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韓国広告市場の最新事情とは?韓国ならではの特徴について詳しく解説

近年、広告は従来のマスメディア広告だけでなく、デジタルの世界でも様々な形で掲載・配信されるようになっています。
そして世界的に見てインターネット普及率が高く、多くの国民がデジタルに精通する韓国でも、インターネット広告の割合が増えてきています。

そこで今回は、韓国の広告市場はどのように変化しているのか、最新情報をお届けするとともに、その特徴や活用のメリット、広告事例についてご紹介します。

韓国の広告市場

まず始めに、韓国の広告市場についてご紹介します。

広告市場規模の拡大

韓国国内の広告市場規模は、年々大きく拡大しています。
その要因の一つとして、広告の多様化があります。

従来はテレビ等のマスメディアにおける広告や紙広告が主体だった広告市場ですが、近年インターネットやアプリなどのデジタル広告が大きく成長し、広告市場規模が拡大しています。
また、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、韓国を含む多くの国で全体的な広告費は減少しましたが、デジタル広告市場は成長を止めず広告費も増加傾向にありました。

例えば、放送や印刷メディア広告は広告費が減少しましたが、WEBサイトやスマートフォンのアプリ上に掲載されるインターネット広告費は増加しました。

デジタル広告市場の増加

では具体的なデータを見ていきましょう。
2020年の韓国の広告費は107億ドルで、前年比0.8%減でした。

これは新型コロナウイルス感染症による大打撃によるものと考えられるでしょう。
しかし、感染症の影響を受けなかったデジタル広告市場は前年比13%増という結果になりました。

そしてデジタル広告市場のシェアは2020年、史上最高の47.6%を記録しました。
大きな落ち込みを記録したマスメディアの広告費とは対照的に、デジタル広告は急成長を止めず、どんどんシェアを拡大しているのです。

近年は多くのユーザーがスマートフォンやタブレットを用いインターネットによって情報収集をしています。
その傾向は新型コロナウイルス感染症によってより加速し、広告産業もそれに合わせてデジタル広告の割合が多くなったと予想できます。

参考:The Korea Herald「S. Korean ad market edges down in 2020 amid coronavirus impact」
http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20210209000319

韓国のデジタル環境について

続いて、韓国のデジタル環境についてご紹介します。

インターネット普及率は世界最高水準

まず一つ目に、インターネット普及率です。
韓国は世界最高水準のインターネット普及率を誇ります。

2019年には人口の約96.16%がインターネットを使用していて、平均インターネット接続時間も世界最高を記録しています。
ちなみに総務省によると、日本のインターネット普及率は同じく2019年度時点で89.8%であり、韓国の普及率の高さが伺えます。

参考:statista「Internet usage in South Korea – Statistics & Facts」https://www.statista.com/topics/2230/internet-usage-in-south-korea/#topicHeader__wrapper

参考:総務省「基本データと政策動向」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252120.html

モバイル普及率は世界最高水準

さらに韓国は、モバイル普及率でも世界最高水準を記録しています。
韓国のスマートフォン所有率は94%で当時世界最高でした。

ちなみに韓国で初めてスマートフォン(iphone)が発売されたのは2009年で、日本よりも1年早い発売でした。
その後も韓国では、スマートフォンとモバイルインターネットが生活や産業の中心になる「モバイル化」「スマート化」が急速に進んでいきました。

このようなインターネット普及率の高さを背景とし、韓国では現在も多くの国民がインターネットを利用して様々な広告に触れているのです。
そして、このような韓国デジタル環境の中で最も重要なプラットフォームは NAVERです。

続いては韓国広告市場において必須不可欠なNAVERの存在についてご紹介していきます。

参考:The Korea Herald「Korea No. 1 worldwide in smartphone ownership, internet penetration」
http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20180624000197

NAVER広告とは

韓国で主流となるNAVER広告について解説します。
NAVER広告はNAVERと呼ばれるポータルサイト上に配信することができる広告のことを指します。

圧倒的なシェア率を誇る検索エンジン『NAVER』

そもそもNAVERとは何か、始めにご紹介します。

NAVERとは韓国のネイバー社が運営する、韓国最大のポータルサイトの名称です。
そして、韓国国内でシェア率第1位を誇る検索エンジンでもあります。

日本ではGoogleやYahoo!が検索エンジンとして有名ですが、韓国では「検索エンジンといえばNEVER」と言っても過言ではないほど、日常的に利用されています。

実は、日本に限らずアメリカやヨーロッパなどほとんどの国で利用されているGoogleですが、いくつかの国ではローカルの検索エンジンに苦戦しており、韓国もその一例です。
それほどNEVERは韓国人にとって日常的なツールと言えます。

ちなみにNEVERは以前、日本国内でも検索エンジンとしてのサービスを提供するだけでなく、「NEVERまとめ」というまとめサイトでも有名でしたが、現在は全てのサービスを終了しています。

NAVER広告が重要な理由とは?

次に、NAVER広告がここまで重要視されている理由について解説します。

多くの韓国人へアプローチが可能

一つ目に、NAVER広告の活用によって多くの韓国人へアプローチが可能だからです。
他国と比較すると、韓国におけるNAVERの存在感が伺えます。

例えば、韓国における検索エンジンのシェア率を見てみましょう。
韓国市場では、NAVERが58.1%と全体の約6割を占めていることが分かります。エンジンのシェア率は、検索するカテゴリーによっても変わりますが、ごく一部のカテゴリー以外では全てNaverのシェア率が1位です。

しかし、台湾市場ではGoogleが93.97%と圧倒的なシェア率を維持していて、他の検索エンジンは5%にも満たないシェア率となっています。
ちなみに日本国内でもGoogleとYahoo!がほとんどの割合を占めていて、他の検索エンジンの入る隙はないと言えるでしょう。

このことから、Googleという強力な存在がありながらも、同じ市場で全体の1割以上のシェア率を誇るNAVERは依然として韓国国内で人気であり、大きな市場規模であることが分かります。

検索エンジンはユーザーにとって日常的に活用するメディアであり、そのサイト上に配信される広告は多くの人の目に留まるものとなります。
そのため、NAVER広告の配信によって多くの韓国人へのアプローチが可能になると言えるでしょう。

参考:Statcounter GlobalStats 「Search Engine Market Share Republic Of Korea」
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/south-korea

参考:StatCounter Global Stats 「Search Engine Market Share Republic Of Taiwan」
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/taiwan

参考: 매일경제 “”구글 추격 따돌리자”…네이버 검색 지금보다 똑똑해진다” 

高い訴求力を活かせるから

二つ目に、高い訴求力を活かせるからです。
NAVERは年代や性別を問わず非常に多くの韓国人に利用されているため、大規模にアプローチすることが可能です。

またSNSで配信する広告など、他の広告に比べてNAVER広告のようなリスティング広告は既に商品の購入を検討しているような見込み客に対して配信が可能です。
そのため、他のPR方法よりも高い訴求力が見込めます。

韓国進出のきっかけを掴めるから

三つ目に、韓国進出のきっかけを掴めるからです。
実はNAVERは他の検索エンジンとは異なるアルゴリズムを持ったメディアです。

NAVERはWEBサイトが表示されにくい検索エンジンとなっており、リスティング広告が非常に重要視されます。

また、NAVERは韓国人のほとんどが利用するポータルサイトであるため、韓国企業が自社サイトに集客したい場合は必ず利用すると言っても過言ではないほど、NAVER広告は利用されます。

そのため日本企業で韓国進出を検討している企業も、NAVER広告はぜひ試してみるべきです。

NAVER広告活用のポイント

続いて、NAVER広告活用のポイントについてご紹介します。

NAVER広告のメカニズムを知る

まず一つ目のポイントは、NAVER広告のメカニズムを知ることです。
NAVERは韓国企業によって独自に作られた検索システムであるため、日本で主流なGoogleのリスティング広告とは異なるメカニズムを持っています。

例えば、検索結果の画面に表示されるリスティング広告の数に着目してみましょう。
Googleでは最大3個リスティング広告が表示されるようになっていますが、NAVERでは最大10個と、広告表示枠が非常に大きく用意されているのです。

ちなみに広告の場合、背景が黄色く目立って表示されるため、ユーザーは瞬時に広告として認識できます。
また、リスティング広告がまとめて検索結果画面に表示されるのはGoogleやYahoo!と変わりませんが、他にもNAVERには特殊な仕組みがあります。

例えばGoogleでは、何かキーワードを検索すると広告が表示される下には企業のWEBサイトやECサイト、ブログなど様々なコンテンツが混ざって表示されます。

しかしNAVERでは、それらのコンテンツがカテゴリー別に分類されて表示されるという点です。

カテゴリーの例としては、まず「知識IN」というYahoo!知恵袋のようなサービスを提供するコンテンツがあります。
他にも、NAVERブログというサービスを利用して執筆されたブログを表示するカテゴリーやショッピングなど、全部で30を超えるカテゴリーが存在します。

そして検索するキーワードによって表示されるカテゴリーが異なる仕組みになっています。
ちなみにNAVERの分類分けの一つに「サイト」というカテゴリーがあり、企業のWEBサイトはこのカテゴリーに含まれます。

しかし、NAVERで検索した際にはほとんどこのカテゴリーが上位に表示されることがなく、これが韓国人ユーザーの検索行動に影響していると言えます。
また、広告文はタイトル15字以内、紹介文45字以内でキーワードの部分一致はなく完全一致のみで表示されます。

このように広告自体は比較的シンプルでありながら、通常のSEO対策では上位表示は難しいため注意が必要です。

韓国人ユーザーの動向を知る

二つ目のポイントは、韓国人ユーザーの動向を知るということです。
まず韓国人の検索行動での特徴について、日本人がGoogleやYahoo!を利用する場合と大きく異なる点があります。

それは、韓国人の検索ユーザーはキーワード検索する時、リスティング広告によって比較検討し、利用するサービスを選ぶという点です。
理由として、NAVERは一般的なWEBサイトの表示がされにくいシステムとなっていて、逆にリスティング広告によって各企業、集客が行われるような仕組みづくりになっているからです。

また一回に表示される広告の量も、他の検索エンジンとは異なるため、やはりNAVERでは、広告が大変重要となります。
他にも、韓国国内でのトレンドを抑えることも必要です。例えば、国によって検索方法が異なることも多いです。

日本では、単語ごとにスペースを入れて検索するのが一般的ですが、他国では文章で検索するなど異なる場合があります。
リスティング広告を活用する際は、キーワードの指定が重要となってくるため、どのようなキーワードが検索されやすいのか、そして検索はどのような方法が一般的か、調べておきましょう。

目的ごとに見るNaver広告の種類

先述の通り、NAVERではWEBサイトの検索結果が下部に表示されることが多く、検索結果の上部に表示されやすいリスティング広告を出稿する方がユーザーを誘導しやすいと考えられます。
そしてNAVERでは、広告配信の目的によってフォーマットを柔軟に選択することができます。

続いて、目的に応じてどのようなNAVER広告が活用されるか、種類ごとにご紹介します。

Naverコンテンツ広告

一つ目はNAVERコンテンツ広告です。
こちらはリスティング広告の一種で、NAVERのポータルサイト上およびNaverパートナーネットワークに同時に表示されます。

リスティング広告と同じく検索キーワードをベースに広告配信する仕組みでありながら、主にサイト(自社サイトやECサイトなど)を通してPRするリスティング広告とは違い、コンテンツ広告は主にコンテンツ(自社コンテンツやブログなど)を通してPRする広告です。

また、コンテンツ広告はクリック数に応じて広告費用を算出するCPC(クリック単価)方式を採用しています。
説得力のある広告を作成し、多くのユーザーにクリックしてもらえるようにしましょう。

Naverショッピング広告

二つ目に、NAVERショッピング広告です。
NAVERショッピング広告は、先述したNAVERコンテンツ広告のようにキーワード別に広告を登録する必要がありません。
キーワードを選ぶ必要はなく、既にNAVERショッピングに掲載されている商品をショッピングの上位領域に掲載させる広告です。

まず、ショッピング広告を行うためには、Naver Smart Storeに入店する必要があります。
そしてNaverショッピング広告は、ユーザーの目に留まりやすいNAVERメインページ右上の専用エリアに表示され、ブランドの認知度を向上させることができます。

Naverショッピング広告には、各商品の画像サムネイルとテキストが含まれている必要があります。
Naverショッピング広告には期限があり、長く掲載したい場合はその都度広告を購入しなければなりません。
広告の購入方法には、商品ごとの最低価格入札、先着順固定価格、オフライン契約などがあります。

Naverブランド広告

三つ目に、NAVERブランド広告です。
NAVERブランド広告とは、ブランドキーワードやブランドと関連性の高いキーワードで検索した際に、検索結果の最上位に広告主のブランドを様々な画像とともに表示する広告です。

多くの企業が、市場における存在感の強化や、あらゆるマーケティング媒体においてブランドの継続性を確保することを目的に、ブランド広告を利用しています。
この広告を活用する場合は、NAVERの公式広告代理店または顧客センターを通じて登録をする必要があります。

また、配信後のデータは広告主自身が確認することができます。
広告の管理および広告のパフォーマンスレポートは、広告主が直接管理することができるため、データを見ながらパフォーマンスを改善していくことができます。

広告費は広告期間とインプレッションによって決定され、他の広告携帯と比べると少し高く設定されます。

Naverディスプレイ広告

四つ目に、NAVERディスプレイ広告です。
ディスプレイ広告は、現在広告掲載が継続的に増えている広告形態の一つです。
リスティング広告とは異なる配信場所となっていて、多くはNAVERのトップページに掲載されます。

NAVER広告の中でも1番メインの広告配信方法で、広告主はこのコンテンツ広告を通じて最大かつ質の高いクリックを期待することができます。
各広告は、キーワードごとの最大クリック単価と広告の品質指数で計算されたランキングシステムによって表示されます。

そのため、広告の品質指数を向上させるには、キーワードの選定とランディングページの関連性を高く保つことが重要となります。

ディスプレイ広告の中でもいくつか種類があります。広告主がNAVERのトップページに1時間だけ広告を掲載できる「タイムボード」、多様なターゲティング広告を可能にする「ローリングボード」など、広告主が目的に応じて選べるよう種類も豊富になりつつあります。

タイムボードは、広告主の広告をトップページに1時間独占的に表示し、ユーザーの注目度を最大限に高めるプレミアムディスプレイ広告となっています。
広告主は、24時間の中からターゲットユーザーのアクセス時間を特定し、それに合わせて最も効率の良い時間を選択することができます。

また、特定の時間にスポットを当てるだけでなく、一部の地域では特定の場所にターゲットを絞って広告を表示することもできます。
ちなみにタイムボードは韓国で最も露出力が強い広告と言われています。
しかし広告費がかなり高く、プライムタイムの場合1時間の掲載のために300〜400万円の予算を必要とします。
現在は主に韓国のゲーム、自動車、金融などの業界の企業が利用しています。
広告を掲載することで確実に売上を獲得できる商品を韓国で売りたい、と言う場合、単価は高いものの確実な認知を得られるタイムボードはトライしがいがあると言えるでしょう。
もう一つのローリングボードは、トップページの右側に表示され、CPMモデルと呼ばれる広告が1000回表示されるごとに広告費が発生する仕組みとなっています。

表示回数はWEB広告の用語でインプレッションと呼ばれ、多くのWEB広告はインプレッションに応じて広告費を発生させます。
また、ローリングボートでは年齢、性別、場所など、より詳細に特定のユーザーをターゲットにすることができます。

さらに、リッチメディア広告と呼ばれるユーザーの参加を促すことができる広告手法も導入され、さらに広告の競争力が増しています。
また広告主は、広告キャンペーンの目的と予算に応じてPCとモバイルの両方のディスプレイ広告商品を選択することができるようになった。

ディスプレイ広告には他にも種類があります。
モバイルバナーは、モバイルデバイスのみに表示される画像広告です。
広告主は、広告を掲載する曜日や時間、メディア、地域、モバイルOS、モバイルデバイスなどを具体的に設定し、効率的に広告を運用することができます。

このように、NANER広告は目的に応じて種類を選択することができます。
そこで、まずは消費者がどの様に商品を求めて検索しているかに関する理解を深めることと、そして広告執行における予算の無駄遣いを防ぐための成果分析を綿密に行うことが重要です。

韓国での広告事例

最後に、韓国での広告事例についてご紹介します。

OracleClinical

Oracle Corporationはアメリカで創業されテキサス州に本拠を置く、企業や官公庁を対象とするビジネス用途に特化したソフトウェアの開発・販売を手がける会社です。
そしてOracleClinicalはNAVER広告を活用する会社の一つでもあります。

例えば、NAVERの検索エンジンで「臨床試験センター」と韓国語で検索すると、OracleClinicalのNAVER広告が最初の検索結果としてすぐに表示されます。
そしてNAVERの場合、検索結果の画面はカテゴリー別に分類され表示されますが、NAVER広告は数あるカテゴリーの中でも上位表示されるようになっています。

そのため、広告の掲載位置はユーザーからのより多くの注目を集め、クリック数も高まります。
NAVER広告にはPowerLinkという形式があり、広告の中にWEBサイトのリンクを埋め込み広告として掲載する手法があります。

この手法を用いることで、通常のSEO対策でWEBサイトを検索画面に表示されるよりも、効果的にユーザーの訪問数を増やすことができます。
したがって広告の掲載は結果的に、WEBサイトのトラフィック獲得にも繋がっていきます。

また、PowerLinkをより効果的に利用する方法は、注目の画像を集めることです。
画像がキャッチーで印象的なだけでなく、しっかりと広告に関連している必要があります。

視覚的に訴えかける画像も適切なものを選択し、NAVER広告を通してブランド認知をより広げていった事例でした。

参考:Digital 38 group「Case Study: Oracle Clinical Uses Naver Advertising」
https://www.digital38.com/case-study-oracle-naver-advertising/

HyperX

アメリカに本社を構えるKingstonがブランド展開しているHyperXは、国際的なゲーム機器ブランドです。
2002年に立ち上げられ、プロゲーマーとともに共同開発するなど、世界中のゲーマーに向けた製品の開発に注力しています。

また高品質・高性能にこだわるだけでなく、各種SNSを積極的に活用することでユーザーと密接な関係性を築くことも重要視しています。
そしてHyperXは韓国でのマーケティング活動も強化しており、その一環としてNAVER広告の活用が挙げられます。

HyperXもNAVER広告のPowerlink機能を使うことで、NAVERの検索結果ページのトップスポットを確保し、ブランドの露出を増やすことができます。
さらに、リンクをクリックすることでコーポレートサイトなどランディングページに遷移し、コンバージョンを増やすことにも繋がります。

先述したように、NAVERの特殊なアルゴリズムの影響もあり、企業はオーガニック検索マーケティングよりも、広告配信の方が効果的に潜在顧客を獲得することができます。
加えて、数多くのユーザーにリーチさせることで、認知の面で競合他社よりも大きなアドバンテージを得ることができます。

先進国の一つである韓国でも、近年は消費者の行動や習慣に応じて、従来のマーケティングからデジタルマーケティングへと急速な変化を遂げています。
そのため、NAVERマーケティングは韓国市場の中で最も人気のあるデジタル広告であり、韓国進出を目指す海外企業でも活用する企業が増えています。

このように、韓国の独自のプラットフォームであるNAVERは、国内企業だけでなく多くの海外企業も活用する広告へと発展しています。
ぜひ韓国進出を目指している日本企業の方は、目的に合わせてNAVERの活用を検討してみてください。

参考:Digital 38 group「Naver Marketing – The Most Popular Digital Advertising In South Korea」
https://www.digital38.com/korean-digital-advertising-naver-marketing/

おわりに

今回は韓国国内で圧倒的なシェア率と人気を誇る、NAVERに関する知識やNAVER広告の概要についてご紹介しました。

韓国だけでなく、近年世界中の国々で広告市場は変容しつつあります。
従来の広告方式は減っていき、デジタル広告の割合が増えています。

そのため韓国でマーケティング戦略を図る場合、大規模にアプローチすることが可能なNAVER広告の活用が1番効果的と言えます。
韓国進出を考えている日本企業の方は、ぜひ今回ご紹介したポイントや成功事例を参考にしながら、NAVER広告にチャレンジしてみてください。

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