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訪日タイ観光客が激増中!タイのインバウンドを紐解くポイント

訪日観光客が近年、増加する中、日本に来るタイ人観光客も増えています。2017年のタイ人観光客は987,211人でした。実は国別の観光客数でタイは6位。訪日観光客の国別順位は2017年のデータですと1位中国(7,355,818人)、2位韓国(7,140,165人)3位台湾(4,565,05人)4位香港(2,231,568人)5位アメリカ(1,374,964人)6位タイ(987,211人)。

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タイからの訪日観光客も5年前に比べると倍以上に増えています。日本の観光地では最近、英語、中国語だけではなくタイ語も当たり前のように聞こえてくるようになりました。

インバウンド事業のマーケティングをするうえでタイの存在も最近では重要な位置づけではないでしょうか。
そこで本記事では

・訪日観光客としてのタイ人の特徴と動向
・タイ人観光客向けに取り組むべきマーケティング

についてご紹介します。タイは親日国で日本への関心も高く積極的に情報発信し、受け入れ体勢を整えれば、タイ人の観光客を増やしインバウンド事業の拡大にも繋がります。

タイ人を日本の観光地に呼び込むべき4つの理由


タイ人を積極的に誘致するべき主な理由4つをご紹介します。インバウンドの観点でみるとタイ人は有望な潜在顧客でマーケティングで力を入れる国の1つです。

タイは歴史的にも親日国

日本とタイは歴史的にも友好な関係を築いてきました。アユタヤ王朝の時代には日本人村もありましたし、現在でもタイには多くの日系企業が進出しています。タイの首都、バンコクに行くと日本の外食チェーンを街のいたるところで見かけます。日本車も当たり前のように走っていますし、日本人の滞在者や観光客も珍しくありません。タイの大型ショッピングモールでも日本の物産展が人気。若者は日本のアニメを当たり前のように現地で見ています。タイ人にとって日本は身近な存在です。親日国で日本との相性も良い国なので文化的な摩擦もありません。

タイ人へのビザの緩和

近年、タイ人の観光客が増えた理由の1つにビザの緩和があげられます。2012年には「期間内になんどもできる数次ビザ」、2013年には観光客の15日以内の滞在のビザ免除で、日本観光へのハードルは低くなりました。
もともと親日国で日本に興味のあるタイ人が、日本観光に多く訪れるようになったのもビザ免除の政策に影響が大きいです。

タイ人の中間層の成長で購買力も向上

タイは新興国として近年、大きな経済成長を遂げた国の1つです。富裕層だけではなく中間層も育ってきています。経済的に余裕が生まれたことから、消費意欲もあり海外旅行も1つのブームになっています。経済成長でタイ人も日本に気軽に来れるだけの経済力がついてきたといえます。一部の富裕層だけではなく、日本観光は今や一般家庭のタイ人にも広がっています。

タイでは日本観光が人気

タイでは、タイ人が日本の観光地を訪れるテレビ番組が近年、人気です。2018年現在でも「JAPAN ORIGIN」というテレビ番組が放映されています。またタイで有名な電子掲示板「Pantip」でも日本観光についての情報交換が活発です。タイの書店には日本観光をテーマにしたガイドブックも数多く売られており、街中ではLCCの日本観光をテーマにした広告看板を見ることができます。日本-タイの航空便のラインナップも増えておりLCCでコストを抑えて日本に来ることも容易になりました。大型ショッピングモールでも日系企業や地方自治体が旅行博でブースを出店して賑わっています。

タイ人観光客の特徴とやってはいけないマナー

タイは概ね仏教国で温和な人も多いのですが、タイにはタイの文化やマナーがあるため気をつけなければいけないこともあります。

タイ人は明るく穏やかな性格

タイ人の多くの人は明るく穏やかな性格で、観光地でも温和な国民性が見てとれるのではないでしょうか。マナーにも気を使う国民性で、インバウンド事業で受け入れるお客様としても、受け入れて気持ちの良い客層が多いのではないでしょうか。楽しいアクティビティなども好きな国民性ですので、体験型のプログラムを提供すると喜ばれる可能性も。

SNSを積極的に活用している


タイ人はFacebookやInstagramを積極的に活用しています。旅行に行くとSNSで訪れた日本の観光スポットを情報発信したり、写真を掲載したりして楽しんでいる人が多いようです。日本を訪れたタイ人のFacebookやInstagramは、日本観光の投稿でいっぱいになります。逆に言えば良い評判も悪い評判もSNSを通して、すぐに現地に広まってしまいます。

タイ人に対するマナー

タイは王室を敬う文化があるため王室批判は絶対にしてはいけません。また、人前で叱る、注意するという行為は面子を重んじるタイ人にとってマナー違反です。もちろん政治の話題も当たり前かもしれませんが避けたほうが無難です。タイでは激しい政治争いもあり、デリケートな話題だからです。

またタイ人は必ずしも仏教徒ではなく南部の出身の人はイスラム系が多いですし、キリスト教徒のタイ人も普通にいるため仏教徒と決めてかからないことも大切です。

ただ基本的には人としての礼儀・マナーを守りさえすれば問題も起きません。

タイ人に人気の日本の観光と食


タイでは日本の観光も食事も人気です。タイ人に人気の日本の観光スポットと食事の好みをご紹介します。

タイ人に人気のスポットランキング

タイ人向けの訪日旅行情報サイト 「Chill Chill Japan」によると、タイ人に人気の観光スポットは以下の通り。

1位  富士山
2位  白川郷
3位  ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
4位  東京ディズニーリゾート
5位  河口湖
6位  大阪城
7位  東京タワー
8位  GALA 湯沢
9位  浅草寺
10位  清水寺

自然の景観や日本らしい建築物が見れるところが人気です。

都道府県別ですと

1位  北海道
2位  山梨県
3位  東京都
4位  大阪府

と、北海道が人気であることも分かります。

タイ人が日本で食べたいもの

タイには多くの日本食レストランがあり、タイ人にとって日本食は既に生活の一部となっています。寿司、ラーメン、豚カツ、カレーライス、うどん、といった日本食はわざわざ日本に来なくても食べられます。

タイ人が日本で食べたいものは、タイではなかなか食べられないもの。例えば、新鮮な日本の刺身が人気です。
タイにも日本の刺身はありますが鮮度や質の点では、日本の刺身の方が美味しいと評判。また、タイは鶏肉の生産は盛んなのですが、あまり牛を育てるのに適した環境ではなく牛肉の質は日本が上手です。そのため日本の和牛も喜ばれます。

しかし、その土地の名産の質の高いもので、タイ現地で食べる日本食以上に美味しい日本食を提供できればタイ人観光客も日本に来てよかったと感じます。

訪日タイ人観光客への効果的なマーケティング

訪日タイ人観光客に向けた効果的なマーケティングをご紹介します。

タイ人に優しくタイ語の環境づくりをする

タイ人にはタイ語の環境を提供するのがおすすめです。例えば日本のとある神社では、神主がタイ語を話せることから話題になり、多くのタイ人が訪れるようになりました。また、タイ語でパンフレットや案内板を作成すると、タイ人フレンドリーな評判が生まれタイ人を誘致しやすくなります。

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現地タイで日本の観光情報を発信する

タイの現地での情報発信も観光客誘致には有効な方法です。タイではよく日本観光のプロモーションでブースを出している企業や自治体が数多くあります。タイ現地で魅力を情報発信することで効果的なPRが可能になります。インバウンドのマーケティングでは現地での情報発信が有効です。

タイ人のインフルエンサーとの協力

タイ人の現地のインフルエンサーとの協力もマーケティングでは有効な手段です。タイはSNSが盛んで、憧れのインフルエンサーが訪れた日本の観光地にタイ人観光客は興味を抱きます。インフルエンサーとコラボレーションするマーケティングは対訪日タイ人観光客に対しても有効です。

SNSで日本の魅力をタイ人にアピールする

SNSはタイ人にリーチしやすい媒体です。SNSを有効活用したマーケティングもタイ人には有効です。Facebookやインスタグラムでの情報発信を現地の媒体と組み合わせることで効果的なPRにつながります。

まとめ

・訪日外国人観光客数でタイ人は現在6位
・タイ人の経済力の向上・ビザの緩和・日本への関心から訪日タイ人観光客の増加が今後も期待される
・タイ人を誘致するにはタイ語の対応や現地での情報発信、各種SNSを利用したマーケティングが有効

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