データで見る訪日シンガポール人観光客の動向2020!コロナ禍の今やっておきたい集客施策も紹介

この記事が役に立ったら友達にシェアしよう!

2019年、シンガポールからの訪日客数は49万人を記録しました。

実はこれ、同国の人口を考えると非常に大きな数字で、10人に1人は訪日していることになります。最も訪日客数の多い中国では100人に1人以下というのと比べると、どれほどの規模感か分かりやすいのではないでしょうか。シンガポールもまた、訪日インバウンドのお得意様なのです。

そんな訪日シンガポール人観光客の動向について、新型コロナ騒動下での現状を踏まえながら解説していきます。後半では、アフターコロナのためにやっておきたい施策を紹介しますので、ぜひこちらもお読みください。

2020年の訪日シンガポール人観光客の動向

まずは、2020年の訪日シンガポール人観光客の動向について、人数や消費額の推移などをみていきましょう。

2020年5月までの月別旅行者数

出典:JTB総合研究所/インバウンド訪日外国人動向

コロナ感染拡大にともなう渡航制限により、またたく間に客数が減少しました。4・5月は10人未満と壊滅的な状況です。

シンガポールでは11中旬〜12月いっぱいにかけて学校の長期休暇があり、この時期の訪日が最も多くなります。しかし20年8月現在、日本では感染が再拡大しており、Withコロナといえども年末にインバウンド客受け入れができるかは微妙なところです。

訪日シンガポール人全体の消費額

出典:観光庁/訪日外国人消費動向調査 2020年1-3月期の全国調査結果(2次速報)の概要

2020年1〜3月期、シンガポール人全体のインバウンド消費額は100億円でした。前年同月期の155億円から35%ほどダウンしたことになります。

減少してはいますが、客数の減り具合に比べるとまだマシといえるでしょう。1人あたりの消費額が増えているからであり、次はこの点を解説します。

1人あたりの支出と内訳

出典1:観光庁/訪日外国人消費動向調査 2020年1-3月期の全国調査結果(2次速報)の概要
出典2:観光庁/訪日外国人消費動向調査 2019年1-3月期の全国調査結果(2次速報)の概要

訪日シンガポール人1人あたりの支出と内訳は上の画像のとおり。

2020年は前年に比べて8.3%アップしました。平均泊数が2019年:7.1泊→2020年:8.2泊へ増えており、その分消費も促されました。宿泊費と交通費が大きく伸びているのを見るに、さまざまな場所に足を運んでいるのが分かります。

旅行目的

出典:JNTO/訪日旅行データハンドブック 2019

シンガポール人の旅行目的1位は日本食を食べること。やはりグルメに関心を持つ人は多いですね。また、寿司や懐石といった和食のみならず、ラーメンやカレー、お好み焼きといった庶民的なメニューも人気です。

2位はショッピング。場所は百貨店やコンビニ、スーパー、100均、免税店などさまざまで、アパレル、化粧品、食品の購入率が高くなっています。

人気の都道府県(訪問・宿泊)

出典:JNTO/訪日旅行データハンドブック 2019

首都圏と京阪神、そして北海道が人気の上位です。直通便と観光スポットが揃っている地域に訪問が集中する傾向にありますね。

また6位以下には主にゴールデンルート上の県がランクインしています。それ以外の所は今後のプロモーション次第といったところでしょう。

旅行情報源

出典:観光庁/訪日外国人消費動向 2019年 年次報告書

観光庁発表の『訪日外国人消費動向』によると、シンガポール人の旅行情報源の1位はトリップアドバイザーなどの口コミサイトです。「実際はどうなのか?」という第三者の感想が重視されるわけですね。

そしてSNSはFacebookやInstagramが、動画サイトはYouTubeがシェアをとっています。これらの使い方については後述します。

シンガポール人向けの訪日ビザ発給について

新型コロナ騒動沈静化の見通しは立っておらず、まだインバウンド客の受け入れは厳しいものの、諸産業の立て直しに向けた取り組みがなされています。

2020年7月29日から、ビジネス目的限定で、タイとベトナム向けの訪日ビザ発給が再開されました(*)。第二弾以降の候補にはシンガポールも入っており、往来が許可されつつあるのです。

訪日旅行の再開がいつかはまだ分かりませんが、集客のためにできることはしておきたいところ。次章では、施策の例を紹介していきます。

*:外務省/国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について

訪日シンガポール人観光客へ向けて今できる施策

先の見通しがきかない中、集客に必要をかけるにかけられない企業や店舗も多いのではないでしょうか。今回は、低コストでできる情報発信の媒体を紹介していきます。

①口コミサイト:トリップアドバイザー

前掲の情報収集手段No.1である口コミサイトは真っ先に押さえましょう。他のユーザーが実際に訪れた感想は、自分も行くかどうかを決める上で重要な情報です。

そこでぜひ登録しておきたいのが、「トリップアドバイザー」という世界最大の旅行口コミサイトです。食べログのような使用感で、施設の情報発信と口コミ獲得が同時にできる優れモノ。無料で利用できるのも良いですね。

トリップアドバイザーでは、日本語でページを作成しても英語に自動翻訳されるので、言葉の壁に悩む心配がありません。導入のハードルが低いのもおすすめポイントです。

↓関連記事↓
インバウンドプロモーションを成功させるポイントとは?意外なアピールポイントが見つかる可能性も

②SNS:FacebookとInsagram

2つめはSNSです。シンガポールでのシェアと利用率上位は以下のとおり(*)。

1位:Facebook(79%)
2位:Instagram(62%)
3位:Twitter(35%)

英語が広く通じる国ですし、英語圏向けFacebookページなどを流用するのもアリですね。ビジュアルに訴えかけやすいプラットフォームであるInstagramも併用しましょう。

店舗や周辺の様子、キャンペーン・クーポン情報、ハウツー系の情報など、ユーザーにとって有用な情報を投稿し、まず興味を持ってもらうのが大事です。自治体や他企業のページを参考にしてみてください。

*:We Are Social/DIGITAL 2020 SINGAPORE

↓関連記事↓
海外のFacebook活用方法|日本との違いからビジネス活用までを一挙大公開

③動画サイト:YouTube

動画プロモーションは、今やマーケティングにおいて欠かせません。一度に伝えられる情報量が多く、言葉の壁を乗り越えやすいのがメリットです。

シンガポールでは日本と同じくYouTubeが利用率トップの媒体となっています。スマホでも気軽に撮影〜編集までできるので、ぜひチャレンジしてみてください。

その際に重要なのは、視聴者が旅行を体験できる内容にすること。ただ食べ物を写すのではなく、実際に食べる様子を写すといった感じですね。こうすることで、より訪問の意欲を持ってもらいやすくなります。

まとめ

今回は、訪日シンガポール人観光客の動向や、アフターコロナのためにやっておきたい施策の例を紹介しました。

客数の減少は避けようがなく、業界全体が大打撃を受けています。またインバウンド需要の回復はいつになるのか、先の予測は難しいのが現状です。

とはいえ1人あたりの支出は増えているといった明るい情報も見つかりました。今は情報発信を中心に、見込み客の興味をひく施策を打っておきましょう。


この記事が役に立ったら友達にシェアしよう!

LIFE PEPPERでは、国内外の海外マーケティングの専門家5,000名と共に過去6年間で600社の日本企業のマーケティングを支援しています。

そのノウハウをまとめたお役立ち資料もご用意しています。無料でダウンロード可能なため、ご活用ください。

<この記事を読んだ方にオススメ>
海外現地進出成功事例集24選
訪日インバウンド成功事例集65選
BtoB企業成功事例集15選
BtoC企業成功事例集85選
会社概要・サービス紹介資料
韓国越境ECの新トレンド!NAVER Smart Storeで今から韓国進出
【中国進出の定石】Wechatミニプログラム
海外事業担当者がチェックすべき必須ツール29種
03-6869-7976 電話で問い合わせ
(平日 10~19時)