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どうも、初めましてLIFEPEPPERの厚海です。
現在の日本のインバウンドは急速な成長を遂げていますね。
政府としても、この状況を利用していこうと『観光立国』を謳って落ち込みつつある日本の経済をどうにかしていこうとしている状況ですが、
その情報はまた次回にでも詳しく記事を書かせて頂きたいと思います。
本題の謎のサイト『PTT(批踢踢)』。
皆さんご存知でしょうか?
一体どんなサイトなのか?
本当に台湾で使われているのか?
どんなサイトか調べましたので、ご覧ください。
併せて読みたい:<a href=”//lifepepper.co.jp/beginner/pixnews03/”>台湾人に人気の日本観光地ベスト5</a>
PTT(批踢踢)って何だろう?
まず、『PTT(批踢踢)』とはなんなのでしょうか?
台湾大学の杜さんという方が、在学中に学術用ネットワークを利用して作成されたそうです。
現在でも台大のネットワークを利用していますが、台大に管理されているわけではなく、「自由、平等」を唱えて、
絶対に商業化をすることはないと主張しています。
どんな情報があるかというと、日本の巨大掲示板『2ch』のように生活情報から美容、スポーツ、観光などなど。
実に様々な情報が存在しています。
日本で説明されるときは、よく【台湾版の2ch】と言われるようです。
現在では、10万人以上のオンラインユーザーがおり、2万以上のテーマの掲示板があるので独自の文化が形成されることがあり、
台湾の『今』を知ることが出来るので常駐しているマスコミの方も多いと聞きます。
PTTを使う層
PTTを利用する世代は、30代以下の若い世代が多いと聞きます。
先日、本場台湾の方から聞いた話によると、『30才以下の若い年代がよく使うよ!』とのこと。
やはり、先述の大学生が大学のネットワークを活用し作ったということからなのでしょう。
しかも、訪日する際には必ず目を通すのだそう。
後述しますが、アカウント制のため情報の信頼度もなかなか高くグループウェアとコミュニティサイトの中間のような使われ方もしているらしいです。
そのため、大学生のサークルのコミュニティもあるとか。
いずれにせよ汎用性の高いモノなのですね。
日本旅行掲示板は大人気!
訪日する台湾人も必ず目を通すPTT。
その中で、日本旅行掲示板はどのくらい人気なのでしょうか?
答えは、全掲示板中11位!!
これほどの人気を博しているとは正直驚きです。
2万以上のテーマがある中で、この結果はかなり台湾人が訪日旅行に興味がある若しくは行ったことがあるという証なのではないでしょうか。
実は、『PTT(批踢踢)』はサイトじゃない!?
実は、『PTTはサイトではありません!!』
Webで閲覧するわけではなく、専用のソフトをダウンロードし、そこでURLを入力しないと見ることが出来ません。
PTT閲覧・書き込みするためにはKKMANかPCManという無料ソフトをダウンロードしないといけません。
マウスは使わず、操作はすべてキーボードとなります。
KKMANもPCMANもウェブ/BBS兼用のソフトです。
アップルの場合は、Nallyというソフトをダウンロードしてください。
ダウンロードしたら、新しいページを開いて、アドレスバーに「ptt.cc」と入力してください。
さぁ!新たな世界の扉を開きましょう!
2chとは何が違うの?
おっと、ちょっと待って下さい?入って何か気づいたことはありませんか?
そうです。このPTT、アカウント制なんです。
2chのように完全匿名で書き込み、閲覧が出来るわけではなく自らのアカウントを作成しなければいけないのです。
それに書き込みするためには、一定数のログインを行わないといけません。
また、各掲示板によってログイン数も異なります。
ある板になると1800回以上のログインが必要とか、、、
中国政府とPTTユーザーの争い!?
以前、台湾学生が国会にあたる立法院を占拠した時、PTTユーザーも学生たちを応援していたといいます。
↓詳しくはこちら
http://thepage.jp/detail/20140410-00000016-wordleaf
その時に立法院を占拠する学生たちを支援していたのがPTTの最大版のGossiping板でした。
昨年6月に中国と台湾が結んだ「サービス貿易協定」(中国語:両岸服務貿易協議、 通称「服貿」)の強行採決を阻止するデモ運動であり、
多くのPTTのユーザーはその採決を望んでおらず、PTTで現場の状況を知り、必要な人力、物資を提供しておりました。
一方、政府側の動きはニコニコ動画やPTTに監視されていた為、迂闊に学生たちを立法院から駆除することも出来なかったといいます。
政策さえも左右できる恐ろしい力を持ち合わせた電子掲示板なので、アカウントを購入しようとするものが政府側の間者というのが
PTTユーザーの一般的な見解です。
まとめ
知ってみると奥が深い台湾版2ch『PTT』
あなたはどんな使い方をしてみますか?
それではまた違う記事でお会いしましょう。
中華圏と言ってもその成り立ち、歴史はバラバラで一筋縄では行かないのが中国語を話す方々。
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