百度のリスティング広告とは、その特徴や運用のポイントを紹介

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中国に自社商品やサービスを売り出したいと思うものの、「中国への広告の出し方がわからない」と悩んでいる企業様は多くいます。

中国でリスティング広告を行いたい場合は、中国最大の検索エンジン「百度」がおすすめです。

この記事では「中国百度のシェア率」「マーケティングでの活用方法」「中国人と日本人の検索習慣の違い」「中国でもWEBサイトを正しく表示させるための注意点」などを紹介していきます。

百度の利用者数

まずは、百度が中国でどれくらいの利用者を獲得しているのか、具体的な数字をもとに見ていきましょう。

調査会社のStatCounterが発表しているデータによれば、中国における百度のシェア率は78%と、圧倒的な存在感を放っています。

参考:StatCounter「Search Engine Market Share China」

https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/china

また、月間ユーザー数は6億人を超えており、その規模の大きさは他の国の利用状況と比べても圧倒的です。

ここまで百度が利用されている理由の一つとして、中国本土ではGoogleが検閲対象となっている点が挙げられます。中国ではGAFAをはじめとする海外のWebサービスは軒並み利用が禁止されており、正規の方法ではこれらにアクセスはできません。

そのため、中国ではBaiduのような国内初のサービスを利用しなければいけないことから、このような割合となっているのです。

逆にいうと、中国では日本ほど豊富なWebサービスも存在しないため、少数の大型サービスに人が集まる傾向にあります。そのため、中国向けのリスティング広告にはBaiduへの掲載が欠かせないのです。

百度リスティング広告とは

百度リスティング広告もまた、Google同様に百度の検索ユーザー向けに効果的な広告表示を行ってくれるサービスです。

検索結果に関連した広告が表示され、クリックが会った際に料金が発生するという、従量課金制を採用しています。

すでにGoogleリスティング広告を利用したことがある人であれば、スムーズに運用を始められるでしょう。

また、百度とGoogleでのリスティング広告の違いとしては、百度はよりマルチメディアな運用ができる点です。Googleではテキスト主体の広告となるのが一般的ですが、百度の場合は画像や動画など、テキスト以外の表現も可能になっています。そのため、ユーザーに対してより印象的な広告効果を期待できます。

百度リスティング広告を利用すべき理由

百度のリスティング広告を利用するメリットを、改めて確認しておきましょう。

圧倒的な利用者数

百度はなんといってもユーザー数が魅力のサービスです。月間6億人を超えるユーザーは、中国本土からのアクセスはもちろん、世界各国の中国系の人々からのアクセスも含まれています。

というのも、百度は中国人の利用に特化したサービスであるため、言語設定やアルゴリズムなど、何かと彼らにとって都合の良い設計になっているためです。

唯一の検索エンジン

中国本土には百度以外にもいくつかの検索エンジンが存在するものの、実質百度が唯一の検索エンジンとして扱われています。

複数の検索エンジンに出稿する必要がないと考えることもでき、百度の使い方さえ理解できれば中国向けのWeb広告施策は満足できるレベルに達します。

高い訴求力

百度に限ったことではありませんが、リスティング広告は訴求力の高い施策として評価されています。

検索結果に連動して広告が表示されるということは、検索者のニーズに最適な形で商品を紹介できるということです。

欲しい情報・欲しいサービスや悩みを抱えている人を検索エンジンが検出し、それに見合った広告を表示してくれるということなので、不特定多数へのキャンペーンよりもはるかに効率的なためです。

百度は中国向けの数少ないチャンネルであるだけに、この点については確実に押さえておきたいところです。

フレーズ検索の習慣がある中国での出稿のポイント

中国向けのリスティング広告を展開するにあたって、一つ気を付けておかなければいけないのが、検索方法の違い

日本のキーワード検索

日本でGoogleなどの検索エンジンを利用する場合、ユーザーは一般的にキーワードを入力して検索を実行します。

例えば「新宿 ランチ おすすめ」など、単語から「新宿でランチにおすすめの場所を探している」ということが想起できます。

検索エンジンはこのことを理解し、検索結果の上位におすすめのランチスポット紹介記事をリストアップしてくれるという仕組みです。

検索のたびに文章を入力する必要がないため、合理的な使い方とアルゴリズムである、ということがよくわかります。

中国のフレーズ検索

一方の中国の検索事情ですが、日本とは少し異なり、文章で検索する傾向にあります。

先ほどの「新宿 ランチ おすすめ」の例をこちらに当てはめてみると、「新宿にあるおすすめのランチスポット」といったように、正しく文章におこして検索を行う文化が根付いています。

そのため、百度を使ってリスティング広告を掲載する際も、このことを踏まえたキーワード設定が求められます。

単に単語の羅列によってヒットするキーワードを選ぶのではなく、どんな文脈の文章が検索された時に、その広告が表示されるようにするのかを考える必要があります。

単に「インテリア おすすめ」でキーワードを登録するのではなく、「ヴィンテージでおすすめのインテリア」など、具体的な文脈を踏まえた検索設定が必要です。

百度で利用できるリスティング広告以外の3種類の広告種類

百度の広告には、リスティング広告以外にも3種類の方法があります。ここから最適なものを選んで掲載することができるので、それぞれの特徴を理解し運用を進めましょう。

百度アドネットワーク広告

百度アドネットワーク広告は、百度が運営している動画サイトやアプリケーション向けに広告を配信できるサービスです。

性別や年齢、ユーザーの関心など様々な要素に焦点を当てたターゲティング機能や、ブラウザやアプリを問わない多様なメディアへの広告掲載ができるということで、汎用性の高いサービスです。

また、掲載料金はインプレッション課金とクリック課金の両方から選べるため、予算や目的に応じた広告運用が可能です。

1日あたり180億という驚異的なインプレッションを誇る百度のネットワークを存分に活用できます。

百度インフィード広告

百度インフィード広告は、百度が運営する公式アプリのフィードに広告を掲載できるサービスです。リスティング広告などとは違い、自然な形で広告をユーザーにアピールできるため、無理のない誘導を実現します。

広告の配信先は、モバイル版の百度検索や、百度の掲示板サービス、百度のブラウザアプリといったもので、いずれも正規のサービスかつ豊富なユーザー数を抱えるものばかりです。

積極的にクリックを促していきたい際に活躍してくれるでしょう。クリック課金なので、経済的な運用を実現します。

百度ブランドリンク広告

百度ブランドリンク広告は、自社のブランド名を検索してくれたユーザーのファーストビューを独占できるという、ユニークな広告表示です。

どれだけ他社のSEOが優れていても、あらかじめブランドリンク広告の出稿を行っておけば、他社に検索結果を先取りされてしまう心配はありません。

確実に訴求力を高めたい場合、あるいは自社名が検索されるほど、ある程度知名度が中国で出てきた際に活躍するサービスです。

Googleタグなどサイトが重くならないように注意

百度のリスティング広告は、概ねGoogleのリスティング広告と同じような運用が可能です。ただ、全く他社のサービスであるだけに、気を付けなければいけないポイントも存在します。

まず、百度は中国本土のサービスであるため、中国の検閲に引っかかることはありません。Googleなどの海外サービスが表示されないのは、グレートファイアーウォール(金盾)と呼ばれる検閲システムが敷かれているためです。

具体的なアルゴリズムは不明ですが、基本的に海外のWebサービスに関与しているとされるサイトのアクセスもまた、現地では制限の対象となる可能性があります。

Google analyticsやGoogle広告のタグなど、Googleの機能活用を前提としたサイトとして設計されていると、現地のファイアウォールに弾かれたり、サイトの表示速度が遅くなる可能性があります。

サイト表示が遅かったり表示が安定しないというのは、ユーザビリティの観点からはマイナスです。そのため、これを放置していると現地でのビジネスやマーケティングに悪影響が出てしまう可能性があります。

百度へのリスティング広告を掲載する際は、アクセス先のサイトも中国向けに設計する必要があります。

まとめ

中国では検索エンジンもSNSも、日本や他国とは大きく勝手が異なります。

そんな中で、百度は検索エンジンの中でNo.1のシェアを誇っており、このチャンネルを逃さないわけにはいきません。

中国向けのマーケティングを考えている際には、百度のリスティング広告を積極的に活用しましょう。


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