多言語サイト制作で知っておくべき7つのポイント+マクドナルドの事例を解説! – グローバルデジタルマーケティングのLIFE PEPPER

多言語サイト制作で知っておくべき7つのポイント+マクドナルドの事例を解説!

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概要

①コーポレートサイト・ブランドサイト
②ランディングページ(単一もしくは複数の具体的な商品/サービスを紹介する)
③メディア
④Eコマース(EC)

海外向けの Web サイトを考えるにあたって、本記事では、上記の主な4種類の Web サイトに共通する考え方を共有したいと思います。メディアや、Eコマースサイトは専門性が高く、いくらでも深く掘り下げることができるので、また、別の記事で解説させて頂きます。

本記事は、以下の7つのテーマを1つずつ紐解いていきます

1.翻訳をする?書き直す?言語の壁をどう超えていくか
2.色はどうするか?ブランドイメージを守りたいし、けど、現地にも合わせたい。
3.デザインは今のままでもいい?実は、国が違えば、好むデザインはこうも違う
4.意外にも見落とされがちな「写真」
5.ドメインやサーバーはどうする?
6.SEO 対策はできるの?どうすれば上がるの?
7.おまけ:中国でサイトを公開する為には

翻訳をする?書き直す?言語の壁をどう超えていくか

結論からいいます、翻訳は辞めましょう。

誤解していただきたくないのは、手法としての翻訳は勿論必要ですし、弊社でも行っています。しかし、「海外向けの Web サイトを作る = Web サイトのコンテンツを翻訳する」という考え方はとても危険です。

伝えたいことを伝えられないどころか、誤って伝えてしまう可能性がとても大きく、それは翻訳の精度以前の問題なのです。

わかりやすい例えですが、日本が世界に誇る「抹茶」は「Matcha」で皆理解できるのは、抹茶自体が有名になって世界中に認められたからです。しかし、それ以前「抹茶」は日本特有のものであり、翻訳すると「Green tea」となってしまいます。全然、違いますよね。

これは象徴的な例ですが、みなさんが海外に自分たちの商品やサービスを展開したい、それは通常「日本生まれがゆえの強み」があるはずです。それを日本語そのまま翻訳してしまうと、全然伝わらないのは、まさにこういった理由なのです。

では、どうするべきか。結論は「日本文化と海外文化、双方を理解する」人にメッセージを作ってもらうことがベストです。単純に言語ができるだけではダメです。Conyac などのクラウドソーシングでもそういったライターは見つかりますし、弊社のような現地で 10 年以上生活経験のあるマーケッターにお任せ頂くのもありです。

色はどうするか?ブランドイメージを守りたいし、けど、現地にも合わせたい。

「楽天は実はブラジルでは緑色にしようと思っていた?」

国によって「色に対する」捉え方は異なります。ブランドカラーは企業や商品にとってとても重要な要素で、そんなに簡単に変えるものではありません。しかし、国によっては、自社のブランドカラーが表現したい意味とは真反対にとられてしまいます。

例えば、同じ色でも国によっては、意味の捉え方が異なる例が下記の図となります。

引用元:http://www.ryutsu-shisatsu.com/article/15264486.html

ご覧のとおり、共通点はあるものの、親しまれる色や、色に対しての印象は国によってコレほど違いがあるのです。Web サイトや、広告のクリエイティブを作成する際にもぜひチェックしていただきたいポイントです。

デザインは今のままでもいい?実は、国が違えば、好むデザインはこうも違う

サイトのデザインには色んな要素があり、全てを詳細に解説することはできませんが、ここでは主に国別のユーザーが「どういったコンテンツの提示を好むか」を見ていきたいと思います。

Web サイトのデザインを考える上で、まずサイトのレイアウトを決めて、次にどういった形でコンテンツを並べていくかを決めます。実はこの2点で主に国別のユーザーの好みが別れてきます。例えば、中国のユーザーは一般的には端的でシンプルなデザインを好むとされていますし、アメリカのユーザーは、コンテンツをブロックでキレイに整理されたデザインを好みます。

ここで、世界で最も有名なブランドである「マクドナルド」のサイトを例に、日本、中国、アメリカ、ブラジルの4カ国別にサイトデザインを見てみましょう。

日本のサイトです。全体的に縦にコンテンツを並べて、コンテンツのカテゴリー別に分けて表示しています。

アメリカのサイトです。全画面を余すところなく活用し、コンテンツのインパクトを重視しています。ブロックで異なるコンテンツを明確に区切って表示させています。

中国のサイトです。全てのコンテンツをタイル状に並べ、シンプルにしています。

ブラジルのサイトです。全体的にクリアな印象で、コンテンツが分かりやすくレイアウトされています。

引用元:McDonald’s.

意外にも見落とされがちな「写真」

写真素材は、サイトのビジュアルを決定する重要な要素です。
そういった意味で、多くの企業さんは自社のサービスや、商品の写真に特にこだわりを持っている傾向が強くあります。

しかし実は、商品やサービス以外の写真で、外国人消費者の印象を左右する重要な写真素材があります。それは、Web サイトに掲載されている「ユーザー」の写真です。ユーザーの写真については、意外にも気を配れていない企業さんが多数います。

例えば、弊社の過去のクライアントさんで、有名なホテルの Web サイトがありました。外国人観光客がとても多いので、当然外国版のサイトもあるのですが、そこに掲載されているのは「白人ユーザー」の写真でした。

問題なのは、外国版の Web サイトでは、素材が全て共通しており、繁体字(主に台湾ユーザー向け)のページでも、「白人のユーザー」写真が掲載されていました。当然、「親しみ」という点では、「白人ユーザー」よりも受け手である台湾ユーザーと同じ「台湾ユーザー」の写真のほうが優れていることには議論の余地はありませんよね。

 

マクドナルドの例を見ても、かなり国ごとにローカライズをしてWEBサイトを運営していることが見て取れます。

ドメインやサーバーはどうする?

さて、Web サイトのデザインやコーディングも終え、いよいよ公開するぞ!となった時、誰もが最初は考えるはずです。

「あれ?サーバーはそういえば、日本サイトと同じでいいんだっけ?」
「ドメインや URL はどうすればいいんだっけ?」

まず、サーバーについては例外を除き、基本日本のサーバーでも問題はありません。今後サービスを拡大していって、海外ユーザーのアクセスが劇的に増える EC サイトなどはそのフェーズで海外のサーバーや、クラウドを活用すれば良いのですが、基本的な情報を伝えるためのものであれば、日本のサーバーでも特に問題はありません。

例外の代表とされるのは「中国」なのですが、ここでは省いて本記事最後の「おまけ編」でまとめて解説します。

次に、ドメインについてですが、基本的には正解はありません。
通常であれば「https://website.com/ja/」「https://website.com/en/」と、サブディレクトリで分割するのが良いとされています。その理由は、ドメインを1つに絞っておいたほうが、ドメインの評価が高くなり、Web サイト全体が上位表示されやすくなるからです。

ただし、大きなサイトや先程解説したように、商圏が明確に分かれている EC サイトなどに関しては別ドメイン、もしくはサブドメインで切り分けた方が良いとされています。

SEO 対策はできるの?どうすれば上がるの?

ここでは、Google をベースにして解説していきますので、基本的な SEO については、共通する部分がほとんどなので、解説は割愛します。本記事では、特に外国語 Web サイトにおける SEO の注意点に絞って解説をしていきます。

・機械翻訳は使わない
・現地で「使われているキーワード」を取り入れる

の2点を注意すれば、基本的に大丈夫です。

まず、なぜ機械翻訳を使わないほうがいいのか。
執筆時点の現段階では機械翻訳はまだ未完全です。従って、それによって翻訳されたコンテンツは、Google によって低評価を下される原因となります。また、当然ユーザーからも支持されないので、機械翻訳は避けるようオススメします。

次に、現地で「使われているキーワード」を取り入れることの重要性についても同様で、コンテンツ自体の質があがります。また、ただ翻訳するのと比較しても、現地のネイティブな言葉のほうが検索されやすいため、SEO 的にもメリットが大きいのです。

おまけ:中国でサイトを公開する為には

結論からいいます、中国で Web サイトを公開するのはとても困難です。なぜなら、中国で Web サイトを軌道に乗せるには、3つの難関を攻略しなければいけません。

1.Baidu 百度(バイドゥ)
2.金盾(グレートファイアウォール)
3.ICP ライセンス

おまけなので、簡単に説明しますが、「金盾(グレートファイアウォール)」「ICP ライセンス」については記事中国進出する上で、押さえておきたい中国の Web マーケティングの基礎知識(2)をご参照ください。

中国では、Google は使うことはできず、検索エンジンはほぼ百度独占の状態です。従って、百度にヒットしてもらえるように、Web サイトを最適化しなければいけません。また、その最適化を阻むのがグレートファイアウォールで、サーバーが海外にある限りサイトの表示速度に大きく影響をしていまいます。では、サーバーを中国に置こうとすると、今度は ICP ライセンスを取得しなければと、とにかくややこしいのが中国の Web 事情なのです。

それでも、初期段階で中国ユーザーに Web サイトを届ける方法はありますので、まずは試してみようと思っている方はぜひお問い合わせください。


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