海外リスティング広告の効果とは?運用のメリットや設定方法をご紹介

この記事が役に立ったら友達にシェアしよう!

海外向けリスティング広告とは、日本から、ターゲットの海外現地に向けて、Googleに代表される検索エンジン上で、自社の商材に関連するキーワードで検索している海外の見込み顧客に対して、検索内容に連動した自社の広告を配信する広告のことです。

リスティング広告の掲載枠は検索エンジン上の検索結果上位に表示されるため、比較的すぐに成果が出やすく、自社ウェブサイトの集客施策として活用されている企業も多くあります。

また、リスティング広告はクリック課金といってい、ユーザーが広告をクリックしなければ、広告主に広告費用が請求されないため、比較的低予算からでも始められる、デジタルマーケティング施策でもあります。

国内向けには、リスティング広告を実施している企業が多いため、ご存知の方も多いかと思いますが、今回は海外に向けて、リスティング広告を配信する際に注意するポイントを解説していきたいと思います。

海外向けリスティング広告

リスティング広告は、一般的に国内向けの広告施策として扱われていますが、実は海外向けに広告を発信することもできます。

ターゲットにしたい国で利用されている媒体を選び、その国に向けて広告を配信することで、日本にいながら見込み客に対するアプローチをかけることができます。

一昔前では、海外進出といえば税制や法律上の手続きも非常に複雑なことから、大きな組織でなければ実現は難しいものでした。

しかし近年はGoogleのようなグローバル企業が広告事業に参入していることで、利用する広告主も手軽に海外向けの広告を発信し、海外進出の足がかりを作ることができます。

海外向けのリスティング広告の出稿も、国内向けとほぼ変わらない手続きで進めることができ、積極的に活用したい施策です。

海外における検索エンジンシェア

リスティング広告を海外向けに実施する場合、まず注目するべきは検索エンジンのシェアについてです。世界では、どのような検索エンジンが利用されているのでしょうか。

今回は以下の記事を参考にしながら、実際の割合を確認していきます。

参考:SEO-ch「世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】」

https://www.seo-ch.jp/news/615

北米

まずはアメリカやカナダといった、北米地域の検索エンジンシェアについてです。こちらの地域ではアメリカにカナダ、メキシコのいずれの国においてもGoogleが90%前後のシェアを獲得しており、Googleの影響力の高さがうかがえます。

特にモバイル版についてはそのシェアが99%に達しており、事実上Google以外のエンジンは使われていないとみて間違いありません。

次点にはマイクロソフトのbingがランクインしていますが、PCとモバイルのいずれにおいても数%〜16%程度と、圧倒的な差を見せ付けています。

欧州

続いてはヨーロッパ地域です。こちらについても北米同様、GoogleがPCとモバイルにおいて圧倒的なシェアをほこり、軒並み90%を超えるシェアを獲得しています。

ただ、唯一ロシアだけが他の国とは異なる傾向を見せています。ロシアではYandexと呼ばれる独自の検索エンジンが好んで使用されており、シェアはPCとモバイルの両方で50%前後と、Googleに拮抗しています。

Yandexはロシア向けの言語対応やサービスの提供が進んでいるため、ロシア国民にとってはもちろん、その周辺国の利用者層も厚いのが特徴です。

韓国

ここから、日本の周辺地域の事情についてもみていきましょう。まずはお隣の韓国についてですが、こちらではGoogleのシェアが多数を占める一方、NAVERが次点にランクインしているのが特徴です。

NAVERは韓国発のポータルサイトで、日本でも「LINE」や「NAVERまとめ」の親会社として有名です。

そのシェアこそ10%前後に止まってはいますが、Googleにはないコミュニティ層が厚く、広告出稿の効果が大きいサービスです。

台湾

日本との親密度も高い台湾では、やはりGoogleの利用者が90%前後に達しています。ただ、近年はbingの利用者も見られます。

理由としては、台湾版Yahoo!の検索エンジンにはbingのエンジンが流用されているため、必然的にYahooユーザーがbingユーザーとなるためです。日本や他の地域ではYahoo!検索にはGoogleのエンジンが利用されています。

東南アジア

東南アジアにおいても、圧倒的にGoogleがシェアを占めています。そのシェアは95%前後と事実上Googleの独占状態ですが、ベトナムは次点にCoc Cocというサービスがランクインしているのが特徴です。

Coc Cocはベトナムのハノイに拠点を置くIT企業で、同名のWebブラウザを提供しています。ベトナム特化のサービスを提供しており、Googleほどではないものの、地域性を生かしたユニークな地位を築いています。

検索エンジン上で行える施策

検索エンジンに対して行う施策としては、以下の手法がポピュラーです。

SEO対策

SEO対策は検索エンジン最適化とも呼ばれており、最も主要な施策です。

ユーザーの検索するキーワードとの関連性の高さでサイトを上位に表示させるための手法で、うまく対策を進められれば上位表示を無料でキープでき、継続的かつ大量のユーザー流入を実現できます。

ただ、SEO対策はコンテンツの拡充やGoogleからの評価を獲得するのにある程度時間を要します。即効性はなく、数年単位で取り組むことも視野に入れる必要があります。

リスティング広告

一方のリスティング広告ですが、こちらは媒体に広告料金を支払うことで、検索結果の広告欄に、検索ワードと連動して広告を配信できます。例えば、ベッドと検索したユーザーにベッド販売会社の紹介や、商品の販売を広告枠で実現するといったものです。

料金さえ払えばサイトの上位へ常に表示できるだけでなく、SEO対策とは違い即効性にも優れています。短期での目標達成を進めるには有効な施策です。

海外向けリスティング広告を導入するメリット

海外向けのリスティング広告を実施する最大のメリットは、やはり日本にいながら直接海外ユーザーへアプローチできる点にあります。

直接現地の広告会社とコンタクトをとったり、現地へ訪れなくとも、プラットフォームに掲載したい広告を送るだけで実現するため、簡単に現地での影響力を高められます。

海外の検索エンジンにおいても、SEO対策で自社サイトを検索上位に表示するには時間を要します。短期間で検索上位表示を獲得するには、リスティング広告が有用です。

また、検索行動と連動した広告表示を行うので、ニーズが顕在化しやすいのも特徴です。比較的コンバージョンしやすいユーザーに対して広告配信が行われるのは、リスティング広告が最も高い効果を得られるWeb施策と評価される理由の一つです。

海外向けリスティング広告を成功させる5つのポイント

海外向けリスティング広告を成功させるためには、以下のポイントを抑えることが重要になるでしょう。

媒体選定

一つは媒体選定です。ターゲットとする現地で使われている媒体でないと、成果が十分に現れません。

YandexやNAVERのように、特定の国で効果を挙げている検索エンジンに目を向けることも大切です。

キーワード選定

現地のユーザーにヒットするキーワードを選び抜くことも大切です。単に日本語のキーワードを翻訳しただけでは、見込み客が検索するキーワードを網羅することができません。

現地の人が使うスラングや言い回しを網羅的に取り込むことで、効果的な広告運用を実現します。

商習慣の違いを理解する

ターゲットにしている国の見込み客に向けた、最適な商材や購入システムが整っていることも大切です。

日本と外国はインターネットで繋がっているとはいえ、現地では全く異なるシステムが取引に利用されているケースも少なくありません。

広告を出稿する前には、現地の商習慣を理解し、最適化されたシステムを導入できているかどうかを確認しましょう。

競合分析を実施する

国内同様、広告出稿の際には、競合を分析するプロセスも大事です。現地の潜在ニーズを満たそうとしている企業は他にないか、あるとすればどのような企業で、どんな課題を抱えているのかを知ることが大切です。

少額からスタートして効果を出しながら予算を拡大する

初めての広告出稿で、予算も確保できていない場合、スモールスタートを心がけましょう。

リスティング広告では、「特に見込み客の確度が高いと思われるキーワード」に絞って配信するのが低予算で運用するセオリーです。

リスティング広告の具体的な設定手順

最後に、リスティング広告の出稿方法についても理解しておきましょう。ここではGoogle広告を例にして、具体的な運用手順を紹介します。

広告アカウントの作成

まずは、広告を出稿し、管理するためのビジネスアカウントを作成します。自社の企業情報や扱う商材など、基本的な事項を入力していきます。

Googleでは日本語で案内が丁寧に行われるので、ガイドにしたがって入力をすれば間違えることはありません。

広告キャンペーンの作成

続いて、広告キャンペーンの作成です。Googleでは実際に掲載する広告のことをキャンペーンと呼び、掲載の際には掲載の目標、キャンペーンのタイプなどを指定します。

どんなスペースに、どのように表示するのかを指定し、どこの国や地域に向けて発信するのかなどを確定しましょう。

広告グループの設定

広告グループというのは、その広告のクリック単価を設定するための枠組みです。広告を複数掲載する場合、広告ごとに表示設定や単価を指定できます。

また、掲載商品や目的別にグルーピングが行えるため、うまく広告を使い分けることで効果を最大化します。

広告文の作成

最後に、広告文を作成します。日本向けの広告であれば日本語で直接入力すれば良いのですが、現地向けの場合にはその土地の言葉に合わせなければいけません。

機械翻訳では誤訳のリスクや訴求力の低下が懸念されるため、ネイティブ言語が話せるスタッフを配置しましょう。

まとめ

以上、海外向けリスティング広告を始める際のポイントについて解説させていただきました。すでに取り組まれている方でもしうまくいっていないようであれば、上記の内容を再度確認した上で運用をしてみてください。


この記事が役に立ったら友達にシェアしよう!
03-6869-7976 電話で問い合わせ
(平日 10~19時)