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日本では年々訪日外国人の数が増えており、沖縄でも300万人以上の訪日外国人旅行者が訪れています。
沖縄に訪れるインバウンド旅行者は、何をしているのでしょうか。実は訪日外国人が沖縄でやりたいと思っていることがあるんです!
今回は、外国人旅行者が沖縄でやりたいと思っていることを紹介します。競争過多とも言える沖縄の観光業界市場で生き残るためにどんな対策をすべきなのか、成功事例も紹介するので、沖縄でのインバウンド対策を考えている人は参考にしてください。
沖縄のインバウンド需要
ここでは、沖縄のインバウンド需要について触れていきます。インバウンド対策をするのであれば、沖縄に訪れる訪日外国人のデータは把握しておくべきです。
訪日外国人の滞在に関するデータとインバウンド消費の金額を紹介します。インバウンド需要を狙っている人は参考にしてください。
沖縄への訪日外国人の滞在データ
沖縄に訪れる訪日外国人で把握しておくべきデータは以下の4点です。
- 沖縄県への訪日外国人観光客の訪問者数
- 沖縄県の訪日外国人観光客訪問率
- 沖縄県の訪日外国人観光客宿泊数
- 沖縄県の平均宿泊日数
それでは、順に説明します。
沖縄県への訪日外国人観光客の訪問者数
2018年の沖縄を訪れた訪日外国人は、210万人を超えており、都道府県の中で10番目に多かったです。
東京や大阪、京都などに比べると認知度は低く、交通の便も首都圏に比べると劣りますが、それでもトップ10にランクインしていることから、沖縄も外国人から注目される地域になったという証拠でしょう。1年にこれだけ多くの外国人が訪れるのですから、インバウンド対策をしない手はないですよね。
沖縄県の訪日外国人観光客訪問率
訪日外国人の消費動向調査によれば、沖縄県の訪問率は6.77%で、訪問者数と同様に全国10番目の高さでした。日本に訪れた外国人100人の内6~7人が沖縄に旅行していることを考えると、割合的には多いですよね。
来年は東京オリンピックが開催されるので、長期滞在者が増えるため、沖縄を訪れる外国人がますます増えるかもしれませんね。
沖縄県の訪日外国人観光客宿泊数
沖縄に訪れた外国人は210万人で全国10位でしたが、宿泊者総数を見てみると、620万人で全国5位にランクインしています。
補足すると宿泊者総数は、1人の旅行者が2泊したら2人とカウントされているので、訪日外国人数よりも上回る620万人となっています。
単純な旅行者だけを見ると全国10番目に位置しますが、複数日滞在する外国人が多いので、1年に620万人の外国人が訪問している置き換えることが可能です。それだけ沖縄ではビジネスチャンスがあるということになります。
沖縄県の平均宿泊日数
実際に沖縄に訪れた外国人は、平均して4.3泊しています。
東京や大阪でも3泊以上する外国人は珍しいので、いかに目的を持って沖縄に来ているかが分かりますね。
これだけ滞在日数が長ければ、沖縄で使ってくれる金額も多くなるので、インバウンド対策に力を入れられるかが業績に影響してくるのは間違いないでしょう。
インバウンド消費の金額
沖縄に訪れている外国人観光客は、韓国、台湾、中国の順に多く、インバウンド消費総金額も同じ順番です。
しかし、1人当たりの消費金額は、アメリカがトップで14万以上消費しています。特に宿泊費に6万円以上かける傾向があり、飲食費も4万円代となかなか豪華な使い方をしているのです。
対してアジアの国の観光客は多くて中国人の10万円弱で、韓国に関しては、台湾や香港よりも低い約6万円でした。アジアの国に共通して言えるのは、宿泊費や食費を抑えて買い物にお金を使う割合が高かったです。
インバウンド消費のトレンドはモノからコトに変わりつつありますが、アジアに関してはまだモノ消費の方が多いのかもしれませんね。
■参考資料
このデータから見ても、各地域における効果的なマーケティング戦略がいかに重要かが明らかです。これに関連して、私たちの【インバウンド業界編】SNS マーケティングにおけるコンテンツ成功事例集を参照いただくと、より具体的な戦略立案に役立ちます。ぜひこの資料をダウンロードし、インバウンドマーケティングの知見を深めてください。
訪日外国人旅行者が沖縄でやりたい4つのこと
訪日外国人が沖縄に来たらやりたいことを4つ紹介します。
- 観光地観光
- 自然に触れる
- 沖縄料理を楽しむ
- 買い物をする
外国人のニーズを把握することは重要なので、何を目的に沖縄に訪れているのかを知っておきましょう。それでは、順に説明します。
観光地訪問
沖縄の観光地訪問を目的にしている外国人は多いです。
美ら海水族館や首里城は特に人気が高く、連日外国人観光客を見ない日はありません。
美ら海水族館は年間270万人が訪れる沖縄で人気ナンバー1の観光スポット。世界最大級の水槽を保有しており、ジンベエザメやマンタ、小魚の大群が泳ぎ回る姿はまさに圧巻です!大人でも興奮すること間違いなしのスポットなので、外国人観光客も楽しめます。
また、日本文化に興味のある外国人には首里城は必ず行きたいスポットの1つでしょう。
世界遺産にも登録され、世界から注目されているスポットです。
沖縄の美ら海水族館や首里城などの観光スポットは、確かに外国人には魅力的ですが、これらの魅力をどうやってSNSで効果的に伝えるかが鍵となります。この点で、私たちが提供する【インバウンド業界編】SNSマーケティングコンテンツ成功事例集が参考になるでしょう。具体的な事例を参照して、あなたのビジネスの成功につなげてください。
自然に触れる
沖縄の自然は他の観光地にはない魅力を秘めています。
ビーチや島、海は外国人にも人気で、石垣島や宮古島を回るクルーズ船はいつも賑わっており、世界でもトップクラスの海の綺麗さは沖縄の大きな魅力です。また、シュノーケリングやダイビング、カヤックなどのマリンスポーツも外国人から人気で、非日常体験ができる点が人気の理由でしょう。
沖縄料理を食べる
旅行の楽しみの1つと言えば、郷土料理ですよね。
沖縄料理は本土では珍しい食材を使用しているものが多いので、外国人からしたらより新鮮に感じるのではないでしょうか。
特に、豚肉料理のラフテーやプチプチとした触感が癖になる海ブドウが人気です。ゴーヤチャンプルーやソーキそばなど他にも魅力的な料理がたくさんありますね。
買い物をする
特にアジア人に、買い物を楽しみにしている人が多いです。国際通りには飲食店やお土産屋、免税店などたくさんのお店が並んでいます。
約1.6kmの距離でさまざまなジャンルの商品を購入することができるので、外国人から人気の観光スポットです。比較的滞在時間が長いので、買い物に充てられる時間が多いのもショッピングを楽しむ外国人が多い理由なのではないでしょうか。
外国人旅行者をひきつけた成功事例
外国人観光客の誘致に成功した事例を紹介します。今回紹介する事例は3つ。実際に観光客数の増加に成功しているので、インバウンド対策のヒントになるでしょう。
事例①武道ツーリズム
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(以下OCVB)は、沖縄が空手発祥の地であることをアピールするために、2017年3月に沖縄空手会館の管理・運営をスタートしました。
世界には1億3千万人もの空手愛好家がいると言われており、世界中から多くの外国人が来場しています。
2018年には第1回沖縄空手国際大会が開かれるなど、スポーツを通じて外国人観光客の誘致に力を入れているのです。
事例②セミナー開催
OCVBがJTBマレーシアと連携して、2018年の3月に沖縄MICEセミナーinマレーシアを開催しました。
沖縄とバンコク、シンガポールをそれぞれ結ぶ直行便が就航されるようになったことや、マレーシアからのアクセスが改善されたこと、季節ごとのイベントや観光スポットなど沖縄の魅力をマレーシアの日系メディアが報道したことで、よりマレーシアから沖縄が注目されるようになったのです。
今後も沖縄とマレーシアの関係から目が離せないですね。
事例③離島巡り
外国人から人気の観光スポットである石垣島などの離島を巡るクルーズツアーを実施したところ、外国人利用者が急増しました。
沖縄と言えばマリンスポーツを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、離島巡りも外国人の旅行の目的にもなっています。
綺麗な海と夕焼けをバックに乗るクルーズ船はロマンチックで外国人から人気が出るのも分かりますよね。
【まとめ】インバウンド対策3カ条
沖縄の訪日外国人は増えていますが、現地の人のインバウンド対策がしっかり行われていることも大きな原因でしょう。
- 多言語接客をする
- 多言語マップを作る
- 沖縄のマナーを多言語で知らせる
上記のような取り組みで外国人を心からおもてなしする姿勢が、外国人から人気を集めている理由なのではないでしょうか。
今後、インバウンド対策をする場合は、外国人観光客のデータや目的を参考に徹底して行いましょう!
インバウンド対策を進める上で、リアルな成功事例から学ぶことは大変役立ちます。私たちが提供する【インバウンド業界編】SNSマーケティングコンテンツ成功事例集では、SNSを活用した実例を解説しています。是非、この機会にダウンロードして、貴社のインバウンド戦略の参考にしてみてください。
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