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タイの消費者が振り向く「ツボ」コロナ需要でマーケティングにも変化

世界でも有数のインターネット大国であるタイ。現地の消費者に自社の商品を選んでもらうためには何が必要なのでしょうか。今後の需要をつかむためにも、現状を把握しておきましょう。また、タイでトレンドのプロモーション方法もご紹介します。

タイの消費者はどこからブランドを知る?

インターネット大国のタイでは、消費者はどのように商品情報にたどりつくのでしょうか。日本とは少し違いがありますので、見ていきましょう。

上のグラフは、タイの消費者がどのようにして新しいブランドを認知するかを調査したものです。

1位は41%でGoogleなどの検索エンジンでした。TVの紹介など、マスメディアをきっかけに認知するという従来の方法が38%と2位に来ています。

しかしSNSやアプリの割合も年々伸びてきており、3位以下は30%前後で横並びしています。複数の媒体を組み合わせて認知する、といったケースもあるようですね。

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タイの最新インターネット事情

タイでは一日に9時間もの時間をインターネット消費しています。これは、フィリピン、ブラジルに次いで世界第3位の消費率で、世界でも有数のインターネット大国であることが分かります。

また、一日あたりのインターネット使用時間が9時間なのに対し、テレビの視聴時間はたった3時間半程です。

これだけ常日頃インターネットを使用する文化があるタイにおいて、プロモーションにデジダルマーケティングを活用しない手はありません。

そして所有デバイスですが、タイでは94%のインターネットユーザーがスマートフォンを所有しています。ノートパソコンの所有率は50%なので、

広告などを検討する際は、モバイルフレンドリーな構成にする事をおすすめします。

どんなWebサイトが人気があるのかを見ると、一番は日本と同じく検索エンジンGoogleでした。FacebookやYoutubeなどのSNSが並び、Pantip(パンティップ)という、タイの電子掲示板サービスも人気があります。

プロモーションにも強い動画コンテンツ

この調査によると、タイでは99%のネットユーザーが動画コンテンツを消費しています。また、動画で日常を紹介するVlogも人気で、コンテンツとしては文章よりも短尺動画が好まれる傾向にあります。

また、化粧品などの実際の使用感が分からないものに関しては、インフルエンサーが動画を通して商品の使用感を想像紹介する「How to」動画がとても人気があります。

もちろん、商材や届けたいユーザー層にもよりますが、コンテンツの内容もターゲーゲットによって柔軟に変えていく必要がありそうです。

タイではEC事業がアツい?

タイでも、新型コロナウイルスによる外出規制の影響もあり、オンラインショッピングの需要が高まっています。

タイにおけるEコマース市場も非常に上向きで、2020年のEコマースの市場規模は、2200億バーツ(2019年比、35%増)まで伸びると予想されています。

上の図は、インターネットを日常的に使用する16歳から64歳までの消費者の直近一ヶ月のEC使用を調査したグラフです。

90%の人が商品やサービスを検索しています。さらに、82%の人が、オンライン上で買い物をしています。これを見ても分かるように、タイではオンラインでの商品購入が盛んです。

また、69%の人がスマートフォンから商品を購入していますので、ECサイトや広告は、スマートフォンユーザーを想定した設計が好ましいですね。

【タイ人女性が化粧品の情報を収集するチャネル】

こちらは化粧品の購入経路を表した図ですが、Lazadaと呼ばれる東南アジア最大級のECサイトがシェアを取っています。その他、大手ECサイトのshopeeや、化粧品専門ECサイトのkonvy、Sephoraなども人気があります。

大手ECサイトの他、自社の商材に特化した専門サイトを検討するもの良いですね。

タイで人気のライブコマース

タイではオンラインでの商品購入や検討が盛んになっています。その中でもタイで人気の手法としてライブコマースが注目を集めています。

ライブコマースがタイで人気の理由として、

・既存の広告と違う体験を与えられる

・対話要素がタイ人の好み

・商品の信頼性が得られる

・興味・関心層から商品購買層に変えられる

・トレンドに沿ったコンテンツを作れる

といった点が挙げられます。また、大きな初期投資も必要ないため中小企業が行いやすいという企業側のメリットもあります。

ライブコマースをはじめとしたマーケティングの施策についてより深く知りたい方は、ぜひ「会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット」をダウンロードして参考にしてください。

タイのSNSマーケティング

【タイ消費者が情報収集するチャネル(化粧品)】

上の図は、タイの消費者が化粧品を購入する時にどんなチャネルから情報収集をしているか調査した図です。

圧倒的にソーシャルメディアと回答した人が多く、先ずはSNSで認知してから検索をかけるという動向があるようです。

タイでは若年層を中心にSNSが盛んに使用されています。すべてのソーシャルメディアの中でも、最も活動的なユーザーは25-34歳の層になっていますが、正確には媒体特性により異なってきます。

一般に、タイで最もユーザー数が多いのはFacebookですが、例えば若年層の女性を狙っていきたい場合はInstagramのほうが相性が良い、など、自社のプロモーションしたい商材との親和性を考える必要があります。

各SNS媒体の順位や詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。

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まとめ

売上を伸ばすためには、自社の商材やサービスを届けたい消費者の特性や思考などを考慮して

効果的な媒体の選定や、コンテンツの方向性を決めていく必要があります。

ECやライブコマース、SNSなど様々な手法がありますが、自社のフェーズによっても適切な施策が変わってきますので、一度現地に精通するマーケティング企業に相談してみる事をおすすめします。

参考データ:https://gs.statcounter.com/social-media-stats/all/thailand

https://www.statista.com/statistics/490467/number-of-thailand-facebook-users/

https://www.socialbakers.com/resources/reports/thailand/2020/august

https://napoleoncat.com/stats/instagram-users-in-thailand/2020/03

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