訪日インバウンド調査サービスの市場
我々が向き合わなければいけない訪日インバウンド市場
まずはこちらの画像の違いをご覧ください。これは、岩手県釜石市を訪れた台湾人消費者と、日本人の観光における視点の違いを明らかにしたものです。
左が、バブルの頃から続く日本人的な写真の撮り方です。ここを訪れる日本人は、潜在的に釜石大観音と、橋を撮影します。そして、その写真が各種のSNSや、友人 / 家族へ拡散されていきます。
対照的に、右が、台湾人ゲストが実際に撮影している写真です。釜石大観音が映らないですが、代わりに橋と海が映ります。日本らしい橋がオーシャンビューで撮影できる。このコントラストが「ここにしかない価値」として台湾人の観光客には魅力的に映るのでしょう。
アフターコロナの観光で世界中に起きる観光客の奪い合い
2020年から世界的に大流行している新型コロナウイルス。これにより、各国は数十年ぶりに鎖国とも呼べる「国境封鎖」を行い、世界中を観光客が行き来することができない(一部を除く)、未曾有の事態になりました。
そのことがかえって各国の中で観光という産業がいかに重要だったのかを印象付け、今後は世界中の国々で観光開発・失った観光客の囲い込みが起きるはずです。激化する観光客の奪い合いに日本としてどのように対策を行っていくのか、日本の持つ力が試されます。しかし、我々日本人は戦後復興期から独自発展をし、それによって独自の文化を形成してきました。それにより、世界中の方との感覚のズレが生じてしまっています。それに気づくことが訪日インバウンド市場における、一丁目一番地です。
訪日外国人マーケティングの必要性
そもそも訪日外国人市場はどのような市場なのでしょうか?累計1,000社以上の訪日インバウンド支援実績を誇る弊社の目線で、訪日外国人市場を3つのフェーズで整理することで、訪日外国人マーケティングを「戦略的に」行う必要性が見えてきました。
Beforeコロナの訪日外国人市場
外部要因依存、刈り取り型戦略
- 明確な戦略や、大きな工夫なしでも波に乗り、一定の売上が確保できた
- 日々の対応に追われ、自社のプロダクトやサービスの改善や自社ファンの育成ができていなかった
- 自社を目的とした来日やツアーの組み込みができず、たまたまの来店や購買になっていた
- 自社プロダクト/サービスのターゲット顧客の分析やマーケティングプロモーションは手つかず
Withコロナの訪日外国人市場
需要回復期にやることが不明
- ワクチンが普及し、時間が経てば確実にインバウンド需要は高まってくることはわかるが、それまでの間、何をすればよいかわからない
- 何を基準にどう自社のプロダクトやサービスの改善や自社ファンの育成をすればいいかわからない
- インバウンドが再開したときに、自社を目的とした来日やツアーの組み込みをしてほしい
- 上記の戦略立案のために、ターゲット顧客の分析やマーケ、プロモーションの手法を知りたい
Afterコロナの訪日外国人市場
❶,❷,❸ ステップアップ戦略
- 一定期間が経てば確実高まるにインバウンド需要に向けた戦略
- 戦略立案のために、ターゲット顧客の 分析やマーケティングプロモーション手法の確立と実施PDCAサイクル
- 自社プロダクト/サービスのファンの理解、拡大
- 自社のプロダクトやサービスの 改善
- 自社を目的とした来日ツアー・旅程の中への組み込み
訪日インバウンド調査サービスのご相談はお気軽に
訪日インバウンド調査サービスで解決する課題
- 外国人向けの調査をしたいが日本人の目線の設計になっている
- 訪日経験のある方に調査を実施したいが、セグメントが難しい
- 外国人から見た自社のサービス/施設の魅力がわからない
- 自社で調査を実施したいが英語以外の言語への対応ができない
訪日インバウンド調査サービスの概要
弊社の訪日外国人向けマーケティングリサーチのコア・ソリューションは以下の4つで構成されています。いずれも1,000社を超える支援実績からくるノウハウに基づいた、弊社独自の手法です。
訪日外国人ソーシャルリサーチ
ターゲットの国を定めた後、当該国の検索エンジン、口コミ媒体などでクライアント、競合施設がどのような状態なのかデスク調査を行います。本調査実施前に「戦略仮説」を立案した上で、本調査を行うので、戦略もブラッシュアップされます。
1.5億人に聞く訪日外国人WEBリサーチ
ThanQは日本に関心を持つユーザーを含めた弊社独自の 世界 1.5億人 のパネル調査プラットフォームです。150ヶ国を対象に貴社施設のファンを発見しスピーディーな調査を実現します。
直接ターゲットに聞く訪日外国人ディープリサーチ
訪日外国人マーケティングにおいては街頭調査や外国人インタビュー調査などを行う日本企業様が多いですが、ほとんどの調査が無駄に終わります。
理由は、多くの外国人にとって日本の施設・観光地等は「未知」なため、漠然とした答えになるか、褒めるだけに終わることが多いためです。弊社のファン調査は、貴社もしくは貴社競合施設のファンへインタビューを行うことから、得られる知見が多いことが特徴です。
在日外国人ファンリサーチ
訪日外国人マーケティングで一番重要な存在が、地域在住の在日外国人です。在日外国人の声で人気観光地になったところが全国に非常に多いです。
その一方で、地域の外国人を十分に味方につけられていないケースが多く散見されます。このサービスは、地域に住む外国人の方に、貴社の施設のファンになっていただくこと、そこから得られるノウハウの収集を目的に行う調査です。
訪日インバウンド調査サービスのご相談はお気軽に
訪日インバウンド調査サービスの特徴
インバウンド外国人のニーズを探る様々なテーマに対応
インバウンド外国人ゲストのニーズを正しく理解するには
・旅行前
・旅行中
・旅行後
のそれぞれのフェーズに分けて何を意思決定の鍵にしているのか、インサイトを探る必要があります。弊社ではフェーズに合わせて調査設計および調査手法を提案可能です。
「訪日経験層」に対応。1億5千万人、約150カ国対応のグローバル調査パネル
LIFEPPEPERは、150カ国1億人対応のグローバルパネルと提携しており複数カ国の大規模な定量アンケート調査にも対応しています。複数社に相談することなく、主要国からニッチな国への調査が可能です。
グローバルパネルではパネルの属性を多数保有しており、その中でも「過去3年以内に訪日経験のある層」「直近1年間で訪日経験のある層」などのセグメントも可能です。また、設問設計次第では「直近1年間以内に訪日意向のある層」などへの調査も可能。
20 万人の独自の「日本好き」外国人コミュニティ
LIFEPEPPERでは、大規模なグローバルパネルに加えて独自の20万人の「日本好き外国人」パネルを保有しています。内訳としては
・日本好き外国人(Rec Locパネル):15万人
・在日コミュニティ:5万人
となっており、その中でもみつからない特殊なセグメントのパネルにおいては「SNSコミュニティ」パネルとして弊社の独自のパネル捜索ノウハウによりどんな対象もリクルーティングいたします。
日本好き外国人(Rec Locパネル)詳細
「RecLoc Japan」パネルには日本好き外国人が総数10万人所属しており、基本属性である日本好きというセグメントと掛け合わせ、海外現地在住、在日、日本語学習者、日本食調理経験者など他社では出現率の低い調査も対応します。
海外ネイティブの担当する”外国人目線”の調査
LIFEPEPPERのインバウンド調査は、社内のグローバルなマーケティングパートナーにより調査設計から実査まで一気通貫でご提供。社内対応言語は20言語、海外在住歴10年以上/バイリンガル率70%、外国人クリエイターネットワークが 5,000人となっております。
訪日インバウンド調査サービスのご相談はお気軽に
訪日インバウンド向けリサーチのノウハウ
多くの企業は調査を無駄にしている
一般的な調査会社は「外国人」を一括りにして整理します。しかし、例えばアメリカだと70%のアメリカ人が日本をアジアの何処かの国、くらいにしか認識していません。
そんな人たちにアンケートを取っても満足な結果を得られない可能性が非常に高いです。弊社は日本を正しく理解している日本好きのみにアンケートを行うため、参考になるデータが取得しやすい仕組みです。
リアルな外国人コミュニティからのインサイト
弊社では世界中の外国人とリアルな接点を保有し、訪日外国人マーケティングに活用しています。日常的に外国人と接している弊社だからこそ、リアルな調査が可能になります。
全国40か所以上でノウハウ講演
LIFE PEPPER では、全国の官公庁・団体からの講演依頼に基づき、インバウンド向け消費者理解のノウハウを直接お伝えしています。机上の空論ではなく、手触り感があり、外国人のゲストをお迎えする心得をお伝えしています。
訪日インバウンド調査サービスのご相談はお気軽に
訪日インバウンド調査サービスの流れ
お問い合わせ・ヒアリング
具体的な調査の内容が固まっていなくても、まずはお問い合わせください。
インバウンド市場を熟知したマーケターが貴社の課題をお聞きし最適なプランをご提案します
調査設計
お伺いした貴社の課題およびご予算をもとに、インバウンドビジネス拡大にに最適な複数の調査手法を組み合わせて調査設計を行います。
調査実施
社内のネイティブリサーチャーにより現地市場の調査を行います。
日本と海外消費者の目線を熟知したスタッフにより途中経過の報告も迅速に対応します。
集計・分析
調査結果を元に、集計分析を行います。
LIFE PEPPERではただの調査ではなくマーケター目線でビジネスにつながるレポートを作成します。
訪日インバウンド調査サービスのご相談はお気軽に
訪日インバウンド調査サービスの事例
①地方運輸局 さま
7県10ヶ所、1000ssにおよぶ街頭調査にて地域の魅力を洗い出した。
運輸局全体として、地域における「魅力」が不透明だったところに対して、東アジア圏、欧米を中心とした訪日外国人に対して広範囲(7県10ヶ所)での街頭調査を実施。
弊社にて1000ssを回収し、結果からインバウンド対策で取り組むべきことをレポーティング。次年度以降のコンテンツの方向性、あるべき姿を明らかにした。
②某独立行政法人 さま
ガストロノミーツーリズムでの訪日意向に関しての調査をタイ/台湾に対してそれぞれ100ssずつ実施
「日本への訪日意向のある」台湾/タイ人に対して、ガストロノミーツーズム自体の認知があるのか、コロナ終息後に日本へのガストロノミーツーリズムでの訪日意向があるのかの調査を実施。
海外現地の日本好きがどのような食の体験を求めているのかを洗い出し、まず最初に押し出すべきアクティビティの提言を行った。
③某エネルギー系企業 さま
訪日旅行時にレンタカー/バイク使用経験ありの台湾・香港人10名へのオンラインデプスインタビュー
レンタカー、レンタルバイクを使用する訪日外国人向けのサービス開発を考えられていたクライアント様だったが、コロナで訪日時の調査が実施不可に。
弊社で訪日経験あり×レンタカー/バイクの使用経験のあるパネルをリクルーティングし「経験豊富な」外国人からの生のフィードバックの収集に成功。サービス開発に反映するレポートを提出。
④某省庁 さま
九州エリアを訪れる訪日観光客へのアンケート調査を通じて、国の観光立国・熊本地震からの復興戦略立案のためのデータを収集。
半月という短期間で観光地を訪れる外国人に対して、弊社の在日外国人ネットワークを活用して調査を実施。訪日理由やその場所を訪れた目的、熊本地震に対してどんな印象を持っているか、旅行中の外国人の生の声を某省庁へデータで納品した。
⑤某観光協会 さま
海外に対する「魅力」や打ち出すポイント、「課題」が不透明だった某観光協会様。そこで、東アジア圏、英語圏の留学生を活用した地域観光のモニターツアーを実施。
参加者の”生の声”の聞き取り調査から見えた課題と魅力を分析・レポーティングし、次年度以降のインバウンド対策における外国人目線での差別化ポイントや改善点が明確になった。
訪日インバウンド調査サービスのご相談はお気軽に
訪日インバウンド調査サービスの利用料金
調査手法、サンプル数などでお見積り金額が異なります。
まずはお気軽にご相談ください。
訪日インバウンド調査サービスのよくある質問
訪日インバウンド調査開始までにかかる期間はどの程度ですか?
まだ相談したい内容が漠然としているのですが、相談可能でしょうか?
インバウンド調査サービスで他の調査会社との違いはなんですか?
インバウンド調査サービスでLIFE PEPPERに依頼するメリットはなんですか?
インバウンド調査サービスで保有しているアセットを教えてください
お問い合わせフォーム
弊社は過去に1000社以上の海外マーケティング支援実績がございます。多種多様な業種にてご支援実績がございますので、海外マーケティングの課題がございましたら下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。