目次
2018年には約3119万人が訪日しており、年々訪日外国人数が増加しています(*1)。
増加する訪日外国人を顧客に据えるビジネスは需要が増しています。そこで問題になるのは、訪日外国人のニーズを知ることです。
インバウンドビジネス(訪日外国人向けビジネス)を成功させるには、外国人リサーチを成功させることが不可欠であると言えるでしょう。
外国人リサーチを行うことで、訪日外国人のニーズを把握でき、何を訴求ポイントにすれば良いのか明らかになります。
外国人リサーチには、インターネットでの調査だけでなく、街頭アンケートやサンプリングなどの方法があります。
この記事では、外国人リサーチをする際の内容や、成功例から効果的な方法を見てみましょう。
*1:日本政府観光局|平成31年報道発表資料
インバウンド調査とは?訪日外国人向けの調査方法やメリット・活用事例を紹介
外国人リサーチの方法とは?
外国人リサーチの目的は外国人が訪日した際のニーズを把握し、効果的なインバウンド集客につなげることです。
そのためには、実際に訪日している外国人にリサーチをすることが大切なポイントです。「生の声」を聞くために、いくつかの方法を用いることができます。
外国人リサーチには、アンケート調査、街頭サンプリング調査などがあります。それでは外国人リサーチの特徴をご説明しましょう。
インバウンドリサーチとは?訪日外国人増加をビジネスチャンスに!
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アンケート調査で生の声を確認
主要な外国人リサーチとも言えるアンケート調査のメリットは、その場でアンケートを完結できることです。街頭調査とも呼ばれ、テレビや雑誌のメディアでも積極的に行われています。
調査を行う側からも見た目や年齢性別など、有効な回答者を選ぶことができるのが特徴です。モニター調査では偏りがちな意見もアンケートをすることで、深いリサーチをすることが可能になります。
外国人リサーチの観点からは、特定の外国人に関するニーズを知ることができるのがポイントです。
外国人観光客のリアルタイムのニーズを知ることが可能です。インターネット上で知ることができない、深いニーズをリサーチできるのがアンケート調査のメリットです。
街頭サンプリング調査
実際に訪日外国人にサンプルを使ってもらうことで、使用感などを聞き出すことができるのが街頭サンプリング調査です。
試供品を旅行中に渡すことで、今後も使用される確率が高くなるメリットが嬉しいのが街頭サンプリング調査。外国人観光客の多い店舗や百貨店などで行われることが多いです。
外国人リサーチを成功させるポイント
外国人リサーチは成功させるポイントをしっかり踏まえた上で行うのが効果的です。
今回は外国人リサーチを成功させるために、調査の範囲や質問内容を厳選する、各国で使用されるSNSを利用するという点を説明していきます。
調査の範囲や質問内容を厳選する
訪日外国人に対面でアンケートを行うのは難易度が高いとされ、調査内容や範囲が広くなりがちな外国人リサーチ。
しかし答えてもらいやすい内容に絞り、調査場所も厳選することで、良質な意見を集めることが可能です。
外国人リサーチでは、アンケート調査をするスタッフが、回答者とコミュニケーションができるのかという点も大切になります。その点、弊社LIFE PEPPERのアンケートスタッフはバイリンガルですので、クオリティの高い調査を実現しています。
実際の例について、こちらの記事もご覧ください。
某省庁 様 わずか二週間で2,200人の訪日韓国人から対面アンケート回収! 某省庁様インバウンドリサーチ事例
実際にご自身のビジネスに取り入れるリサーチ方法の選定にお悩みでしたら、弊社がサポートした様々な外国人リサーチプロジェクトの事例集をご覧ください。LIFE PEPPERの経験と知見がご参考になります。【会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット】はこちらからダウンロードいただけます。
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各国に合わせてSNSを利用する
外国人リサーチをWeb上で行う場合、国に合わせてSNSを使い分けていきましょう。そうすることで、幅広いリサーチや訴求を行うことができます。
韓国ではNAVER、中国はWeiboやWeChat、台湾・アメリカではFacebookといったSNSが一般的に使われています。
各国で使われているSNSの特徴と理解し、SNSに合わせて発信を行うこと、またリサーチを行うことで、トレンドとなっているニーズも把握することができるのです。
どのSNSを選定するのかは、どの国のどのようなターゲット層をリサーチするのかを左右します。外国人リサーチを成功させるために、SNSの選定も慎重に行いましょう。
海外SEO 成功秘訣を徹底解説ーアメリカ、韓国、中国、台湾ー
外国人リサーチの成功事例から効果的な戦略をチェック!
外国人リサーチを行うことで、外国人のニーズをつかんだ成功事例をご紹介します。
どのように戦略を進めていくのが良いのか見てみましょう。
外国人向けビジネスの魅力とは?成功事例と取り組み方も解説します
インバウンドビジネス成功事例!売上940億円から年241%成長事例も
以下に紹介する外国人リサーチの成功事例は、実際に我々が様々なアプローチで実現した例です。より詳しい内容や、他の多くの事例に関しては「会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット」をダウンロードしてご利用ください。
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某金融期間:中国人観光客向け観光アプリ
某金融機関が中心となって行われた、中国観光客向けの観光アプリのリサーチ・プロモーション事例をご紹介します。
アプリを作る段階から中国人向けアプリという構想はあったものの、訴求ポイントの設定が不明瞭でした。
そこで弊社LIFE PEPPERがコンサルティングでプロジェクトに参加し、徹底したリサーチとプロモーションを行いました。
大きく3段階でプロジェクトは進行していきます。
1.徹底したアンケート調査
観光アプリ訴求のために、まずは中国人観光客のアンケート調査を行うことから着手しました。
「爆買い」が社会現象になっていた時期ということもあり、買い物客に向けてアプリ開発を進めることが決定します。
買い物客が多くいるエリアで、外国人リサーチを進めることとなりました。
2.データを元にLPの制作をスタート
中国人観光客のアンケート結果から、対象としているターゲットの訴求ポイントが明らかとなりました。
これら外国人リサーチのデータを基に、LPの制作に取り掛かり始めました。海外滞在歴が長いスタッフが現地の目線でLPの制作を進めました。
3.プロモーションの実施
LPが完成するとそれらを基にプロモーションを実施していきます。
中国向けのプロモーションでは、中国国内で使用されるSNSに制約があるため、通常のWeb施策は使えないという特徴があります。
したがって直接中国にプロモーションを行える、動画サービスを使う施策を実施。インフルエンサーを採用し、インフルエンサー毎に企画内容を考えました。
ただアプリを説明するだけでなく、アプリとは関係のある話題から、最終的にアプリの説明をすると言う企画です。
インフルエンサーが影響力はもちろんですが、動画をSNSシェアしてもらったことから、再生回数は400万回以上にもなりました。最終的には目標としていたダウンロード数に到達が成功しました。
某 金融機関企業 様 中国人観光客向け観光アプリ。 リサーチからプロモーションまで一貫したプロジェクト。
東京ドームシティ:訪日外国人のニーズを調査し知名度アップ
引用先:東京ドームシティ
東京ドームシティが行ったインバウンド対策と、それに伴う外国人リサーチ成功事例をご紹介します。
メインになったのは、オンライン上の外国人リサーチ実施と、認知拡大に向けたWeb記事の作成です。
1.オンライン調査でサンプルを収集
東京ドームシティは12カ国に及ぶ訪日経験がある消費者に向けてオンライン調査を行いました。
具体的には、中国、台湾、香港、アメリカ、オーストラリア、シンガポールなどの訪日外国人客が多い国々です。
こちらの外国人リサーチでは、日本旅行者経験者のみにスポットを当てて、調査を行ったというのがポイントとなります。
調査では2,700以上の訪日経験のある外国人の回答を収集することができました。上質な仮説を立てるために、十分なデータを揃えることができたのです。
2.WebサイトとFacebookで記事を配信
また東京ドームシティは、東南アジアや台湾での認知を高めるために、Web記事を作成しました。
写真や紹介場所を各国のニーズに合わせてアレンジすることにより、計200万人のターゲットへのリーチを達成できました。
外国人リサーチを徹底して行うことで、国ごとのニーズを把握できたことが成功に結びついたのです。
Web記事作成に役立ったのは外国人リサーチで得られたデータや、ネイティブの視点です。それらを踏まえ訴求ポイントを明確にしていきました。
例えば、台湾からの訪問者の場合は、リピーターが多いこととコスメに関心があることが外国人リサーチから分かりました。そのため、台湾未進出チェーン店や最新のコスメショップを訴求ポイントに設定しました。
またタイからの訪問者の場合、初めて来日する人が多い事がデータから明らかになりました。日本に詳しくない人が多いことから、定番グルメやお土産、また日本だけで買うことができる土産等を訴求ポイント設定しました。
東京ドームシティの事例は、外国人リサーチの活用により成功した好事例だと言えるでしょう。
参考:訪日外国人のニーズを調査し、プロモーションに活用。 計200万人の消費者へのリーチに成功!(株式会社東京ドーム様)
外国人リサーチと合わせて行うと効果的な施策
外国人リサーチと組み合わせて行うと、さらなる効果を期待できる施策をご紹介いたします。
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インバウンドSNS運用で効果を発揮
スマホ普及によりSNSはマーケティングと切っても切れない関係になりました。
観光庁が実施する訪日外国人向け調査からも、旅行前の情報源としてSNSが訪日外国人向け調査からも、旅行前の情報源としてSNSが2位(29.8%)となっています(*1)。
情報収集にSNSを活用する人の割合が徐々に上がっていることからも、インバウンドマーケティングにSNSが必須であることが明らかです。
例えば中国ではWeChatが生活に深く根付いています。コンビニやタクシーでも利用できるなど、日本のLINEよりも生活のインフラとして利用されています。企業もアカウント作成が可能で、アカウントのフォロワーに記事配信ができます。
中国人は訪日前にこうしたアカウントから情報を得ているので、マーケティングに欠かせないSNSとなります。
中国以外の多くの国で利用されているのはInstagramです。ハッシュタグを検索する人が多いことから、インバウンド集客とも相性が良いSNSです。
弊社LIFE PEPPERは各国のSNSに合わせてアカウント運用の企画や代行を行っています。また多言語でコメント返信に対応することが可能です。インバウンド需要に合わせて、SNS運用を行うのがおすすめです。
LIFE PEPPER 海外向けSNS運用
中国のSNS事情!SNSマーケティングを成功させる方法
インバウンド向けの多言語サイトで情報発信
年々増加する訪日外国人観光客に向けて、多言語対応のWebサイトを通じて売り上げを伸ばすことができます。
ただ単にサイト作成だけであれば、比較的容易にすることが可能です。しかし弊社LIFE PEPPERはマーケティングを成功させるためにプロモーションやサービス設計までを行うデジタルマーケティングの会社です。
サイトを作成し翻訳するだけでなく、訪日外国人の目線に合わせたコンテンツやメッセージ作成が可能です。訴求する国に最適なインターフェイスやコンテンツの作成も承ります。
英語圏のみでなく中国や韓国、タイヤインドネシアなどを含めた様々な言語のインバウンド向けサイト作成も可能です。多言語サイト作成についてさらに情報を知りたい方は、ぜひ無料相談してください。
多言語Webサイト戦略を通じて訪日外国人向けに効果的にアプローチするための詳細な案内や成功のポイントを知りたい方は、私たちの【会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット】をダウンロードしてください。実際に対応した多くの国々と施策をまとめており、あなたのビジネス戦略を練る際の重要なツールとなるでしょう。
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まとめ
今回は外国人リサーチの内容・メリットから、外国人リサーチを効果的に活用した成功事例をご紹介してきました。
インバウンド需要上昇の波に乗るべく、外国人リサーチを徹底的に行い、ニーズに合わせて商品やサービスを提供することが不可欠です。
「外国人リサーチをどこから着手して良いのか分からない」
「どのような訴求点外国人リサーチで設定すべきなのだろうか」
上記のようなお悩みを抱えていらっしゃる場合は、ぜひ訪日外国人集客や海外マーケティングで年間600社の相談実績を有する、弊社LIFE PEPPERにお任せください。
各種資料はもちろんのこと、無料相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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