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英語のSEO対策の基本を解説!チェックすべきポイントは14点!

「英語サイトを作ろうとしているが、SEO対策のやり方が分からない」「どうしたらアクセス数を伸ばして成約率を高められるのか知りたい」と悩む方は多いのではないでしょうか。

本記事では、英語のSEOにおける考え方や英語でSEO対策を行うメリット・デメリット、キーワード選定のやり方などを解説します。チェックすべきポイントについてもまとめましたので、英語サイトでSEO対策を強化していきたい方はぜひ参考にしてください。

英語のSEOで重要な考え方

英語のSEOを行う上で重要になるのが、サイトやコンテンツの質を高めることです。

国内SEOと海外SEOでは、必要な対策が大きく異なります。そのため、国内と海外における違いを理解し、それぞれ適切な対策を取っていかなければなりません。

国内SEOと海外SEOの大きな違いとして挙げられるのは、次の3点です。

  • 検索エンジン
  • ターゲット層
  • 競合

日本国内で多く使われている検索エンジンは、GoogleやYahooが挙げられます。海外でも同じ検索エンジンが使われている場合もありますが、国によっては独自の検索エンジンを導入している可能性があるため、必ずしもGoogleやYahooが使用されているとは限りません。

また、国内SEOの場合は日本人ユーザーをターゲットとしたコンテンツ作成でSEO対策が行えますが、海外SEOの場合は多くの国(アメリカ・アジア・ヨーロッパなど)に適した対策が必要です。

ターゲットの多さに比例して競合サイトも多くなると考えられるため、海外の中でもターゲットやエリアを絞ってSEO対策していくことが欠かせません。

海外向けの場合は言語能力も求められるため、ネイティブのアドバイスを受けながらコンテンツの質を高めていくことがおすすめです。

英語でのSEOにおけるメリット・デメリット

ここでは、英語SEOを行うメリットとデメリットについて解説します。

それぞれについて理解し、効果的な英語SEO対策を取っていけるようにしましょう。

英語のSEOのメリット

英語でのSEOを行うメリットとして、次の2つが挙げられます。

  • 日本で生活しながら海外展開を目指せる
  • 集客の安定性が向上する

英語SEOはインターネット環境さえあれば日本からでも対策できるため、日本で生活しながら海外展開を目指せることがメリットです。

SEOを使わずに海外展開する場合、マーケティングを成功させるためには現地の代理店やマーケティング会社の手を借りる必要がありました。しかし、依頼の手間や費用が発生してしまいます。

そこで、英語SEOを活用すれば、海外へ向けたプロモーションなど、マーケティング全般に関わる業務が日本に居ながら行えるでしょう。

さらに、海外に向けたSEO対策を徹底すれば、自社や自社商品・サービスのブランディングにも効果があります。コンテンツの質を高めるのはもちろん、サイトに訪れたユーザーが自社を魅力的だと感じてもらえるようなサイト設計にすることがポイントです。

また、SEOは成功すると安定した検索流入アクセスが期待できるため、日本だけでなく海外からも、安定した見込み客の獲得が可能です。SEOで成果を出すまでには地道な作業を継続する必要がありますが、一度軌道に乗せられると、比較的安定した結果を得られます。

自社サイトへアクセスしてくれる見込み客が増えると、比例してコンバージョン率アップが期待できます。そのため、海外SEOを強化することは、自社の売上の安定や利益の最大化にも繋がるでしょう。

英語のSEOのデメリット

英語でSEOを行うことによるデメリットもいくつか存在します。ここでは、次の3つを紹介します。

  • 正しいノウハウが必要である
  • 対策には時間やコストがかかる
  • 必ずしも成果が出るとは限らない

狙ったキーワードで上位表示させるためには、英語SEOに関する正しいノウハウが必要です。

キーワードの検索ボリュームが大きくなるほど検索で上位表示させる難易度が高くなるため、正確なノウハウが必要であるのとともに、SEO対策にかかる時間やコストが発生します。

SEOを意識したコンテンツは、一般的に次のような流れで作成します。

  1. キーワード選定
  2. 競合調査
  3. コンテンツ作成
  4. コンテンツ公開
  5. 効果測定
  6. リライト
  7. 効果測定
  8. リライト

まずは記事の軸となるキーワードを選定し、そのキーワードではどのような競合記事が表示されるのか、調査していきます。調査が完了したらコンテンツを作成・公開し、測定した結果に合わせてコンテンツをリライトしていくのが一般的な流れです。

ここで、もしビッグキーワードで上位表示を狙う場合は、基本的に長い期間をかけて順位を上げていかなければなりません。

コンテンツの公開まではどのキーワードも共通の流れで進めていきますが、ボリュームの大きなキーワードになるほど効果測定とリライトを重ねる必要があり、必然的に多くの時間とコストが必要になります。

また、このように時間をかけて英語のSEO対策を行ったとしても、必ずしも成果に繋がるとはかぎりません。英語に限らず、SEOでは時間をかけた分の成果が出ることを保証されているわけではないため、あらかじめ理解しておく必要があります。

検索エンジンのアルゴリズムは時代とともに変化するため、アップデートに合わせて自社サイトを見直し、適切なサイト設計にしていくことが欠かせません。

Googleのアップデートにより、これまで上位表示されていた記事が突然圏外になってしまう可能性もあるため、ユーザーファーストで質の高いコンテンツを生産し、効果想定とリライトを積み重ねていくことが大切です。

事前にこのようなデメリットについて理解しておき、記事の検索順位が下がっても地道に効果検証を繰り返すことが、英語SEOの成功のポイントといえます。

英語SEOのキーワード選定のステップ

ここでは、英語のSEO対策でキーワード選定をする方法について、4つのステップで紹介します。各ステップのやり方について1つずつ見ていきましょう。

SEO対策の目的を明確にする

まずは、サイトに記事コンテンツを投稿し、英語でSEO対策を行う目的を明確にしましょう。目的とは具体的に、マーケティングの一連の流れの中で、SEO対策がどのような役割を果たすのか、どのような効果を求めるのかといった内容です。

SEO対策の目的に一貫性がなければ、せっかくコンテンツを量産しても方向性やターゲットが曖昧になり、期待した結果が得られなくなってしまいます。これから行うキーワード選定はSEO対策の目的に沿って行うため、最初に目的を設定することが欠かせません。

目的を決める際は、次のような質問に対する答えを参考にすると良いでしょう。

  • What:どのような商品・サービスを
  • Where:どの場所(地域)の
  • Who:どのような顧客に
  • Goal:どうしたいか(販売なのか、認知なのかなど)

まず「What」では、マーケティングを強化したい自社の商品やサービスを設定します。

次に「Where」では、海外のどの地域に向けてアプローチしていくのかを決めましょう。英語SEOと一口に言っても、英語圏の国は多いため、対象とする地域を限定していかなければターゲット選定が曖昧になってしまいます。

また、「Where」で決めたエリアに居住する人々の中で、「Who」にて具体的なターゲットをリストアップしましょう。英語SEOに関わらず、具体的なターゲットを設定することは、ビジネスにおいて欠かせないポイントの一つです。

ターゲットを選定できたら、ペルソナ設定も行っておくと良いでしょう。ここでいうペルソナとは、「ターゲットの人物像」のことです。架空のユーザーを想定して細かなターゲット像を作り、ペルソナを設定していきます。明確なペルソナが決められていると、ターゲットへよりダイレクトに訴求しやすくなります。

ターゲット像を上手く想定できない場合は、現地調査を行い、実際の現地の状況を理解する必要があるでしょう。キーワード選定の精度を高めるためにも、ターゲット選定は特に重要なポイントといえます。

ここまでの質問に対する答えが用意できたら、最後に「Gole」にて、商品やサービスをどうしていきたいのかを考えます。ゴールの例としては、商品を販売したいのか、認知を拡大させたいのかなどが挙げられます。

これらに当てはめて目的を設定することで、英語のSEO対策において作るべきコンテンツのキーワードを選出しやすくなります。まずはSEO対策の目的を明確にし、次のステップへと繋げていきましょう。

ターゲットの興味や悩みなどの検索ニーズを洗い出す

英語SEO対策の目的が決められたら、ターゲットの興味や悩みなどを考え、キーワードで検索する際の検索ニーズを洗い出していきます。

なぜ検索ニーズを考えるのかというと、検索流入における漏れを無くすためです。

コンテンツのキーワードを決める方法として、思いついたキーワードをリストアップする方法があります。この「思いついたものから挙げる」という方法は、簡単な反面、キーワードに漏れがないかを確認することができないため、効率的であるとはいえません。

また、漏れがあった場合はマーケティングにおける機会損失に繋がってしまいかねないため、検索ニーズについては漏れなく洗い出すことが大切です。

そこで、さまざまな切り口から、ターゲットがどのような悩みを抱えているのか、疑問に思っていることは何かを考え、ニーズを洗い出しましょう。洗い出す際は、フレームワークを使って確認していくことがおすすめです。

ここでは、例としてSEO対策の目的を「海外向けECサイトの利用者を増やしたい」と設定し、サイトで商品を購入するまでに至る各フェーズの、ターゲットの興味や関心について挙げてみました。

ターゲットのフェーズターゲットの興味・関心
オンラインのショッピングサイトを探している・海外の製品を買えるECサイトはないか?・コストパフォーマンスの良いECサイトはないか?・今人気のECサイトはどれか?
どのECサイトを利用するか比較・検討している・海外製品を取り扱っているECサイトは?・サイトごとにどのような特徴があるのか?・どのサイトで買い物をするのがお得なのか?
自社のECサイトを認知した・どのような特徴があるのか?・どのような商品を取り扱っているのか?・他のサイトと比べて何が良いのか?
自社のECサイトで商品の購入を検討している・商品の質は良いか?悪いか?・口コミや評価は高いか?低いか?・サイト内の商品の特徴や違いは?

あくまで例ですが、このようにターゲットがゴールに到達するまでの各フェーズにおいて、どのような興味・関心があるのかを洗い出すことがポイントです。また、ゴールまでのステップはSEO対策の目的によって異なるため、状況に応じて変更する必要があります。

ここで検索ニーズを洗い出しておくことで、一貫性のあるキーワード選定が可能になるため、コンテンツの質を高めやすくなるでしょう。想定されるターゲットの興味・関心について思いつく限りリストアップし、漏れのないようにしてみてください。

検索ニーズをもとにキーワードをリストアップする

ターゲットの興味・関心から検索ニーズを洗い出せたら、それをもとにキーワードをリストアップしていきます。リストアップする際は、ターゲットが実際にブラウザで検索する際に使うであろうワードを洗い出すことがポイントです。

先ほど洗い出したターゲットの検索ニーズをもとに、以下に想定されるキーワードのジャンル例を挙げました。

ターゲットの興味・関心想定されるキーワードジャンル
・海外の製品を買えるECサイトはないか?・コストパフォーマンスの良いECサイトはないか?・今人気のECサイトはどれか?・海外のECサイトのおすすめ・日本のECサイトのおすすめ
・海外製品を取り扱っているECサイトは?・サイトごとにどのような特徴があるのか?・どのサイトで買い物をするのがお得なのか?・ECサイトの比較・各ECサイトの特徴・各ECサイトごとのメリットやデメリット
・どのような特徴があるのか?・どのような商品を取り扱っているのか?・他のサイトと比べて何が良いのか?・自社ECサイトの特徴・自社ECサイトのメリットやデメリット・自社ECサイトの商品
・商品の質は良いか?悪いか?・口コミや評価は高いか?低いか?・サイト内の商品の特徴や違いは?・自社ECサイトの評価・各商品のレビュー

あくまで例ですが、このように検索ニーズから想定されるキーワードジャンルを挙げ、実際にキーワードを洗い出していくと良いでしょう。ユーザーはさまざまな切り口で検索するため、キーワードについても漏れのないようにリストアップすることがポイントです。

海外で実際に使われているキーワードでなければ意味がないため、日本語をそのまま翻訳するのではなく、よりネイティブに近いキーワードを挙げる必要があります。国によって特定の商品の呼び方が異なる場合も多いため、ターゲットに合わせて適切な表現にすることが欠かせません。

また、キーワードを洗い出す際には、挙げたキーワードの月あたりの検索ボリュームを確認しておくことが大切です。

検索ボリュームの大きなキーワードは、上位表示した際にアクセス数が見込める反面、上位表示を狙うのが難しいことが特徴です。一方、月あたりの検索ボリュームが小さいキーワードは、ビッグキーワードと比較すると上位表示の難易度が低い反面、上位表示しやすい特徴があります。

この検索ボリュームはキーワードの優先度を決める上で欠かせない数値となるため、キーワードのリストアップと同時に押さえておきましょう。

実際にSEO対策するキーワードを選ぶ

キーワードをリストアップできたら、実際にサイトでSEO対策を行っていきたいキーワードを選びます。ここで選んだキーワードをもとにコンテンツを作成するため、効率的にSEO効果を高められるように精査していきましょう。

キーワードごとに異なる需要を理解し、適切なものを選んでいく必要があるため、選定する基準をあらかじめ決めておくことが欠かせません。

基準については、次の3つを満たせるものを選ぶと良いでしょう。

  • 十分な検索ボリュームがあるかどうか
  • ターゲットユーザーが使うキーワードであるか
  • 検索ニーズと関連性が高いかどうか

これらを満たせるものを選出すると良いでしょう。3つのうち、どれか1つでも当てはまらない場合、「検索ボリュームが多いものを選んだら、ターゲットユーザーにとって馴染みのないキーワードだった」「ターゲットの検索ニーズには関連性があるものの、検索ボリュームが少なくアクセス増が難しい」などの問題が起こってしまいかねません。

SEO対策を行う目的を忘れず、ターゲットを意識したキーワード選定をすることがポイントです。

実際にキーワードを選定する際は、上記の3つのポイントの順に、洗い出したワードを絞り込んでいきましょう。

  1. 設定した検索ボリュームを満たしているキーワードをリストアップ
  2. 1から、ターゲットにとって馴染みのあるキーワードをピックアップ
  3. 2から、ターゲットの検索ニーズと関連性があるキーワードをさらにピックアップ

このような手順で、選定作業を行っていきます。1の工程で設定する検索ボリュームによって絞り込まれるキーワード数が異なるため、状況に応じて基準を設定することがポイントです。

また、検索ボリュームは一つの指標に絞るのではなく、ボリュームが大きく多くのアクセスを狙えるキーワードから、ボリュームは少ないものの確実に検索ニーズを満たせるキーワードまで網羅することで、より安定したSEO効果を狙えます。

キーワードのピックアップ作業は時間がかかることから、選定の基準を明確にしておくだけでなく、選定のセンスや経験が求められます。もし社内にSEOを意識したキーワード選定のノウハウがない場合は、海外ビジネスに精通するマーケティング会社などへの相談を検討してみると良いかもしれません。

キーワード選定は、SEO対策を成功させる上で欠かせない重要なフェーズであるため、現地で実際に行われている検索行動を想定した対策をしていくことが解説です。

英語でのSEO施策でチェックすべきポイント14点

ここでは、英語のSEO施策でチェックすべきポイントについて、14点の項目を紹介します。

さらに詳しいポイントについては、次の記事をご覧ください。

 関連リンク:海外SEO 成功秘訣を徹底解説ーアメリカ、韓国、中国、台湾ー

 関連リンク:多言語化Webサイトを成功に導く制作のポイントとは

言語ごとにドメイン変更ではなく独自のURLを作成する

英語のSEO効果を高めるためには、言語ごとにドメインを変更するのではなく、独自のURLを作成することが重要です。

複数の言語を同じページで切り替えられるようにしても、Googleが認識できるのは1つの言語のみとなっています。そのため、せっかく用意した複数言語のページが意味をなさなくなってしまいます。

英語のSEOを行うのであれば、日本語と英語のそれぞれのページでURLを設定しておき、Googleが両ページを認識できるようにしましょう。

効果的なURLを選定する

SEOに効果的なURLを選定することで、高いSEO効果を得られるでしょう。

URLを選定する際は、次の4つのポイントを意識してみてください。

  • 簡潔なURL
  • コンテンツ内容に合ったURL
  • 階層の浅いURL
  • 英語やハイフンを使ったURL

まず、簡潔で分かりやすいURLにすることが大切です。

内容の分かりにくい長いURLや、生産ツールで自動生成したような規則性のないURLは、ユーザーにとって適切であるとは言えません。そのため、キーワードはできる限り短く表記し、Googleが評価しやすいURLにすることが求められます。

続いて、コンテンツ内容に合ったURLにすることも押さえておきましょう。

自社サイトのコンテンツに関連性のあるURLを設定し、サイトを見たユーザーが何のサイトか分かるようにすることがポイントです。ユーザーの利便性が高まるため、サイトのSEO評価が高まると考えられます。

URLには検索キーワードを入れ、少しでもユーザーにとって分かりやすい形にすると良いでしょう。

また、階層の浅いURLにすることも大切です。SEO効果の高いWebサイトを作るためには、不要なディレクトリを省き、適切な階層に整理することが欠かせません。

階層が深すぎるとURLが長くなってしまい、ユーザーから見にくいと感じられてしまいます。そのため、階層は浅く簡潔なものにしておき、ユーザーの利便性を高められるようにしましょう。

そして、英語やハイフンを使ったURLにすることもポイントです。

英語については、Googleが評価しやすい英語であることが前提になります。そのため、ユーザーが検索で使うワードについて把握しておき、Googleが認知しやすいURLにしましょう。

ハイフンは、英単語の間に入れて区切りをつけることで、URLが見やすくなります。見やすいURLはSEO効果が期待できるため、こちらも合わせて押さえておきましょう。ハイフンの代わりにアンダーバーを使っているURLもありますが、Googleで推奨されているハイフンに統一することがおすすめです。

ドメインを統一させる

ドメインは、言語に関わらず統一させることが、SEO効果を高めるポイントとなります。

国内サイトでは「.jp」のついているドメインが多くありますが、日本国内へ向けたコンテンツであると判断されてしまいます。「.jp」のドメインで英語サイトを運営している場合もありますが、それは日本で生活している外国ユーザーに向けたコンテンツです。

そのため、日本のドメインに設定しているとGoogleのクローラーが日本国内へ向けたサイトだと判断し、英語のSEOを強化する上でマイナス効果となってしまうでしょう。

サイトをターゲットとする地域を結びつけるための対策として、次の3つがあります。

  • ccTLDドメイン
  • hreflangステートメント
  • Search Consoleでのインターナショナルターゲティング

ccTLDドメインは国別のドメインであり、日本なら「.jp」、アメリカなら「.us」が該当します。この2文字で国を判別しているため、すぐにターゲット地域が分かることが特徴です。

また、hreflangを使い、どの地域へ向けたコンテンツなのかを記載する方法もあります。これにより、Googleに対して正確にターゲット地域を伝えることが可能です。

そのほか、Search Consoleのインターナショナルターゲティングという機能を使い、地域を限定したアプローチを行うこともできます。

キーワードは現地の言葉に合わせて選定する

上述のキーワード選定でも触れましたが、キーワードを決める際は現地の言葉に合わせて選定することがポイントです。

日本で普段検索されているキーワードの英語訳で上位表示させても、現地のターゲットからすると馴染みがないと感じる場合もあります。この場合、せっかくコンテンツを上位表示できているのに、アクセス数が増えず成約にも繋がらないといった問題が発生してしまいかねません。

そのため、日本の検索ワードをそのまま翻訳するのではなく、現地でよく使われている言葉をキーワードに反映させましょう。ネイティブの言葉をリストアップするのは時間がかかるため、「Thesaurus.com」などのツールを活用して効率的に洗い出すことがおすすめです。

英語の文法・単語に間違いが無いようにする

どの言語でも重要なポイントとなりますが、英語サイトでSEOを強化したい場合、英語の文法や単語に間違いがないかを確認しましょう。

文法や単語が不適切な文章があると、Googleから低評価を受けてしまう可能性があります。そのため、公開前にミスがないかを確認し、正しい文章に変換するようにしてください。

また、翻訳機能を使って日本語を英語にした場合、文法の間違いが多くなってしまうため避けるべきと言えます。間違った文法のままコンテンツを公開すると、現地ユーザーにとって有益なコンテンツではないと判断されてしまうため、注意してください。

日本人が現地で通用する英語に変換するのは難しいため、文章構成や言い回し、表現方法などが曖昧になってしまいがちです。英語の文法や単語を正しく取り扱うことが難しい場合、ネイティブの方に適切な文章であるかをチェックしてもらうと良いでしょう。

また、適切な英語であることに加えて、文章の読みやすさにも気をつける必要があります。適度に改行を入れたりアクセントを加えたりして、読みやすくすることがポイントです。

専用タグで対象している国を知らせる

コンテンツ内で専用のタグを使用し、対象している国をGoogleやユーザーに知らせることも大切です。これにより、複数ページで同じ言語を使用していて対象国が異なる場合において、国が違う状態を伝えることができます。

専用タグは「rel=”alternate” hreflang=”〇〇”」であり、〇〇の部分に対象国を入れていきます。例えば、「en-jp」「en-us」などです。

英語は多くの国で使われている言語であるため、専用タグを活用してより多くの国へ適切なコンテンツを届けていきましょう。

言語切り替えのリンクを用意する

もし対象としている国とは異なるユーザーからアクセスがあった場合、もしくは別の言語で閲覧したい場合、言語切り替えのリンクがあると便利でしょう。

言語切り替えリンクは、ヘッダーやフッターなどの目につく場所に設置し、分かりやすく表示させることがポイントです。リンクの位置が分かりづらいと、ユーザーが間違えて自国の言語とは異なる言語に設定してしまった際、何も情報が得られなくなってしまいます。

そのため、誰でもすぐに言語を切り替えられるような仕組みにすることが大切です。

タイトル・メタディスクリプションを意識する

タイトルはコンテンツタイトルのことであり、メタディスクリプションとは、検索結果画面に表示される160文字程度のコンテンツ概要です。

タイトルとメタディスクリプションを適切に設定すると検索結果からのCTR(クリックススーレット)を高められるため、ページへのアクセス数が増えることが期待できます。

メタタグをタイトルとディスクリプションに1回ずつ入れ、検索結果からユーザーの興味を引けるようにすることがポイントです。

ただし、キーワードごとにメタタグを取得しようとすると時間がかかってしまうため、ツールを使って取得すると効率的です。各キーワードにおける競合サイトのランキングや検索順位などを把握し、適切なタイトル・メタディスクリプションを作成しましょう。

また、記載できる文字数には制限があるため、制限内にメタタグを盛り込めるように作成する必要があります。文字数が超過すると検索結果画面に全文が表示されず、伝えたい内容を伝えきれなくなってしまうでしょう。

そのほか、他のページと内容が重複しないように整理し、明確に区別することも欠かせません。

内部リンクを適度に設置する

SEO対策では内部リンクが大切だと言われていますが、日本語サイトと同じように、英語サイトでも内部リンクを適度に設置することが欠かせません。

クローラーは、サイト内に設置されたリンクを通して他のページへアクセスします。そこで内部リンクがあると、クローラーがサイトを巡回しやすくなるため、回遊率の向上が期待できます。

リンクを経由してサイト内を巡回することにより、同じサイトのページに何度もアクセスするため、より正しい情報がインデックスされます。サイトの回遊率が上がると、収益ページまでユーザーがたどり着く可能性が高まるでしょう。そのため、成約率アップも期待できます。

内部リンクを手動で生成するのは時間がかかるため、「関連記事のリンク生成」や「記事目次生成」などのツールを活用し、リンクを自動生成するのも方法の一つです。

内部リンクで対象のページまで誘導するためには、広く情報を網羅しているコンテンツから、テーマを絞った専門性の高いコンテンツへ内部リンクを引っ張ると良いでしょう。

内部リンクを設置するページやクローラー・ユーザーの誘導動線を考える際は、Google AnalyticsやSearch Consoleを活用してみてください。作成した内部リンクは定期的に効果を計測し、必要に応じて改善していくことがポイントです。

エラーリンクや重複コンテンツを修正する

エラーリンクがあると、ユーザーにとって見にくいサイトだとクローラーが判断し、低いSEO評価を与えられてしまう可能性があります。また、ユーザーがクリックしたリンクがエラーリンクだった場合、ユーザーにストレスを与え、満足度の低下に繋がってしまいます。

各ページでエラーリンクがあるか探すのは大変なため、「Screaming Frog SEO Spider」などのツールを活用してリンク切れがないか確認することがおすすめです。

また、重複コンテンツがないかについても、しっかりと確認しておきましょう。重複コンテンツがある場合もクローラーからの評価が下がりやすく、ユーザーがサイトを訪れた際に自分が見るべきコンテンツが分からなくなってしまいます。

重複コンテンツを確認する際は、「Siteliner」などのツールを使ってチェックすると効率的です。URLを入力すれば重複率を算出できるため、コンテンツの修正を行う際に活用してみてください。

言語や文法のミスと同様に、ユーザーにとって見やすく快適なコンテンツを生産していくことを心がけましょう。

モバイルに対応させる

スマートフォンの普及により、PCではなくモバイルからの閲覧がメインのアクセス経路となっています。そのため、モバイル対応したサイトやページを用意することで、ユーザーの満足度を高められるでしょう。

モバイル対応していない場合、PCサイトのようなレイアウトでスマートフォンに表示されるため、ユーザーは見にくいと感じてしまうかもしれません。また、サイトサービスが不十分になるため、クロール回数が減る可能性があります。

自社サイトがモバイルに適しているかを判断するためには、「Googleツール」を活用すると良いでしょう。ページのURLを入れると、モバイルフレンドリーチェックが行えます。

Google My Buisinessに登録しておく

Google My Buisinessとは、Google検索やGoogleマップに企業情報を掲載できるサービスです。これに登録することで、登録した住所に合わせてサイトが表示されやすくなります。

英語のSEOをより強化したいのであれば、Google My Buisinessへの登録も忘れずに行っておきましょう。

ウェブマスターツールにも登録しておく

ウェブマスターツールとは、2015年に名称が変更された「サーチコンソール」のことです。サイトごとにXMLサイトマップを作成し、ウェブマスターツールへ登録しておくと、サイト内のクロールが促進されます。

サイトマップは言語別に作成することで、ドメインパワーの強化が期待でき、SEOの高評価にも繋がると考えられます。

読みやすさや検索ニーズを満たす

テクニカルなSEOの内部対策はもちろん大切なポイントですが、「ユーザーから見た時に読みやすいコンテンツであるか」「検索ニーズを満たせているか」についても確認しましょう。

興味を惹くタイトルやメタディスクリプションを設定し、検索結果画面からのアクセスを獲得できたとしても、ユーザーの問題解決に繋がるコンテンツが読みにくければ意味がありません。

読みにくい、ユーザーが知りたい情報が書かれていないと感じられた場合、サイトを離脱されてしまう可能性もあります。ページ滞在時間が短くなるとSEO評価に悪影響を与えるため、ユーザーにとって読みやすいか、検索ニーズを満たせているかを意識しましょう。

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コンテンツを検索で上位表示させるだけでなく、効率的にコンバージョンを生み出す英語SEOを行っていきたい場合は、こちらよりお気軽にお問合せください。

まとめ

本記事では、英語SEOの対策における基礎的なポイントを紹介しました。

国内SEOと英語SEOでは、国によって検索エンジンやターゲット層、競合などが異なります。そのため、国ごとの特性を掴み、それぞれ適したSEO対策を行っていくことが欠かせません。

SEOは、正しいノウハウを用いてコンテンツを生産し、公開したあとも改善を重ねていく必要があります。しかし、適切なキーワードで上位表示させられると、日本に居ながら海外での安定した集客効果を得られるため、ぜひポイントを意識して取り組んでみてください。

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