を事前にしっかりと把握しましょう。

まとめ

海外アフィリエイト広告を使用し集客するには、ターゲットとする国毎のアフィリエイト市場を理解した上で適切な対応を行う必要があります。
これらを日常の業務と並行しながら自らリサーチして出稿するのは困難でもあるため、海外ASPとのネットワークのある国内事業者に一括で依頼するのがおすすめです。

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