中国でSNS広告を実施する際に知っておくべきポイントとは?

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中国は世界最大の人口を有するだけでなく、経済力においても世界有数の大国へと成長しています。

また、インターネット利用者の数についても他国を圧倒しており、特にSNSの影響力はここ数年で一段と大きくなってきました。

今回は、そんな中国でSNS広告を展開する際、知っておくべきポイントについてご紹介します。

中国のインターネット・SNS利用状況

まずは、中国のネット利用状況について確認しましょう。

中国のインターネット利用状況

2021年現在、中国の人口は約14.4億人で、2020年も500万人以上の人口増加が確認されました。

増加率で言うとわずか0.4%にとどまりますが、注目したいのはインターネットユーザーの増加です。

中国には現在、およそ9億3,400万人ものインターネットユーザーが存在しており、2020年にはさらに850万人増え、その増加率は10%に達しています。

これは、新型コロナによる巣ごもり需要が大きくなったことや、農村部におけるインフラ整備が進んでいることが背景に考えられます。

中国では62%近い人々が都市部に住んでいる一方、農村部にも38.5%もの人口が存在しています。今後、後者の4割近い人々がますますインターネットに参入してくることになるでしょう。

参考:DATAREPORTAL “Digital 2021: China”
https://datareportal.com/reports/digital-2021-china

中国のSNS事情

続いては、現地におけるSNSについてです。2021年1月時点で、中国におけるSNSユーザーは9.3億人が確認されており、2020年中に1,000万人以上のユーザー増加が見られました。

中国全体の人口比で言うと、SNSの利用者割合は64%を超えており、今後もこの割合は増えていくことが予想されます。

SNS利用のきっかけとなっているのがスマホなどのモバイルデバイスですが、中国ではモバイルデバイスのユーザー数も年間で800万人増加、所有台数は16億台を突破しているなど、一人で複数台を所持するケースも見られます。

今や、SNSは中国人にとって欠かせない情報源となっていることがわかります。

参考:DATAREPORTAL “Digital 2021: China”
https://datareportal.com/reports/digital-2021-china

中国でSNS広告を実施するメリット

このような背景を踏まえ、中国でSNS広告を実施するメリットを見ていきましょう。

活況の中国SNSをフル活用できる

中国ではSNS利用者がトップクラスの数であるだけでなく、その増加率も高いため、高い広告効果が望めます。

後述しますが、中国では様々なSNSが誕生しており、いずれのサービスにおいても多くのユニークユーザーを獲得しています。

それぞれのサービスの違いを理解し、自社に最適なSNS広告の発信が可能です。

若年層を中心とした高い購買力を活かせる

SNS利用者の多くは、若年層が占めています。これは日本などでも同様ですが、先進国に比べて中国は出生率が高く、若者の数も依然として増えています。

そのため、現在の購買力の高さはもちろんですが、今後も継続的にSNSユーザーは増加し、彼らの高い購買力をSNS広告を通じて活用できるでしょう。

中国のSNSの特徴

このように、中国は他に地域に比べて多くのユーザーを抱えているだけでなく、独自の文化圏を形成している点も特徴です。

中国のSNS文化が有する特性についても見ておきましょう。

活用SNSは自国のものに限られている

まず、中国においては自国発のSNSしか原則利用することはできません。

と言うのも、中国にはグレートファイアウォールと呼ばれる検閲システムがあり、YotubeやFacebookといった海外のSNSは利用できないためです。

そのため、中国で利用されているのはWeChatやQQ、TikTokと言った中国系のサービスに限定されています。

それでも近年はTikTokを初め、世界的な人気を博するサービスも増えてきており、その影響力の高さは未知数です。

EC機能との連携も強化

中国におけるSNSの浸透率の高さは、多様な機能を搭載していることも理由に挙げられます。その一つがEC機能で、ショッピングをSNS経由で気軽に行うことが可能です。

SNSで広告を見て、欲しくなったら即座に購入できるという仕組みが出来上がっているため、広告効果は絶大です。

従来のように広告を見てECにアクセスし、商品を探しなおすという手間が発生せず、ショッピングがより身近になっているのが特徴です。

盛んなインフルエンサーマーケティングも

SNSがショッピングプラットフォームとして確立されつつある中、その効果をさらに高めているのがインフルエンサーの存在です。

インフルエンサーマーケティングとは、SNS上で影響力のあるユーザーのインフルエンサーが、企業からPRを引き受けたり、商品提供を受けることで販売促進を行う手法です。

インフルエンサーは他のユーザーから絶大な支持を受けており、高い発信力を有しています。彼らの一挙一動に注目が集まる中、商品紹介をしてもらうことで、大きな購買促進が実現します。

中国ではこのインフルエンサーマーケティングが特に盛んなため、日本よりも高い効果が期待できます。

中国で活躍するSNS

ここで、実際に中国で人気のあるSNSを、いくつかご紹介します。

参考:enjoyJapan「【2021年3月更新】中国10大SNS最新ユーザー数まとめ」
https://enjoy-japan.jp/column/chinesesns-user-data#%E5%BE%AE%E5%8D%9A%EF%BC%88weibo%EF%BC%89

Weibo(微博)

Weiboは中国版TwitterのようなSNSで、トレンドワードに対して敏感な性質を持っています。

最新ニュースや映画、ファッション、グルメについての情報が多く、若年層における流行の発信源として活躍しています。

中国国内月間アクティブユーザー数も4.6億人と多く、中国では有数のSNSです。

WeChat(微信)

中国で最も人気のあるSNSが、WeChatです。これは日本で言うLINEのようなサービスで、日々のコミュニケーションのほとんどはWeChatで行われます。

日本でも中国人とコミュニケーションをとる際、WeChatが使われることもあるため、広告を配信しないにしても、中国進出を控えている場合には導入しておいて損のないサービスです。

月間アクティブユーザーの数は9.9億人と、ネット利用者のほぼ全員が使用しています。

TikTok(抖音)

ここ数年で大きな成長を遂げたのが、動画共有サービスのTikTokです。数十秒程度のショート動画を自在に編集し、共有できる機能が話題となり、日本や欧米でも親しまれるサービスですが、中国においてもその人気は確かな地位を誇ります。

若年層はもちろん、最近はファミリー世代のユーザーも増加傾向にあり、動画コンテンツの多様化が進んだことで、ユーザー層も厚くなっています。

月間アクティブユーザーは6.9億人と、Weiboよりも増えています。

RED(小紅書)

中国のInstagramとして最近注目されているのが、REDです。主に女性ユーザーをターゲットにしたサービスで、動画や画像主体のコンテンツを共有できるのが特徴です。

内容についてもファッションや美容、フード関連がその多くを占めており、男性向けにはインテリアのジャンルが人気です。

EC機能も搭載しており、投稿からそのまま商品購入へつなげられる仕組みも魅力です。

月間アクティブユーザーの数は、1.3億人となっています。

中国でSNS広告を実施する際のポイント

このように、中国では様々なSNSが活躍しており、ユーザーの数も増加傾向にあります。SNS広告を配信する際のポイントを確認しておきましょう。

広告の違いを理解する

まず重要なのは、SNS広告は自社と相性の良いユーザーが存在するサービス向けに配信する必要がある点です。

SNSは若年層向けのサービスですが、どのようなコンテンツが人気なのかについてはバラバラです。

中には中高年層にも支持されているSNSもあるため、彼らをターゲットにしたい場合には適切なサービスを選ぶ必要があります。

インフルエンサーを活用する

直接広告を配信しなくとも、インフルエンサーを起用することで高い広告効果を発揮できます。

インフルエンサーに払う対価は彼らの影響力やジャンルによってバラバラで、相応の費用がかかることもあります。

しかし直接企業が広告を配信するよりも、はるかに高い販売促進効果が見込めるため、起用の価値は高いと言えます。

代理店との連携が必要

SNS広告を中国向けに配信する際、注意したいのがその方法についてです。現場、SNS広告は世界中の企業が自由に配信できるわけではなく、中国の代理店を通じて配信を行ってもらう必要があります。

現地に法人を設立して配信する方法もありますが、広告のためだけにそれだけの手間をかけるケースは稀で、採算も合わなくなってしまうため、前者の手法が好まれます。
中国での広告配信は、何かと準備が必要になるため、早めの展開を検討しておきましょう。

おわりに

中国ではSNSが活況を迎えており、多くのユーザーに愛されています。

それだけに広告効果も非常に高く、サービスも様々な存在するため、自社に最適な運用アプローチも自由に検討できます。

運用に至るまでの手続きはやや複雑ですが、中国進出を進める上では重要な施策です。


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