目次
東南アジアへの進出を考える際、注目したい国の1つがインドネシアです。
インドネシアはアジアの中でも大きな市場を形成している国で、マーケティング次第ではビジネスの機会を創出することも夢ではありません。
インドネシア市場について
インドネシアはここ数年で経済成長が急激に進み、消費意欲も高い注目の国です。
人口
インドネシアの勢いある成長を支えているのが、その人口にあります。およそ1万近い島々からなるインドネシアですが、総人口は2.7億人近い数に上ります。
首都のジャカルタだけで人口は1億人を超えており、都市部の人口は巨大で、非常に巨大なマーケットが生まれていることもわかります。
人口の数は、大きな市場を形成していく上では欠かせない要素です。インドネシアは日本の倍以上の人口を抱えているだけでなく、出生率も高いのが特徴です。
インドネシアの市場成長とともに、今後も人口を維持することが期待されています。
勢いのあるデジタル分野
インドネシアで最も活気のある産業の1つが、デジタル部門です。
インドネシアでは国を挙げてのEC取引強化に取り組んでおり、第一次産業から小売業まで、全ての部門におけるEC化が進められています。
参考:ベイカレント「デジタル化するインドネシア」
インドネシア政府は2020年までにEC取引総額14兆円を達成することを目標に掲げていることから、現地におけるEC取引はますます活発になると予想されます。
合わせて、配送サービスやその他Webサービスなど、そのほかのデジタル産業の成長についても期待がふくらむところです。
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インドネシアへのマーケティングに活用したいポイント
続いて、インドネシアへのマーケティングを進めていく上で、実際に活用していきたいポイントについてもご紹介していきます。
厚い若年層
1つは、インドネシアは人口が多いだけでなく、若者の割合も非常に多いという点です。
日本の平均年齢は48歳と言われており、先進国の中でも高齢と言える数字です。出生率も低く、今後若者が増加する見込みも見えてこないのが現状です。
一方、インドネシアの平均年齢は29歳と、日本よりもはるかに若い点が特徴です。
若者は多ければ多いほど、労働力として力を発揮してもらうことが期待できますし、何より消費にも意欲的なのが若者です。
新しい商品やサービスに好奇心旺盛な若者が多いことは、新たに市場を創造していく上では重要なポイントです。
SNSの利用にも積極的
インドネシアは若者が多いだけあり、SNSの利用にも積極的です。
デジタル市場が育っているインドネシアのインターネット普及率は高く、1日あたりのネット利用時間も日本に比べて長い傾向にあります。
そのため、必然的にSNSを利用する人も増え、特に若者の間でのSNS利用率は高いものです。
利用しているSNSもFacebookやYoutube、Instagramと日本でも馴染みのあるサービスが並ぶので、このツールを利用しない手はないでしょう。
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インドネシアの文化を理解する上で押さえておきたいポイント
インドネシアへのマーケティングをうまく進めていく上では、何よりもその国の文化を理解することが重要です。
今回は2つのポイントに絞って、ご紹介していきます。
インドネシアはイスラム教国
まずインドネシアを知る上で重要なのが、この国がイスラム教国である点です。
イスラム教は政府が主導的に国全体への布教を行っているだけに、ほぼ全員がイスラム教とと考えても良いほどに浸透しています。
そのため、豚肉やアルコールの消費は基本的には無いと考えるのがベターです。
また、毎日の礼拝や金曜日の集団礼拝など、彼らのライフスタイルにも深く関わっているのがイスラム教です。
生活パターンを理解する上でも、イスラム教徒であることへの理解を深めることは、非常に重要です。
水産物の需要拡大など、日本の食品ニーズは高まりも
イスラム教とは食べられないものが多いというイメージを持つ人も多いものですが、一方で、日本の食品需要が現地で高まっているということも注目すべきでしょう。
例えば、日本からの農産物や水産物の輸出額は60億円を超えており、サケやタラ、エビといった海産物の消費は日本と同様に活発です。
参考:ジェトロ「農林水産物・食品 国別マーケティング基礎情報」
あるいはアルコールや動物性のものが使われていない醤油などの調味料も、現地では重宝されています。
日本と同じアジアの島国ということで、紐解いてみると食生活などには共通点も多いものです。
近隣諸国でもあるインドネシアのことを、より深く知れるようリサーチを進めていきましょう。
おわりに
インドネシアはポテンシャルの高い市場を持つアジアの新興国です。リサーチを進め、新しいビジネスチャンスの拡大に努めていきましょう。
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