訪日中国人観光客は今どうなってる?人数や見通しをデータから解説!

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2019年、訪日中国人観光客は960万人にのぼり、インバウンド客数全体の1/3を占めました。彼らは業界のお得意様だったわけですが、2020年現在、新型コロナ騒動によって全国の観光地から姿を消しています。中には、中国人をメインの客層にしていた企業や店舗も少なくないでしょう。

では、現状の人数は具体的にどうなっているのか。そして今後の見通しはどうなのか。今打てる策はあるのか。

これらについて、観光庁などのデータを参照しながら解説していきます。

データから見る訪日中国人観光客の動向

訪日中国人の減少は、具体的にどのような推移になっているのか?まずは、これについてみていきましょう。

2020年5月までの月別旅行者数

出典:JTB総合研究所/インバウンド訪日外国人動向

2020年1〜5月の月別旅行者数は、

1月:92万4,790人(前年754,421人)
2月:8万7,220人(前年723,617人)
3月:1万365人(前年691,279)
4月:200人(前年726,132人)
5月:30人(前年756,365人) 

となっています。新型コロナ騒動に伴う渡航制限により、客数はまたたく間に減少しました。前年同月と比べると、その深刻さが一層浮き彫りになりますね。

では消費額はどうなっているのか、次に見ていきましょう。

訪日中国人全体の消費額

出典:観光庁/訪日外国人消費動向調査 2020年1-3月期の全国調査結果(2次速報)の概要

観光庁の『訪日外国人消費動向調査』によると、2020年1〜3月期、中国人全体のインバウンド消費額は2,416億円となりました。前年の同月期は4,244億だったので、そこから43%ダウンしたことになります。

1人あたりの消費額と内訳

出典1:観光庁/訪日外国人消費動向調査 2020年1-3月期の全国調査結果(2次速報)の概要
出典2:観光庁/訪日外国人消費動向調査 2019年1-3月期の全国調査結果(2次速報)の概要

訪日中国人1人あたりの消費額と、その内訳は上の画像の通り。全体の消費額が前年比43%ダウンだったのに対し、1人あたりのそれは17.5%アップしました。平均泊数が2019年:7.7泊→2020年:23.0泊へと増加したことが要因として考えられます。

客数が減る中で1人あたりの消費額が増えているのは、今後に多少の期待が持てる情報ではないでしょうか。

中国人の訪日旅行意欲はいかほど?

訪日旅行ができない状況下で、中国人の訪日意欲はどのように変化しているのか?

訪日回数3回以上の中国人に対し、株式会社プラネットとTrue Dataが実施したアンケートの結果をご紹介します。

日本への旅行計画に関する情報収集

画像:やまとごころ.jpより

訪日旅行ができない状況にあっても、情報収集は積極的に行われているようですね。旅行計画に関するものだけでなく、日本のコロナ禍についての関心も高いのが分かります。

渡航制限解除後の計画

画像:やまとごころ.jpより

「渡航制限解除後に日本を訪問したいですか?」という質問に対しては、是々非々で判断する人が多数。状況が好転すれば訪問するともとれますね。

いつ訪日できると思う?

画像:やまとごころ.jpより

「いつぐらいに訪日できる状況になると思いますか?」という質問に対しては、2020年10月ごろという回答が最も多く、時点は来年以降となりました。

しかし7月現在、日本では再び感染が拡大しており予断を許さない状態です。10月の見通しは外れ、来年以降に伸びるかもしれません。

訪日中国人旅行者へ向けて今できる施策

先行きが不透明とはいえ、中国の人々は、いつかできる訪日旅行のための情報収集を変わらず行っていることが分かりました。

となれば、こちらからは情報発信をしておきたいところ。具体的にどんな施策が考えられるのか、以下にて解説していきます。

①SNS:We ChatやWeiboなど

1つめはSNSです。

中国の人々は、訪日旅行で役立った情報源としてSNSを最も多く挙げています(*)。代表的なのは「We Chat」や「Weibo」ですね。

SNSの利点は拡散力。いいね・リツイート・ハッシュタグなど、さまざまな形で情報を広められ、しかもユーザーが自ら行ってくれますから、自社だけではリーチできない層にまでアプローチが可能なのです。

店舗の様子やキャンペーン情報など、見込み客に興味を持ってもらえるコンテンツを作っていきましょう。すでに多くの自治体や企業がアカウントを運営しているので、ぜひ参考にしてみてください。

*:日本政府観光局:訪日旅行データハンドブック2019年

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②ショートムービーアプリ:抖音(TikTok)と快手

SNSに関連して、近年の中国マーケティングではショートムービーアプリ活用も重要になっています。1分未満ほどの短い動画を投稿したりシェアし合ったりするのが主な使い方です。

代表的なのは「抖音(TikTok)」と「快手」で、どちらも月間ユーザーが数億人にのぼります。アプローチできる人数を考えると、無視するのはもったいないツールです。

動画ということで、一度に伝えられる情報量が多く、しかも言葉の壁を乗り越えやすいのもメリット。投稿をWeChatやWeiboと連携させられますし、ぜひ活用を検討してみてください。

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③口コミサイト:大衆点評

3つ目は口コミサイトです。商品やサービスを買おうか決める際、口コミを参考にする方は多いはず。中国人も同じで、第三者の感想を重視しています。

旅行口コミサイトだと、有名なのは「大衆点評」です。世界各地の観光地・グルメ・宿泊・ツアー・交通といった情報と、消費者によるレビューが掲載されています。

「大衆点評は訪日中国人客の45%が利用している」というデータもあるほどの巨大サービスです。以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にどうぞ。

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大衆点評とは?簡単な使い方とマーケティングでの活用方法をご紹介

まとめ

今回は、コロナ禍における訪日中国人観光客について、その動向や今後の見通し、そして今打てる施策などを解説してきました。

2020年7月現在、人数の減少は危機的な状況にあります。ただ、1人あたりの消費額はアップしていたり、比較的早い時期の訪日需要回復が予想されていたりと、少なからず明るい情報も見られました。

今すぐに来てもらうのは叶いませんが、将来のためにSNSや口コミサイトなどで情報発信を欠かさず行っていきましょう。


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