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インバウンドリサーチとは?訪日外国人増加をビジネスチャンスに!

インバウンドとは旅行関連では外国人が訪日することを指します。インバウンドは年々増加傾向にあり順調に伸びを示しています。

2017年には2,869万人という過去最高記録を更新しました。訪日外国人の増加は日本経済にとっても重要です。訪日外国人客が日本に観光に訪れることで経済効果を見込めます。

今後も多くのインバウンドを受け入れ、リピーターとなってもらうためにはインバウンドリサーチが重要です。

インバウンドリサーチとは、訪日外国人のニーズを測るために行われる調査です。具体的には、WEB調査、街頭調査、サンプリングアンケートなどがあります。

インバウンドリサーチを行い、訪日外国人客のニーズを緻密に把握することで、より満足度の高いサービスが提供できるようになります。

そのため、
「最近増えているインバウンドにも自社の商品を利用してほしい!」
「外国人を観光地に誘致しお金を落としてほしい!」

といった悩みをインバウンドリサーチで解決することができます。

訪日外国人客は年々増加しているため、上手く軌道に乗れば売上の飛躍的向上に繋がるでしょう。

今回の記事ではインバウンドリサーチの方法と効果的なインバウンドリサーチを行うためのポイントをご紹介します。

(参考:インバウンド市場は今後どうなる?2020年に向けた予測と課題)

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インバウンドリサーチでよく使われる調査方法

インバウンドリサーチは、訪日外国人のニーズを把握するために行っています。インバウンドリサーチにはいくつか手法がありますが、今回は街頭調査、Web調査、サンプリングアンケートをご紹介します。

観光場所、購入商品、情報収集の方法などを調査します。これらのインバウンドリサーチを通して、訪日外国人の行動やニーズを把握し、需要開拓や新規サービスにつながるヒントを得ることができます。

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街頭調査

街頭調査は訪日中の外国人に対して街中でアンケートを行います。観光地や百貨店など実施する場所は様々です。

年齢や性別、国籍、居住地域などの基本的な属性に加え、10問前後のアンケートを行うのが一般的です。

訪日観光客の訪日の目的や購入したもの、その観光地を選んだ理由などの情報を集めます。インバウンド調査の中でも定性データ(数値化が難しい心理的・感覚的データ)を収集するのに有効です。

街頭調査は、購入物を見ながら購入理由を聞けたり、その場にいる状態で訪日理由などを聞くことができます。メリットとしては、訪日外国人の率直な意見や感想を聞ける点です。

街頭調査は他の調査方法よりもコストが少ないです。他の調査より価格を抑えたい場合にも街頭調査はおすすめです。

Web調査

Web調査では、調査対象者にインターネットを通じてアンケートサイトにアクセスしてもらい、Web上でアンケートの回答をしてもらいます。

Web調査は、インバウンドリサーチの中でも定量データ(人数や数字のデータ)を得たいときに有効です。

Web調査のメリットはインターネットを通じて回答データを収集するため、紙のアンケート用紙の作成、集計などの作業が不要になることです。また、短期間で多くのデータを収集しやすいという特徴もあります。

Web調査の注意点としては、調査対象がインターネット利用者に限られてしまうこと、スマホでもPCでも回答しやすいデザインにすること等があります。

サンプリングアンケート

サンプリングアンケートは、商品のサンプルをアンケートの回答者に配布し、商品を実際に利用してもらってアンケートに答えてもらうインバウンドリサーチ方法です。

新商品が利用者にとってどう感じるか把握するために行うサンプリングアンケート。訪日外国人に対しては「日本で人気のある商品が外国人にも人気があるのか」「どういった商品が訪日外国人の心をつかむのか」を把握することができます。

実際に商品を使ってもらった後にアンケートをとるため、利用者の率直な感想を聞けることがメリットです。

インバウンドリサーチ ポイント3点

インバウンドリサーチを成功させるには調査目的やターゲットを明確にし、仮説を立てることが大切です。そのように行うことで、調査設計がスムーズにいきます。

効果的なインバウンドリサーチを行うためにも、以下の3点を意識するようにしましょう。

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調査目的を明確にする

インバウンドリサーチを成功させるために調査目的を明確にしましょう。得たい情報によって調査方法や調査時期は変わってきます。

定性データを得たいのであれば街頭調査やインタビューが適切ですし、定量データが得たいのであればWeb調査やアンケート調査がおすすめです。

調査目的を明確にすることでインバウンドリサーチの調査ターゲットや調査方法が決まっていきます。

インバウンドリサーチするターゲットを設定する

調査目的が決まったら、調査対象となるターゲットを決めましょう。

年齢、性別、国籍など様々な属性によってターゲットを絞ることができます。調査目的に合ったターゲットを選定するように心掛けてください。ターゲットが違っていれば調査結果も当然ですが変わってくるからです。

例えば、外国人観光客が日本のどこに行きたいか、何を食べたいかを調査したいとします。調査対象は訪日外国人になりますが、特に旅行前の観光客をターゲットにすればより正確なデータを得ることができますね。

このように属性による分類などで適切なターゲットを選定することで、より質の高いインバウンドリサーチができます。

リサーチ前に仮説を立てる

インバウンドリサーチを行うときは仮説を立てたうえで、その仮説の検証を踏まえながら調査を行いましょう。

仮説を立てることで、調査設計がより効率的になり結果も活用しやすくなります。

認知度の低さ、アクセスの悪さ、魅力が伝わっていない、外国人観光客が目当てとするものがないなど、観光地の外国人観光客が少ない場合、様々な要因が考えられます。

仮に現状を「外国人からの認知度が低い」と仮説を立てたとしましょう。そうするとアンケートの内容も認知度を問うものが中心となり、調査設定がスムーズに進みます。

逆に仮説がなければ、認知度の低さについて、アクセスについて、観光の目的について、などあらゆる情報を広く浅く収集するしかなくなります。調査を作るときに一般的な質問しか盛り込めず、課題を解決するのに必要な情報を十分に集められません。

仮説を立てるポイントとしては、あらかじめ「知りたい情報」を明確にしたうえで

インバウンドリサーチにおいて、仮説があるとないとでは得られる調査結果の質が変わります。調査に仮説を立てることで、よりよいインバウンドリサーチを行いましょう。

インバウンドリサーチで役立つサイト

インバウンドリサーチに役立つサイトをご紹介します。

訪日外国人消費動向調査と日本政府観光局はインバウンドリサーチのデータを参照する際に役に立ちます。

東京インバウンド最前線!2020に向けて効果的な施策・プロモーションをご紹介
大阪インバウンド最前線!インバウンド客に効果的な集客方法もご紹介

 

訪日外国人消費動向調査

訪日外国人消費動向調査」は国土交通省によって行われた調査です。

訪日外国人旅行者の消費動向を調査したもので、インバウンドリサーチの資料として参考になります。日本全国や地域ごとの調査結果を閲覧することができます。

調査は2010年から行われており、8年分のデータを利用することができます。

訪日外国人の日本滞在中の費用別の出費、利用した空港、滞在期間、性別・年代・国籍などの情報を得ることができます。

外国人が日本のどこに多く訪れるのか、どんなものを消費するのか、日本旅行で何にお金をかけているのか、といったデータを参照できます。

インバウンドに関する大まかな調査は、訪日外国人消費動向調査を見れば十分得られます。

調査対象は四半期ごとに30000票を超えるデータなので偏りは少ないです。訪日外国人の消費動向の大まかな動きを知るには最適な資料です。

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日本政府観光局

日本政府観光局は外国人旅行者の誘致活動を行う政府機関です。日本政府観光局は「訪日外客統計」「訪日外客数データ」など様々なデータを公開しており、インバウンドリサーチに活用できます

訪日外客統計では、年次・月別にどのような目的で日本を訪れるのかを伺い知ることができます。その中でも、外国人が頻繁に訪れる地域などの情報も存在します。

一方訪日外客データでは、日本に来た外国人の旅行消費額のデータも有しています。訪日外国人が日本で何を買っているのか地域ごとに把握できます。

日本政府観光局のサイトでは、多くの数値情報が表やグラフにまとまっており、視覚的にわかりやすく情報が掲載されているのが特徴です。

中小企業庁「商店街インバウンド実態調査」

中小企業庁が行う「商店街インバウンド実態調査」は、中小企業向けのインバウンド調査になっています。

調査では、中小企業によるインバウンド向けの事業モデルが紹介されています。

商店街という限られた情報になりますが、訪れる外国人の国籍、目的、売上向上の施策と効果など体系的に資料がまとまっており、事例も豊富なので参考にしやすいのが特徴です。

山形県七日町商店街は、東日本大震災後のインバウンド取り込みの事例として紹介されています。

伝統的な文化や商品を保ちながらも新規店舗の参入も促し、伝統と現在の調和が図られている山形県七日町商店街は、日本の伝統的な風景を求めてタイや台湾から人気の観光地となっています。

このデータは商店街に限ったものですが、その他の分野の企業でも参考になる点が大いにありますので、ぜひご覧いただければと思います。

インバウンドリサーチの代行業者

インバウンドリサーチを業者に依頼することで、サイトで情報を集めるよりもより得たい情報が正確に把握できます。

今回はLIFE PEPPER、電通マクロミルインサイト、日本インフォメーションの3社をご紹介します。

LIFE PEPPER

弊社LIFE PEPPERは海外マーケティングの総合支援を行なっています。インバウンド集客に効果的な施策として、訪日外国人向け街頭アンケートなどのサービスを提供しています。

「外国人観光客のリアルタイムのニーズが知りたい」
「観光場所や国籍別に特定の外国人の意見を聞いてみたい」

上記のような悩みを解決します。

LIFE PEPPERは相談から1週間でアンケート調査を開始可能することができます。

リアルタイムに訪日外国人の声を直接収集することで最も鮮度の高いニーズを取得可能です。
訪日外国人は様々な国や地域から日本に来ています。外国人は言語、文化、習慣が出身国や進行する宗教により大きく異なります。

様々なバックグラウンドを持った外国人のニーズを把握するためにLIFE PEPPERでは、現地の言語及び文化に精通したスタッフを調査スタッフに起用します。

調査は首都圏だけでなく、日本全国で対応可能です。各地域に点在する調査員のコネクションを生かし、低コストで最適な調査設計を提供しております。

無料相談を行っておりますので、インバウンド調査に関心がある方は、調査目的、ターゲット、現状の課題などをお気軽にご相談ください。

LIFE PEPPER 訪日外国人向け 街頭アンケート

電通マクロミルインサイト

電通マクロミルインサイトはテクノロジーを活用してデータを収集、解析している企業です。インバウンドリサーチとしては、訪日外国人のマーケティングリサーチを実施しています。

電通マクロミルインサイトは、幅広い調査テーマでの実績、豊富な調査手法、地方創生テーマに強いという3点が特徴です。

旅行前から旅行中、旅行後にアンケートを行なうことで体系的な調査結果を得られます。

Web調査などの定量調査、インタビュー、デスクリサーチなど様々な調査手法があり要望にあった調査を行えます。首都圏だけでなく、地方の調査にも強みを持つのが特徴です。

日本インフォメーション

日本インフォメーションは企業のビジネス課題解決の為に、様々なマーケティングリサーチを実施している企業です。

インバウンドリサーチの分野では、訪日外国人の消費動向を主に調査しています。

Web調査、街頭調査、インタビューなど、調査方法は多岐に渡ります。訪日外国人の訪問前・中・後の中で調査を行え、日本を訪れる前と後の比較調査なども行うことができます。

調査の対象としては日本で買い物をした外国人観光客への街頭調査、団体ツアー客に対するアンケート、訪日客に接しているツアーガイドへの聞き取りなどを行います。

特に街頭調査は1問から申し込みができるため、少ないコストでデータの取得が可能です。
インバウンド調査は手間がかかりコストもかかることが多いですが、日本インフォメーションのアンケートでは、必要な分だけ低コストで調査ができます。

まとめ

今回の記事では、インバウンドリサーチについてご紹介しました。

現在東京オリンピックが間近に迫っていることもあり、訪日外国人観光客は増え続けています。外国人が日本で観光することで多大な経済効果が期待できます。

訪日外国人の動向や需要を正確に把握するためにもインバウンドリサーチを効果的に行なっていきましょう。

LIFE PEPPERでは、訪日外国人集客や海外マーケティングの戦略支援を行なっています。年600社の相談実績があり、グローバル市場での売上UPをサポートしています。
インバウンドビジネスを成功させるためにも、ぜひインバウンドリサーチ業者を活用しましょう。

無料お問い合わせはこちら

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