目次
「国内外のSNSの利用者数について調べている」
「海外で主流なSNSの最新情報を探している」
この記事はそのような方向けに書いています。
海外マーケティングを更に深く理解するためには、弊社が提供する”会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット”が役立ちます。詳細は[こちら]からご覧いただけます。
日本と海外では地域や国により使用されるSNSが大きく違います。それぞれの特徴とユーザー数をランキング形式で紹介していきますのでご参考下さい。
日本と海外で主流のSNSとユーザー数一覧
まずは結論から。
日本と海外でそれぞれSNSのユーザー数ランキングご紹介します。
日本で主流のSNSとユーザー数一覧
■国内のSNS利用者数一覧(多い順)
No | 媒体 | 利用者数 | 発表時期 |
1 | LINE | 8,400万人 | 2020年4月時点 |
2 | YouTube | 6,700万人 | 2018年10月時点 |
3 | 4,500万人 | 2018年10月時点 | |
4 | 3,300万人 | 2019年3月時点 | |
5 | 2,600万人 | 2019年7月時点 | |
6 | TikTok | 950万人 | 2018年12月時点 |
7 | 530万人 | 2019年8月時点 |
日本国内のSNSで圧倒的なシェアを誇るのがLINE。2020年には月間8400万人が利用しています。
総務省が2018年に日本のインターネット利用率は79.8%と発表しているため、単純計算で国内インターネット人口は約1億人。日本のインターネット利用者全体でLINEは84%のシェアを持っています。
(出典:総務省|通信利用動向調査)
海外で主流のSNSとユーザー数一覧
■海外のSNS利用者一覧(多い順)
No | 媒体 | 利用者数 | 発表時期 |
1 | 26億 | 2020年4月29日 | |
2 | Youtube | 20億 | 2019年5月時点 |
3 | 20億 | 2020年2月12日 | |
4 | Facebook messenger | 13億 | 2019年10月1日 |
5 | 12億 | 2020年5月13日 | |
6 | 10億 | 2020年1月25日 | |
7 | Tik Tok | 8億 | 2020年6月17日 |
8 | 6.9億 | 2020年5月13日 | |
9 | 5.5億 | 2020年5月19日 | |
10 | QZone | 5.1億 | 2020年4月時点 |
11 | Redit | 4.3 億 | 2019年12月4日 |
12 | kuaishou | 4.4億 | 20205月時点 |
13 | Snapchat | 3.9億 | 2020年4月時点 |
14 | Twiter | 3,8億 | 2020年4月時点 |
15 | 3.3億 | 2019年Q4時点 |
※月間アクティブユーザー(MAU)で比較
続いて海外のSNS利用者数ランキング。
DATAREPORTALによると2020年1月時点で世界のインターネット人口は45億4千万人、SNSの利用者数は38億人となっています。
利用者数が多いSNSはほとんどがアメリカ、中国発のサービスになっています。
中国は他国のサービスの利用が制限されているため独自のSNSが発展しています。
そのなかでもTik Tokは2019年にアプリ会社のSensor Towerが発表したアップルおよびグーグルのアプリダウンロード数において、第一位のWhatsAppに続き、第二位となっています。
(出典:Sensor Tower|Store Intelligence Data Digest)
LINE
特徴
・日本発のメッセンジャーアプリ
・ペイメント機能やアプリ内アプリ、オープンチャットなど様々な機能が追加されている
ユーザー数
・国内:8,400万人
・海外:1.6億人
(出典:LINE|2020年12月期第1四半期決算補足説明資料 )
日本で圧倒的なシェアをもつLINEですが、日本以外でもユーザーを獲得しており主に台湾、タイ、インドネシアで利用されています。
特に、
・タイ:4,400万人(インターネット人口4,800万人の約90%)
・台湾:2,100万人(インターネット人口2,100万人のほぼ100%)
と上記2カ国ではFacebook Messenger など他のメッセンジャーアプリを抑えトップシェアを獲得しています。
(出典:DATEREPORTAL|DIGITAL 2020: TAIWAN)
(出典:statista|Number of internet users in Thailand from 2017 to 2023)
■LINEの日本国内のユーザー属性(2019年7月時点)
(出典:LINE|LINE Business Guide 202001-06)
特徴
・実名登録制であり、プライベートな繋がりがメイン
・世界で最もユーザー数が多いSNS
・幅広い年代層で使用されている。
ユーザー数
・国内:2,600万人
・海外:26億人
国内利用者は年々減少しており、ユーザーの年齢層が上昇しています。。
対して全世界的には依然としてFacebookは26億人とNo.1のユーザー数を誇り、ユーザー数前年比10%増と新規ユーザーの獲得もしている。
(出典:Facebook|Facebook Reports First Quarter 2020 Results)
(出典:Marke Zine|フェイスブック ジャパン長谷川晋代表が語る、Facebook&Instagram2019年の展望)
”新成人のSNSの利用率は、1位が「LINE」で96%、2位は「Twitter」78%、3位は「Instagram」60%で、昨年の順位と変動はありませんでした。3位の「Instagram」は、昨年からの上昇率では1位で、聴取を開始した2016年と比較すると、2.4倍となっています。
なお、最近とくに若い人の間で話題だと言われる「TikTok」の利用率は12%でした。”
(出典:マクロミル|新成人500名に聞く、2019年 新成人に関する定点調査)
Facebookをビジネスとして運用している日本企業は多くいますが、2018年のアップデート時にFacebookの創業者・会長・CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は
“企業アカウントの投稿をニュースフィードに表示する回数を低下する徐々に減少させる。”
(出典:Facebook|マーク・ザッカーバーグ氏:2018年1月12日の投稿)(出典:Facebook|マーク・ザッカーバーグ氏:2018年1月20日の投稿)
と語っており、Facebook内の情報を高品質で、ユーザー同士の交流を促す方向性へと変えようとしています。企業としてFacebookを利用される際には考慮の必要がある内容です。
YouTube
特徴
・動画プラットフォームで世界最大のユーザー数
・10~40代まで広く利用されている
ユーザー数
・国内:6,747万人
・海外:20億
(出典:Variety|YouTube Now Has 2 Billion Monthly Users, Who Watch 250 Million Hours on TV Screens Daily)
(出典:statista|Most popular websites and online services in Japan as of October 2018, by monthly active users )
日本国内・海外においても最も勢いがあるプラットフォームだと言っても過言でないyoutube。
YouTubeの2019年の広告売上高は36%増の150億ドル(約1兆6000億円)で、アメリカ全土のTVCM広告費である710億ドル(約7兆5700億円)と比較しても非常に大きいことがわかります。
”2019年、日本の広告費ではインターネット広告費が2兆1,048億円となり、ついにテレビCMの出稿額1兆8,612億円を超えました。ここ数年二ケタ成長が続くインターネット広告に対し、テレビCMは右肩下がりが続いていたため時間の問題といわれていましたが、ついに実現した形です。”
(出典:WEB担当者Forum|【2019年 日本の広告費】電通より発表|Webマーケターが望んだ結論に)
youtube全体の広告費は日本のTVCMの広告費全体と比べても遜色がない金額ということを考えても、非常に影響力のあるSNSだということがわかります。
(出典:BUSINNES INSIDER|ついにYouTubeの広告売上が明らかに…2019年は前年比36%増の150億ドル)
(出典:eMarketer|TV Year in Review: Advertising Remains Strong, but Road Ahead Is Murky)
(出典:電通|2019年 日本の広告費)
個人・企業においてもyoutubeを利用した広告活動やアカウント運用などを考える方は多いと思いますが、youtubeは近年未成年にふさわしくない動画や炎上目的など教育上問題があるコンテンツを投稿するアカウントに対して規制を行っています。
ガイドラインは頻繁に変更されるためyoutube活動を行う方は常にチェックすることをおすすめします。
(出典:youtubeヘルプ|YouTube のコミュニティ ガイドライン)
特徴
・MAU20億人の世界最大のメッセンジャーアプリ
・「エンドツーエンド暗号化」を用いた厳重なセキュリティ
・シンプルな機能のみで、広告が表示されない
ユーザー数
・国内:不明(公表なし)
・海外:20億人
(出典:WhatsApp|Two Billion Users — Connecting the World Privately)
日本ではLINEがシェアを独占していますが、海外市場ではメッセンジャーアプリとしてNo.1のシェアを誇るWhatsApp。国別にメッセンジャーアプリのシェアを見てみるとほとんどの国がWhatAppを使用していることがわかります。
■国別のトップシェアメッセンジャーアプリ
(出典:DATEREPORTAL|DIGITAL 2020: GLOBAL DIGITAL OVERVIEW)
■国別のWhatsApp普及率
(出典:statista|WhatsApp: usage penetration in selected countries 2017)
国別の普及率で見ると地域に広く世界中で利用されています。
WhatsAppの最大の市場としてはインドであり、人口で計算した普及率で見ると低いですがインドのスマートフォンユーザーは4億5千万人と発表されており、インドのWhatsAppの月間利用者数は4億人を超えネット人口で見ると90%に近いシェアを持っています。
また、テスト版として提供していたペイメント機能を、2020年6月にブラジルで正式にローンチし順次インド、インドネシア、メキシコなど対応国を広げてゆく計画だと発表しています。
2016年までWhatsAppは2年目以降を年間利用料99セントで配信していましたが、現在は無料となっています。多くのユーザーをもちながら企業による広告配信をおこなっていないWhatsApp、Facebookに買収されてからたびたび広告機能の追加の検討が話題に上がっており今後の動きに注目が必要です。
(出典:techcrunch|WhatsApp reaches 400 million users in India, its biggest market)
(出典:BBC|Facebook launches WhatsApp digital payment service)
(出典:Wired|「WhatsApp」無料化、ユーザー数は10億人に到達)
(出典:Cnet japan|Facebook、「WhatsApp」で広告を販売する計画を断念か)
Facebook messenger
特徴
・MessengerアプリがなくてもFacebookをインストールしていれば使用できる
ユーザー数
・日本:2,600万人(公開されておらずFacebookユーザー数に準拠)
・海外:13億人
(出典:Facebook|Messenger Brings Fast-Growing Surfaces Together to Drive Valuable Experiences)
Facebookの標準機能であるMessengerを一つのアプリとして独立させたのがFacebook Messengerです。
メッセンジャーアプリの世界トップシェアであるWhatsAppもFacebook社が買収しているため、どちらかを利用すれば世界中のほぼすべての人との連絡が可能になっています。
直近の情勢を受けて、2020年5月に無料で時間無制限で50人まで同時にビデオ通話ができるMessenger Reoomsという機能がローンチされています。
FacebookのアカウントをもっていなくてもURLを知っていれば通話に参加可能であり、機能は順次追加を予定しているとのことです。
(出典:CNET japan|Facebook、人気メッセージングアプリWhatsAppを買収へ–160億ドル)
(出典:Facebook|Messenger Rooms is Now Available)
特徴
・中国でMAU10億人の最も使用されているメッセンジャーアプリ
・ミニプログラム、ペイメントなど多彩な機能を持つ
ユーザー数
・日本:不明(公表されていない)
・海外:12億人
中国の大手IT企業テンセント社が提供しているメッセンジャーアプリ、Wechat。
中国は自国以外からサービスの配信を厳しく制限しているため、独自のWEBサービスが発展しています。
Wechatの中国国内に限定した正確なユーザー数は公表されていませんが中国のインターネット人口が10億人であることを考慮すると、ほぼ全ての中国人がWechatを使用してる計算になります。
(出典:Tencent|Tencent Announces 2020 First Quarter Results)
(出典:Hootsuite / We Are Social|Digital 2020 china)
日本でいうとLINEにあたるWechatですが、特筆すべきはその豊富な機能であり
・決済
・送金機能
・アプリ内アプリ(ミニプログラム)
・ローン
・位置情報共有
・公共サービスの予約
・ホテルやフライトのチケットの購入
など、やろうと思えば何でもできてしまうのがWechat。
決済機能などは中国国内ユーザーに限定されていますが、中国人にとってWechatは生活になくてはならない存在になっています。
中国のモバイル決済市場は急成長しており、2018年には年間で277.4兆元(41.51兆ドル)の取引が行われています。日本のキャッシュレス決済市場はクレジットカードなどを含んだもので約86兆円であり、中国モバイル決済市場は日本の50倍以上の規模になっています。
この取引のうちAlipayとWeChat Payが90%以上を独占しており、モバイル決済における両サービスの強さが伺えます。
(出典:QPSOFTWARE|ALL WECHAT FEATURES IN 2020)
(出典:PR Times|2025年のキャッシュレス決済市場は128兆円を突破QRコード/バーコード決済市場は9.7兆円規模と予測)
(出典:中国人民銀行|2018年支付体系运行总体情况)
(出典:Walk THE CHAT|The cross-border payment war of WeChat Pay and Alipay)
特徴
・写真や動画の投稿がメイン
・10~20代の男女に支持されている
ユーザー数
・国内:3,300万人
・海外:10億人
(出典:Facebook|Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破)
(出典:Instagram|about us)
■Instagramのユーザー年齢・性別割合
(出典:DATEREPORTAL|DIGITAL 2020: GLOBAL DIGITAL OVERVIEW)
スマートフォンで撮影した動画や写真を加工しそのまま投稿できるサービスで、世界的に10〜20代の若年層の男女に利用されています。
最も多い1.2億のユーザー数を持つアメリカ市場では、10代の73%は、Instagramがブランドにとって企業が新製品やプロモーションにおいて個人にリーチするための最良の方法だと回答しています。
(出典:eMarketer|Best Ways for a Retailer/Brand to Communicate About New Products/Promotions According to US Teens, Spring 2019 )
(出典:Napoleon Cat|Instagram users in United States of America)
Tik Tok
特徴
・短い動画の作成、シェアを目的としたアプリ
・10~20代の男女のユーザーがメイン
ユーザー数
・国内:950万人
・海外:8億人
(出典:Marke Zine|TikTokが広告配信プラットフォームをリニューアル!日本法人副社長に聞く、広告主企業の活用価値)
(出典:WALLAROO|TikTok Statistics – Updated June 2020)
Tik Tokは中国のBytedance社が提供しているDouyinの中国国外版の名称で、中国国内では毎日4億人のユーザーが利用しています。2019年にはゲームアプリを除いて世界2位のダウンロード数となっています。
中国国外市場では、特にアジアを中心に利用されており、インドでは2019年のダウンロード数全体の44%となる3億2,300万回ダウンロードされ、現地政府が問題視するほど利用されています。
そのためTik Tokはインド市場に対し、現地企業と提携し数学や言語学習、メンタルヘルスなど教育コンテンツの作成・投稿を行っています。
(出典:Sensor Tower|Store Intelligence Data Digest)
(出典:TechCrunch|Douyin, TikTok app in China, hits 400 million daily active users)
(出典:Sensor Tower|India’s TikTok Ban Cost the App At Least 15 Million New Users There—and Its Biggest Month Yet)
特徴
・中国のTencentが提供するメッセンジャーアプリ
・アバターの作成やブログ、音楽再生機能など様々な機能がある
ユーザー数
・国内:不明
・海外:6.9億人
(出典:Tencent|Tencent Announces 2020 First Quarter Results)
中国大手IT企業であるTencent社が提供するメッセンジャーアプリであるQQは、Wechatに比べて中国国内へのサービス提供がメインになっています。ユーザー層に関しては公表されていませんが、クアルコム社との提携で子供向けのウェアラブルデバイスを発売するなど低年齢層へのマーケティングを行っています。
(出典:engadget|Tencent’s kids smartwatch is both cute and connected)
(出典:Qualcomm|Qualcomm and Tencent QQ Collaborate to Bring Watch QQ Experiences to Snapdragon Wear Platforms)
QZone
特徴
・TencentQQのブログ機能を切り出したもの
・自分のページのBGMや背景などを自由に設定できる
ユーザー数
・国内:不明
・海外:5.1億人
(出典:Tencent|TENCENT ANNOUNCES 2019 THIRD QUARTER RESULTS)
”2005年に開始したソーシャル・ネットワーキング・サービス「Qzone(QQ空間)」のMAUは12億人をピークに2016年以来、減少している。 中国のFacebookと呼ばれる「Qzone」は、過去に19億枚以上の写真が投稿されるほど人気を博した。”
(出典:StatDB|Tencent「Qzone」月間アクティブユーザー数)
Qzoneに関する情報が少ないため、弊社の中国出身のスタッフから聞いたところ、Tencent躍進のきっかけとなったQQの独立した1機能として流行したQzone。
いまはあまり使われていないとはいえ、Wechatととの棲み分けはされておりskypeのような立ち位置でビジネスでよく使われるとのことです。
特徴
・文字や動画、画像のシェアを目的としたプラットフォーム
・10~20代のユーザーがメイン層
ユーザー数
・国内:不明
・海外:5.5億人
(出典:Weibo|Weibo Reports First Quarter 2020 Unaudited Financial Results)
中国版のTwitterと呼ばれるWeiboは中国語で「微博」と表記され、「マイクロブログ」を意味します。漫画や天気予報、星座占いなど様々な情報を発信するアカウントが存在し、多くのインフルエンサーが活動しています。
2009年にサービスを開始し、後発のアプリにシェアを奪われつつありますが2020年3月には前年同期比8500万人増の5億5000万人に達し、1日あたりのアクティブユーザー数は前年同期比3800万人増の2億4100万人になっています。
同社王高飛CEOは、MAUとDAUの対前年同期の純増数が、いずれも同社創業以来の最高水準に達したことを発表しています。
(出典:36Kr Japan|中国版Twitter「微博」最新決算、平均DAUが2億4000万人超、純増数過去最高に)
Redit
特徴
・ユーザーがトピックを立てて交流する掲示板型のSNS
・アメリカの10~30代の男性がメインユーザー
ユーザー数
・国内:不明
・海外:4.3億人
(出典:Reddit|Reddit’s 2019 Year in Review)
■Redditの国別デスクトップ経由トラフィック割合
(出典:Statista|Regional distribution of desktop traffic to Reddit.com as of May 2020, by country)
Redditのユーザーは約50%近くがアメリカからアクセスしており、その他英語圏の国が追随しています。
Redditは日本で言うと2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のような投稿掲示板型のソーシャルコミュニティで、ユーザー同士でスレッドをたてて交流ができます。
ゲーム攻略情報や、美容などの趣味のトピックを始め、世界情勢やニュースなどの真面目な話題に関しても多くの投稿がされています。
「subreddit “ r / IAmA ”」という自己紹介のようなトピックも人気なのですが、2012年のアメリカ大統領選挙期間中にバラク・オバマ氏はこちらのトピック「 am Barack Obama, President of the United States — AMA」と投稿し30分間ユーザーと直接交流を行ったことで、アクセスが集中しサーバがダウンしています。
(出典:Reddit|I am Barack Obama, President of the United States — AMA)
kuaishou
特徴
・短編動画の作成・投稿、シェアを目的とするプラットフォーム
・10~20代の男女がメインユーザー
ユーザー数
・国内:不明
・海外:4.4億人
(出典:WALK THE CHAT|Douyin, Kuaishou, Red, Bilibili: Where to Promote Your Brand in China Besides WeChat?)
Kuaishouは中国国内でTik Tokに追随する形で利用されている動画投稿型のSNSです。
違いとしてはTik Tokは音楽を基軸として誰でもミニアート作品を作れるというコンセプトですが、Kuaishou はVlogのような形の動画が多くなっています。
Kuaishouの特徴として既存ユーザーとのつながりを促すアルゴリズムになっているため投稿のエンゲージメント率が高く、eコマースのコンバージョン率がTik Tokに比べて5〜10倍高くなっています。2019年のKuaishouは500億人民元(約72億ドル)をライブコマースの手数料から得ており、最大の収入元となっています。
(出典:WALK THE CHAT|Why is Kuaishou Better than Douyin for E-commerce Conversion & Social Engagement)
(出典:tech node|Kuaishou earned revenue of $7.2 billion in 2019: report)
Snapchat
特徴
・24時間で消える動画・画像の投稿を中心としたコミュニケーション
・投稿は基本的に一度閲覧すると自動的に消える即時性
ユーザー数
・国内:不明
・海外:3.9億人
正確なユーザー分布はSnapchatからは公開されていませんが、DATEREPORTALは同サービスの広告リーチ数から各国のユーザー数を発表しています。
(出典:DATEREPORTAL|DIGITAL 2020: GLOBAL DIGITAL OVERVIEW)
■Snapchat国別ユーザー数
(出典:DATEREPORTAL|DIGITAL 2020: GLOBAL DIGITAL OVERVIEW)
Snapchat の最大の特徴は送った画像や動画が自動的に消える点。
ユーザー同士で送る動画や画像は1〜10秒の間で消滅する時間を設定でき、送られた相手が一度開くと設定された秒数が経過することで消滅しスクリーンショットを撮った場合も相手に通知が飛ぶ設定になっています。
企業の活用方法として、消えてしまうという特性を生かしたイベントやリリース情報のリークや位置情報機能を活用した来店促進のクーポンの配信など様々な方法でマーケティングが行われています。
”フローズンヨーグルトチェーンの『16 Handles』が展開したのが、フローズンヨーグルトの写真をアカウントに送ると、16%、50%、100%オフのいずれかのクーポンがもらえるというもの。”
(出典:Find Model|【完全版】担当者が知るべきSnapchatの特徴と海外広告事例10選)
Twiter
特徴
・144字までのテキストと動画、写真の投稿、シェアがメインのシンプルなSNS
・10〜30代の男女がメインユーザー
ユーザー
・国内:4,500万人
・海外:3.3億人
(出典:Tech Crunch|Twitterの月間アクティブユーザー数は日本で4500万超)
(出典:statista|Number of monthly active Twitter users worldwide from 1st quarter 2010 to 1st quarter 2019)
■Twitter 国別ユーザー数
(出典:DATEREPORTAL|DIGITAL 2020: GLOBAL DIGITAL OVERVIEW)
Twitterのユーザーはアメリカと日本をあわせて約1億人とユーザー全体の30%近くを占めています。
日本では安定したシェアを持つTwitterですが、日本ユーザーは「匿名アカウントを複数持つ」という特徴があり、これは日本人が基本的に単一民族・単一言語なので、所属するコミュニティにより交流するキャラクターを使い分けているのでは。とソーシャルメディア研究者の佐々木裕一先生は語っています。
(出典:日経ビジネス|日本の若者はなぜ、Twitterをよく使うのか)
また世界のフォロワー数ランキングは以下になっており、海外市場ではミュージシャンが多くのフォロワーを獲得する傾向が伺えます。
1位:バラク・オバマ(1.1億人)
2位:ジャスティン・ビーバー(1.1億人)
3位:ケイティ・ペリー(1.0億人)
4位:リアーナ(9,600万人)
5位:テイラー・スウィフト(8,600万人)
(出典:Brand Brandwatch|The Most Followed Accounts on Twitter)
ちなみに日本のフォロワーランキングは以下です。
1位:松本人志(770万人)
2位:前澤友作(749万人)
3位:有吉弘行(741万人)
(出典:meyou|Twitter日本 フォロワー数 総合ランキング 1-50位)
特徴
・画像やデザインを中心に投稿されており、情報収集として使われることが多い
・20〜30代の女性がメインユーザー
ユーザー数
・国内:530万人
・海外:3.3億人
(出典:DIGIDAY|国内でも静かに成長するピンタレスト:そのオリジナリティと可能性)
(出典:Pinterest|Q419 Earnings Report)
■アメリカのユーザーがPinterestを利用する目的
(出典:statista|Most popular Pinterest categories in the United States as of February 2017)
PinterestのCEOであるベン・シルバーマンは「Pinterestはソーシャルネットワークではなく、アイディアのカタログである」と語っており、実際に投稿されるコンテンツとしてはアートやギフト、ガーデニングなどデザインに関係のあるものが多くなっています。
■アメリカのユーザーのSNS別使用目的
また、Pinterestはユーザーの48%がショッピングの意思決定に用いると回答しており、アメリカの他のSNSに比べて突出しており、ブランドのマーケティングに用いられるSNSとなっています。
(出典:eMarketer|Pinterest Is the Talk of ShopTalk as It Eyes IPO)
(出典:Business of Apps|Pinterest Revenue and Usage Statistics )
これらのSNSデータを活用し、効率的なSNSマーケティングを行いたい場合、私たちの”会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット”が参考になるでしょう。無料ダウンロードは[こちら]。
日本と海外で主流のSNSとユーザー数一覧、まとめ。(中国SNSカオスマップはこちらから)
ここまで日本と海外で主流のSNSについて説明させていただきました。
ほとんどがアメリカ発のSNSでしたが、他には今回紹介しきれなかった
・ビジネスマン特化のSNSの「LinkedIn(リンクトイン)」
・デザイン重視のミニブログが投稿されるSNSである「Tumblr(タンブラー)」
などまだまだたくさんのSNSがあります。
また、中国は独自市場であるため初耳のサービスも多かったのではないでしょうか?
気になる方は弊社の社員がNoteにて中国のC向けのサービスカオスマップを公開しておりますのでご興味ございましたらそちらもご確認下さい。
(出典:note|2020中国 C 向けサービスカオスマップ|多分一番いいヤツ)
各SNSの違いを理解し、ターゲットに最適なマーケティング戦略を練るにあたり、弊社の詳細なガイドが含まれた資料をご覧ください。”会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット”のダウンロードは[こちら]からどうぞ。
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