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台湾人インバウンド対策の参考に。新婚旅行で気づいた変わったものと変わらないもの

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LIFE PEPPER の高橋です。過去に私とお会いしたことのある方にはご説明しているのですが、私の妻は台湾人のブロガーとして日本で活動しています。

とあるきっかけで台湾人の旅行決定プロセスが、2 年半前と明らかに変わっていることを体感したので、その模様をレポートします。かなり赤裸々に私生活を交えて書いてますが、台湾人向けのインバウンドに関心のある方の参考になれば幸いです。

台湾人旅行決定プロセスの変化に気づいた “新婚旅行”

新婚旅行先は、チェコ、オーストリア、ドイツ

今わたし達は新婚旅行の計画を立てており、新婚旅行先は、チェコ、オーストリア、ドイツの三カ国に決めました。
その三カ国に決めた理由はたくさんありますが、まずはそもそもどういうプロセスで決定に至ったのかを振り返ります。

候補地と行き先の決定

私たちは2017 年の 11 月に入籍し、2018 年の 5 月に湯島天神で結婚式をあげました。結婚式のあと、当然のように「次は新婚旅行だ」となりました。台湾でも新婚旅行の週間は当たり前にあります。

まずは行き先の候補をあげていきました。具体的に以下の3カ所が候補地になりました。

候補地1)ニューヨーク(友達が住んでるから)
候補地2)ロンドン(ドラマのシャーロックファンだから)
候補地3)プラハとドイツ(インスタの写真が良い)

ニューヨークとロンドンに行きたい理由はかなり明確です。ここで注目するべきは、プラハとドイツの選定理由である「インスタの写真が良い」です。

奥さんの中では新婚旅行へ行くのはかなり前から決めていたことなので、日頃から「どこに行くべきか」情報収集をしていました。
どういう手段で情報収集をしていたかというと、「友達の近況を Facebook で確認し、ヨーロッパに行った人に聞く」ことと、「インスタグラム」でした。
綺麗な風景写真をポストしているインスタグラムアカウントをフォローし、そこに掲載されている写真を見て、ざっくり自分の旅行イメージと、ポストされる画像のイメージをすり合わせをして行きました。イメージベースで物事を考える際、画像でライトにイメージ感をつかめるインスタグラムは最適です。
3つの候補地のうち、どこがいいのかを夫婦で相談し、オーストリア、チェコ、ドイツに仮決めし、下調べを開始しました。

イメージ形成からの詳細決定

まずうちの奥さんは Google で『プラハ 観光 お勧め(全部中国語)』で検索し、上位に表示されたブログ記事を見ていきました。
しかし、行ったことのない土地だとイメージがつきません。ここはブログの弱いところだと言えます。そこで奥さんはイメージをつけるために、動画を見ることにしました。

動画の検索方法は、まずは YouTube 内で動画検索をしました。検索ワードは『プラハ 観光 お勧め(全部中国語)』です。検索結果から台湾人Youtuber の旅行体験記をいくつか見て、その後に台湾の人気番組「食尚玩家」のプラハ編も見ました。

動画で実際の街並みなどを見たおかげで、旅行全体のイメージをつけていくことができましたが、同時に動画の弱点もわかりました。

動画では、認知 = 行きたいというイメージは形づくれるけど、実際の行動決定には至りませんでした。動画はシーンが流れてしまい、ここ綺麗だなって思っても、すぐ別のシーンに切り替わり、興味が移ってしまうからです。ゆえに、詳細決定までは至りませんでしたが、イメージがつきました。

そこで再び Google 検索。この時は動画で見て気になった場所を順番に検索していきました『プラハ 観光 〇〇(全部中国語)』です。

検索結果で見るのは、ブログ。行き方や値段など、地点間の位距離情報などを収集し、メモ機能でコピペし、まとめていきます。ブログは情報のコピペができるので、意思決定後の具体的な行程をまとめるのに便利だと実感。

まとめたものは夫婦間で共有したいので、LINE のノート機能を使って二人でメモをシェアしながらまとめていくことにしました。

以上、弊社でもYoutuber(動画) かブロガー(文章)か?という議論は年中していますが、実際にこのように使い分けるべきということを改めて理解しました。

ここで一旦、2年半前の奥さんの旅行決定プロセスを振り返ることにします。この2年半で何が変わって、何が変わらないのかをご理解いただけると思います。

台湾人旅行決定プロセスの考察を開始した “箱根旅行”

2 年半前 箱根旅行

結婚前、二人で最初に旅行へ行った場所。それが箱根です。このときは私が箱根に行くことを決め、電車なども全て手配しました。

当時の奥さんは日本にそれほど詳しくなかったので、箱根に関してピンとこなかったようですが、漠然とした印象はあったようです。

ちなみにこの当時の印象は、友人知人の Facebook でのポストや、フォローしているブロガーの体験記事が基盤になっていました。なので、場所の詳細まではわかりません。そこで奥さんは箱根について検索をし、そこで検索結果に出てきたブログ記事を上から順に見ていき、イメージをつけていきました。

そのようにして現地で行きたい場所を決めていき、LINE で私に送り、私が全体の行程に組み込んでいきました。

多様化する台湾人の情報収集チャネル

新婚旅行と箱根旅行での登場媒体の違い

新婚旅行と箱根旅行での、登場する媒体の数の違いにお気づきでしょうか?あからさまに媒体の数が違いますが、これが私の実体験です。この2年半で、Instagram と Youtube で情報収集をする習慣が一般化しました。

もちろん2年半前 は日本の箱根で今回はプラハなので完全なる変化があったと言い切れないと思います。しかし、台湾人の情報収集にInstagramやYouTubeでの動画 という選択肢が増えているのはまぎれもない事実です。これは、過去弊社で行った数々の施策でも裏付けられています。

これがどういう意味を持つのか。
今までは台湾人の観光客を地域に呼びたい時は、台湾のブロガーさんや専門のメディアに依頼するしかなかったものが、誰でも台湾向けに情報発信できるようになったということです。要するに、日本人でも写真を撮り台湾向けに情報を発信すれば、台湾人の目に止まり、観光客として来てくれるかもしれない時代になってきているということです。

実は台湾人の旅行決定プロセスは2年半とさほど変わっていません。先ほどの例で言うと「その場所に行こう」という意思決定をさせたのは、新婚旅行時も箱根旅行時もブログです。

では何が変わったか。それは、台湾人と日本を取り巻く環境です。その環境の変化に気づく必要があります。

大切なのは「ブログだけやっていればいい」「ブログは、効果ない」「Instagramだけ」などと言わずに、自社のフェーズ(=ポジショニング)や媒体の特性(=台湾人にとってその媒体はどういう存在か)に合わせて戦略的に情報発信することです。戦略的に情報発信するための最初の一歩は、台湾人を好きになること(=興味関心を持つこと)からです。

この先も、台湾人の旅行決定プロセスの変化は、ウォッチし続けようと思います。

この記事を書いた人

株式会社 LIFE PEPPER
取締役
高橋 佑輔
経済産業省で約6年間勤務し、退官後株式会社LIFE PEPPERに参画。
LIFE PEPPERでは、台湾・韓国人向けの新規サービス開発とチームマネジメントを行う。アジア全般のインフルエンサー、ブロガー広告サービスに精通し、複数の日本企業の海外進出・インバウンド戦略に関わる。妻が台湾人の人気ブロガーであり、実際に台湾現地の最前線でインフルエンサーマーケティングを学び、新たなマーケティング戦略に反映。”その国の国民性”に着目したプロモーション企画で唯一無二の価値を提供している。

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