WeChat広告運用のメリットとは?出稿方法をご紹介

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中国は世界最大の人口を誇る国であるとともに、インターネット関連の発達が著しく、世界有数のSNS大国となっています。

中でも「WeChat(微信)」は中国で絶大な人気を誇るSNSで、現地におけるインターネットユーザーのほとんどが利用しているサービスです。

今回は、そんなWeChatで運用可能な広告について、活用のメリットや出稿の方法をご紹介します。

WeChatとは

WeChatはメッセンジャー機能が主体のSNSで、日本におけるLINEのような位置付けです。

そのため中国における日々のコミュニケーションを支えるツールとして活躍しており、毎日必ずと言っていいほど使用するのが特徴です。

日本でも中国とのやりとりが多い人はWeChatを使っているケースがあり、ビジネス目的で利用する人は日本でも少なくありません。

中国ではLINEやFacebookなど、海外発のSNSは使用が制限されているため、中国発のWeChatが主なコミュニケーションツールとなっているのです。

WeChat広告のメリット

WeChatは日常的に使われる機会の多いSNSだけに、その広告枠にも注目が集まります。

WeChat広告を配信することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

莫大なWeChatユーザーへターゲティングできる

一つ目に、WeChatは膨大な数のユーザーを抱えているため、彼らへ自由にアプローチできるのが強みです。

2021年2月現在、WeChatの月間アクティブユーザーは9.9億人に達しており、この数は中国国内のSNSの中でも最大級を誇ります。

WeChatの次点にランクインしているサービスが、ECサービスのTaobaoですが、こちらは7億人台にとどまっていることからも、WeChatの影響力の大きさがうかがえます。

参考:enjoyJapan「【2021年3月更新】中国10大SNS最新ユーザー数まとめ」
https://enjoy-japan.jp/column/chinesesns-user-data#%E5%BE%AE%E5%8D%9A%EF%BC%88weibo%EF%BC%89

中国の人口は14.4億人と言われているため、中国人のほぼ全員がWeChatのアカウントを有していると言っても過言ではないでしょう。

WeChat広告を活用することで、このような膨大なユーザーへのアプローチが実現します。

巨大な中国市場へ進出できる

このように、中国では膨大な数のインターネットユーザーを抱えているだけあり、オンラインショッピングの需要も非常に大きいのが特徴です。

中国におけるEC市場は世界トップの規模に到達しており、2019年時点で1兆9,348億ドル、日本円にして約200兆円にものぼるマーケットに成長しています。

次点がアメリカの5,869億ドルであることから、いかに中国の取引額が巨大であるかがわかるでしょう。

また、国を跨いだ取引である越境ECの取引額についても中国はトップクラスで、購入額は3.6兆円を突破しています。

特に日本からの輸入額は大きく、その額は1.6兆円に達しており、購買意欲の高さがうかがえます。

参考:経済産業省「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業」
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003-1.pdf

日本ではまだまだEC化、および越境EC対応が十分に進んでいないため、大きなポテンシャルを感じるところです。

WeChat広告でできること

このような中国市場の高いポテンシャルを活かす上で、WeChatは大いに役立ちます。

実際にWeChat広告を使ってどのようなことができるのかについて、その例を見ていきましょう。

公式アカウント広告

WeChat広告においてポピュラーな運用方法が公式アカウント広告です。いわゆるバナー広告に近い使い方ができるのが特徴で、汎用性の高さが魅力です。

WeChatでは通常のユーザーアカウントだけでなく、公式アカウントの設立が可能です。一定数のフォロワーと、広告表示が認可された企業などにも提供される枠組みで、一般ユーザーに比べて信頼性の高い組織であることをアピールするのに役立つ仕組みです。

公式アカウントから発信する記事には、バナー広告が設置できるようになります。記事の上部、中部、下部と好きな場所に設置できるので、デザインにもこだわりながら効果的な配置を実施できます。

公式アカウント広告の内容は、フォローボタンを設置してさらなるフォロワー増加を促すものや、アプリの画像やタイトルを表示し、そのままダウンロードできるもの、さらにはクーポンを配布するためのものなど、使い方は多様です。

また、テキストや画像だけでなく動画の配信も可能なので、動画広告を積極的に運用したい場合にも公式アカウント広告は有効です。

与えられた枠組みを自由に使えるため、記事の内容や現在の必要に応じた広告運用を進めていくのがおすすめです。

モーメンツ広告

モーメンツ広告とは、WeChatのタイムラインへ自由に表示できる広告のことを指しています。

WeChatにもFacebookやTwitterのように、フォローしている友人や、企業の公式アカウントの投稿が時系列に表示される機能を有しています。

モーメンツ広告は、彼らの投稿の間に差し込まれるタイプの投稿で、そのアカウントをフォローしていなくとも閲覧してもらえる広告です。

企業や商品の紹介はもちろん、何らかの有益情報を発信することで、新たなフォロワー獲得を促すといった使い方もできるでしょう。

モーメンツ広告は、他のタイムライン上の投稿と同様にいいね!を送ったりコメントを送ったり、あるいはシェアを行って他のユーザーへ共有してもらうということも可能です。

発信力の高さを生かし、モーメンツ広告を使って口コミ人気を高めることもできます。

バナー広告などとは違い、ユーザーとコミュニケーションをとることができる、貴重な機会を得られるのも特徴です。

ユーザーのアクションをさらに喚起するため、アンケートやクイズを行うための選択肢が設けられた形式の投稿も可能です。

いわゆるCTA(Call To Action)形式の広告で、企業とユーザーのコミュニケーションを深め、他ユーザーへのシェアを促すことができます。

ミニプログラム広告

もう一つの広告手法が、ミニプログラム広告です。WeChatは本体となるWeChatアプリの他に、その軽量板であるWeChatミニプログラムというサービスも存在します。

WeChatミニプログラムは通常のWeChatとは異なり、アプリをダウンロードしなくとも使えるWebサービスとして誕生しました。

ユーザーはアプリのダウンロードの手間もなければ、利用に伴う軽量なパフォーマンスも魅力のため、こちらを好んで使う人も少なくなりません。

そんなWeChatのWebサービス向けに用意されているのが、ミニプログラム広告です。WeChatミニプログラムに最適化された広告配信を行い、影響力を高められます。

ミニプログラム広告では、バナー広告、インセンティブ広告、インタースティシャル広告の3つが利用できます。

バナー広告はページの上部や下部などへ自由に表示させられる形式で、汎用性が高く、ミニプログラムの様々な場所へ貼り付けることが可能です。

インセンティブ広告は、ミニプログラム上のゲームアプリなどを利用した際に表示される広告です。

アプリ起動時などに再生される動画広告を配信し、テレビCMのような感覚で扱えるのが特徴です。

インタースティシャル広告は、ポップアップ形式で表示させる広告です。ページを切り替えたときや、アプリを起動する直前に表示できるもので、インセンティブ広告同様に存在感を発揮します。

このように、ミニプログラム広告には様々な種類の配信方法があるため、それぞれの特性を生かして使い分けることが大切です。

WeChat広告への出稿方法

WeChat広告の運用を開始するためには、以下の手続きが必要となります。

WeChat公式アカウントの取得

公式アカウントを取得するためには、正式な申請手続きを行う必要があります。

申請の手続きは、公式サイトから行うことが可能です。手続きは日本からでも可能ですが、ガイダンスは全て中国語で提供されるため、中国語が扱えるスタッフの存在が不可欠です。

申請手続きを終えた後は、認証作業が必要になります。銀行口座情報やパスポート番号など、様々な記入が求められるため、あらかじめ用意しておきましょう。

中国国内法人の設置・提携

WeChat広告を配信するためにもう一つ必要なのが、国内法人の設置、あるいは提携です。

WeChat広告の配信を行えるのは、現在中国法人に限定されており、法人を持たない事業者は代理店に依頼する必要があります。

法人を設立するのには時間と費用がかかるため、代理店への依頼がスタンダードな方法となるでしょう。

おわりに

WeChat広告の影響力は高く、約10億人にものぼる膨大なユーザーの数と、中国全体の高い購買力を活かせる方法の一つです。

広告配信には少し手間を要しますが、多彩な配信方法を有しているため、柔軟で汎用性の高さが魅力です。

中国進出の足がかりとしても有効なので、積極的に活用しましょう。


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