目次
グローバル展開が近年では各企業の「あたりまえ」になっているからこそ、グローバルサイトはどんどん重要になってきます。今までは「とりあえずあればいい」から、今では「どうやって戦略的に活用していくか」というフェーズに皆さん突入しているのではないでしょうか?
しかし、多言語Webサイトを作成に際し、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
「サイトを多言語対応したいけど何からすればいいのだろう」
「多言語Webサイトを作る際はどのような手順で作成するのだろう」
「多言語Webサイトの事例があれば知りたいな」
そこでこの記事では、これから多言語Webサイトを作成したいという方に向けて
・多言語サイト作成時の注意点
・多言語サイトを作成する際の6つのポイント
・多言語サイトの事例
以上3つを中心に紹介し、改めて基礎からグローバルサイトの抑えるべきポイントをおさらいできたらと思います。
この記事を読むことで、多言語サイト作成前に知っておきたい前提知識から具体的対策ポイント、多言語サイトを使い集客する上で気をつける点などを把握できます。
多言語サイト制作の前に、Webマーケティングの基本を復習しよう
多言語サイトの成功事例や詳細な施策については、当社の【会社概要・事例集・対応可能な国&施策まとめの3点資料セット】をダウンロードしてご確認ください。
多言語サイトを制作する前に、Webマーケティングの基本となる「デザイン」「コンテンツ」「SEO」「広告」の4つについて確認しておきましょう。
デザインは、ユーザーが分かりやすいことはもちろん、その国のユーザーの好みに合わせて興味を引くデザインにすることがポイントです。コンテンツも同じように、外国人向けに発信していく必要があります。
日本向けのサイトでは、ユーザーにとって視認性の高いデザインや興味を引くコンテンツがポイントであったように、多言語サイトの場合も基本は同じです。
また、SEOについては、日本とは検索エンジンの仕組みやユーザーの検索意図が異なるため、それらについて理解した上で対策を行っていくことが欠かせません。
そして、広告も国ごとに適切な媒体を活用し、エンゲージメントを高めていくことがポイントです。
翻訳=多言語サイトではない
多言語サイトを作成するときに気を付けておくポイントは「翻訳=多言語サイト」ではないことを覚えておきましょう。
世の中には、翻訳で多言語に対応したWebサイトが多く存在します。
しかし外国人に訴求効果の高いWebサイトを作成するには、「海外向けのWebサイトを作る=Webサイトのコンテンツを翻訳する」という考えから抜け出すことが重要です。
日本語ページをそのまま翻訳してはいけない理由は以下の3つです。
・翻訳では読みにくい文章になってしう
・本来伝えたいことが、翻訳では伝わらない
・自動翻訳を使うとGoogleからスパム扱いされる可能性がある
翻訳では読みにくい文章になってしまう
英語版のサイトを閲覧した際、Google翻訳を使って日本語に翻訳したことが何度かあると思います。
しかしいざ読み進めると「なんとなく意味は分かるけれど、ちょっと読みにくいな」と感じた経験はないでしょうか?
翻訳で済ませようとすると、読者は同じような気持ちを抱いてしまいます。つまり読者にとって読みにくい文章になってしまいます。
例えばForbes社の記事タイトル”Japan’s Startups Are Innovating Inbound Tourism And Business With High Tech”(※)をGoogle翻訳すると、「ハイテクで日本の新興企業がインバウンド観光とビジネスを革新」と訳が出てきます。
題意は掴めますが、「日本のベンチャー企業がハイテク技術を用いてインバウンド観光とビジネスに革新を起こしている」という方が相応しいでしょう。
Google翻訳などを鵜呑みにせず、上手に活用することが望まれますね。
今インターネットの世界には多くのWebサイトが存在します。読者に選ばれるWebサイトを目指す上で、読者の使いやすさを考えることが重要になります。
まだまだ多言語サイトを翻訳のみの対応しているサイトが多いため、きちんと多言語サイトに対応すると競合となるWebサイトに差をつけることができます。
※:Mar 7, 2019, Japan’s Startups Are Innovating Inbound Tourism And Business With High Tech(Forbes)
本来伝えたいことが翻訳では伝わらない
日本語から英語に翻訳したときに、こちらが意図した意味で伝わらないことがよくあります。
必ずしも日本語=英語ではないことや、英語に翻訳できない日本語多く存在するという理由があります。
特に日本発祥のものや日本文化を説明したい場合は翻訳する英語がなく、本来伝えたい意味に変換されないことが多くあります。
本来伝えたい意味と異なる例として、「抹茶」があります。外国人に有名なので「Matcha」で伝わる場合が多いので問題ないですが、翻訳すると「Green tea」に変換されます。
「Green tea」の場合は「緑茶」という意味になってしまうので、本来伝えたい意味に変換されません。
この問題を解決するためには、「海外文化と双方を理解する人」に多言語サイト用のコンテンツを作成してもらうことがポイントです。
最近は、クラウドソーシングサービス(※)で簡単に探すことができるので一度募集をしてみるのがおすすめです。
その中でもおすすめなのは、Gengo というサービスで、プロの翻訳者に1文字あたり数円〜十数円で依頼できる(2022年12月時点の情報)クラウドソーシングサービスとなっています。Web サイトで掲載している文言を、しっかりと外国人のネイティブ目線で翻訳してもらうことによって、ちゃんと製品やサービスの魅力を正しく伝えていきましょう。
※クラウドソーシングサービス:仕事を依頼したい発注者と、仕事が欲しい受注者をネット上で結びつけるサービス。代表的なサービス会社はランサーズやクラウドワークスなど。
自動翻訳を使うとGoogleからスパム扱いされる可能性がある
Google翻訳のような自動翻訳ツールを使って別言語に翻訳したコンテンツは「自動生成ページ」に相当し禁止されています。
詳細はGoogleのウェブマスター向けガイドラインで確認するようにしましょう。
動画話者であるマット・カッツ氏は動画内でこのように述べています。
“ガイドラインで言っている自動生成したコンテンツは、自動翻訳も当てはまる。いくつもの言語に自動翻訳してコンテンツ作成をしてはいけない”
Googleのガイドライン違反に相当しますが、自動翻訳したコンテンツを作成し提供すること自体は問題ありません。
しかし多言語サイトに対応するために自動翻訳したコンテンツを検索エンジンに公開(インデックス)させることが禁止されています。
多言語対応サイトもSEOを意識した作りにしたい場合は、自動翻訳で多言語サイトを作るのは避けたほうが良さそうです。
多言語サイトの必要性
引用:https://unsplash.com/photos/Lks7vei-eAg
総務省の「令和元年版 情報通信白書のポイント」によると、現代においてインターネットを通じた情報伝達が主流となっており、情報量は増加の一途をたどっています。しかし、日本語話者の割合は3%であり、その他の外国語話者が97%と言われています。
また、ビジネスでは企業は消費者・取引先・従業員・投資家などのステークホルダーに対応できることが求められており、多言語サイトの必要性は高いといえるでしょう。
さらに、多言語サイトは留学生や外国人労働者のための情報提供にも役立ちます。彼らが日本で生活する上で必要な情報を提供することで、円滑なコミュニケーションや生活環境の改善につながります。
このように、多言語サイトはグローバル化が進む現代において、企業や個人が外国人ステークホルダーとのコミュニケーションを円滑にするために必要不可欠なツールです。
多言語サイト制作会社の選び方とポイント
多言語サイト制作際の重要ポイントや当社の支援事例について知りたい場合は、【支援事例集】をダウンロードして参考にしてください。
多言語サイト制作会社を選ぶ際は、次の2つのポイントを意識することがおすすめです。
- 現地の習慣に合わせた言語に対応しているか
- 多言語コンテンツの制作に対応しているか
サイトを作成する際、日本語をそのまま翻訳すると現地ユーザーから理解しにくい文章になってしまいます。そのため、現地の文化や商習慣を理解している制作会社に依頼し、現地ユーザーの興味を惹けるコンテンツを作ると良いでしょう。
また、サイトの制作だけではなく、外国語のコンテンツに対応しているかも見極めなければなりません。サイトの見栄えが良くても、内容が充実していなければサイト評価が下がってしまうため、制作会社のコンテンツ制作スキルについても確認しましょう。
サイト制作会社選びに失敗してしまうと、せっかくサイトを作っても現地ユーザーからの評判が悪くなってしまったり、お金をかけたのに内容の薄いコンテンツばかりになってしまったりするかもしれません。
そのため、制作会社の実力や実績を見てしっかりと判断することが大切です。
多言語サイト制作会社の選び方とポイント
引用:https://pixabay.com/photos/laptop-wordpress-wordpress-design-593673/
多言語サイト制作会社を選ぶ際は、次の2つのポイントを意識することがおすすめです。
- 現地の習慣に合わせた言語に対応しているか
- 多言語コンテンツの制作に対応しているか
サイトを作成する際、日本語をそのまま翻訳すると現地ユーザーから理解しにくい文章になってしまいます。そのため、現地の文化や商習慣を理解している制作会社に依頼し、現地ユーザーの興味を惹けるコンテンツを作ると良いでしょう。
また、サイトの制作だけではなく、外国語のコンテンツに対応しているかも見極めなければなりません。サイトの見栄えが良くても、内容が充実していなければサイト評価が下がってしまうため、制作会社のコンテンツ制作スキルについても確認しましょう。
サイト制作会社選びに失敗してしまうと、せっかくサイトを作っても現地ユーザーからの評判が悪くなってしまったり、お金をかけたのに内容の薄いコンテンツばかりになってしまったりするかもしれません。
そのため、制作会社の実力や実績を見てしっかりと判断することが大切です。
一般的なホームページ制作にかかる費用相場と比較
一般的なホームページを作る場合、種類や規模によって費用が異なります。ホームページの種類と規模別の相場について、次の表にまとめましたのでご覧ください。
種類 | 小規模 | 中規模 | 大規模 |
企業サイト | 〜50万円 | 50〜300万円 | 300万円〜 |
オウンドメディア | 〜100万円 | 100〜300万円 | 300万円〜 |
ECサイト | 〜100万円 | 100〜500万円 | 500万円〜 |
採用サイト | 〜50万円 | 50〜150万円 | 150万円〜 |
このように、サイトの種類と規模によって費用が変動します。規模については、サイトのページ数・コンテンツ量や質・デザインの量や質の、3つの要素で構成されます。
多言語サイトを制作する場合、上記の日本語サイトに加えて1.3〜1.4倍の料金が必要になります。1つの言語で制作する場合も、複数の言語で制作する場合も、大きく料金は変わらないようです。
費用が変動する最も大きな要因として、外国語のレベルが挙げられます。現地のユーザーにとって違和感のないレベルの文章にするためには、相応のスキルを持ったライターに依頼しなければなりません。
多言語サイトを制作するメリット
多言語サイトを制作するメリットとしては、次の2つが挙げられます。
- 国内企業に対するブランディング効果
- インバウンド集客が可能
まずは、多言語サイトを運営していることにより、国内の企業に対して海外に事業展開している企業という印象を与えられます。そのため、よりブランディングが強化され、ビジネスチャンスが広がるでしょう。
また、多言語サイトを活用して日本市場だけではなく海外の市場からも顧客を獲得することで、インバウンドの集客を実現できます。
多言語サイトを制作するデメリット
反対に、多言語サイトを制作するデメリットとして挙げられるのは、制作に多くのコストが必要なことです。
前提として1つの日本語サイトを制作しようとすると、それなりに時間とお金が必要になります。そして、その日本語サイトを多言語化させ、海外ユーザーにも対応するとなれば、膨大なコストが発生します。
これは多言語サイトを制作する上で避けられないため、まずは事前に大変さを覚悟しておき、次に紹介する対処法を参考にしてみてください。
多言語サイト制作で知っておくべき11つのポイント・注意点
多言語サイトを作成する際に設定や気をつけるべきポイントが多く存在し、「何からすればいいのか分からない」という方も多いと思います。
そんな方に向けて最低限気をつけるべきポイントである以下の6点を紹介します。
・SEOを意識する
・言語ごとに独自のURLを設ける
・ページに複数言語を表示しないようにする
・その国で人気の検索エンジンに合わせた対策をする
・デザインはその国の趣向に合わせる
・サーバーの設定を確認しておく
・アクションポイントを設置する
多言語サイト制作時には、最低限これから紹介するポイントを抑えたうえで、作成にとりかかりましょう。
関連リンク:https://lifepepper.co.jp/abroad/website-successstory/
要件定義はしっかりと行う
Webサイトの構築において、目的を定義しないまま作業を進めてしまうことは、よくある失敗パターンです。多言語サイトを構築する場合には、多言語化の目的や優先する言語、ターゲット像などを事前に明確にすることが重要です。
目的を文書化し、関係者で共有することで、何故そのWebサイトを作るのか、どのような対象者を想定しているのかなどを明確化できます。
これにより、具体的な成果につながりやすくなり、必要な取り組みや課題についても明確になります。失敗を避けるためには、目的を明確にすることが多言語サイト構築においては大切なポイントです。
サイトの構築・運営体制やスケジュール管理を徹底する
多言語サイトを作成する際には、コンテンツ担当、開発担当、翻訳担当など複数の担当者が関わります。このため、しっかりと体制を整えることが重要です。社内外のリソースをアサインし、役割分担やスケジュールを決めていく必要があります。
特にスケジュール管理は重要です。多言語化するサイトページの範囲や言語数によって、各役割担当にどのような工程が必要かを理解し、運用までの期間を決めることが欠かせません。また、スケジュールに余裕をもたせ、予期せぬ問題が発生した場合に備えることも必要です。
サイト構築や運営の体制においても、各担当者の役割分担を明確にし、チーム全体でコミュニケーションを取り合いながら作業を進めることが大切です。また、作業の進捗状況を共有することで、問題が発生した際にもスムーズな対応ができます。
さらに、翻訳に関しては時間がかかるため、スケジュールに余裕をもたせ、翻訳担当者が適切な期間を確保できるようにすることも大切です。
多言語化の手段を検討する
多言語サイトを公開するだけでなく、継続的に運用する必要があることは確かです。しかし、そのためには、運用フェーズでかかる工数を予測し、最適な方法を選択する必要があります。
従来の方法は、言語ごとにHTMLファイルを作成し、カスタマイズすることです。一方、外部のWebサイトや多言語ツールを利用する方法もあります。
どちらの方法にもメリット・デメリットがありますが、最適な方法を選択するためには、言語数や更新頻度などの要件定義の考慮が必要です。適切な方法を選ぶことにより、多言語サイトの運用を効率的かつスムーズに行うことができます。
①国際化対応
国際化対応とは、共通プラットフォーム化することで、言語ごとに必要な開発・翻訳作業の負担を削減していく取り組みを指します。
また、国際化対応において、日本語サイトと差別化すべき項目はいくつか挙げられます。
まずは、言語切替表示についてです。外国人ユーザーにとって、言語切替ボタンが見つけやすい場所にあることが重要です。また、言語の選択肢に国旗を使わず、言語名を各言語の言葉で表示することが望ましいでしょう。日本語サイトにおいても、英語の場合は「English」といった具合に、各言語で表記することがポイントです。
次に、レイアウトについてです。翻訳すると元言語と比べて文字数が増減することを考慮したレイアウト設計をする必要があります。特に、日本語から英語やドイツ語への翻訳では文字列が長くなりレイアウトが崩れるケースが多いため、コンテンツ幅が自動調整されるように設定したり、言語ごとに文字サイズを設定するなどして対応していくことが重要です。
最後に、ユーザー入力欄についてです。外国人ユーザーにとって、「フリガナ」は何を指しているのかわからないことが多いため、外国語ページではカナ/かな入力欄を任意にしたり、非表示にしたりすることを推奨しています。また、Webサイトの問合せフォームやECサイトの決済情報入力フォームなどの入力欄においても、各国の慣習に合わせたラベル名を設定することが重要です。
このように、国際化対応においては、言語切替表示、レイアウト、ユーザー入力欄などに留意して使いやすいサイトを提供することが欠かせません。
②地域化対応
出典:グローバルな多言語サイトの作り方と4つのポイント|Wix Blog
地域化対応においては、一般的なテキスト部分のみでなく、住所の表記やマイクロコピー・ボタンの翻訳についても注意する必要があります。
住所については、日本語と英語では住所の表記方法が異なるため、それぞれの言語に合ったフォーマットを使用します。日本語の場合は、大きい地域から小さい区分へと記述し、郵便番号から始まり、都道府県、市区町村、丁目/番地/号、そして建物名/部屋番号/階数の順に書きます。英語の場合は逆に、小さい区分から大きい地域への表記となります。
マイクロコピーはウェブサイトにおける細かなライティング部分であり、ボタンのテキストや画像キャプション、エラーメッセージなどを含みます。この部分も翻訳すべきコンテンツであり、言語独自のユーモアでメッセージを伝えやすくすることがポイントです。
CTA(Call to Action)ボタンのテキストは、特に注意を払いましょう。ユーザーの行動を喚起するために、単純な翻訳ではなく、その言語ならではのユーモアを活かしてユーザーがクリックしたくなるような表現を工夫することが欠かせません。
地域化対応は、単に言語の翻訳だけではなく、文化や習慣を理解し、その言語に合った表現を使うことが重要です。ユーザーにとって親しみやすく、使いやすいサイトを作るために、これらの要素を考慮して設計・翻訳を行いましょう。
また、翻訳していく中で「どうしても他の言語に上手く置き換えられない」といった問題が生じてしまうケースもあり得ます。その場合は、海外のWebサイトの言い回しを参考に、適切な表現を見つけることがポイントです。
地域化対応(ローカライゼーション)は、言語や地域によって異なる表記ルールや文化に合わせた翻訳やレイアウトにより、特定の地域に対して適切に配慮することを指します。
日本語サイトにおいて地域化対応を行う場合、以下の項目やポイントに注目することが重要です。
- 改行位置
- 書字方向
- 通貨や度量衡
- 日付
- 数字
それぞれ解説しますので、ポイントを押さえておきましょう。
まず、改行位置については、言語によってルールが異なり、頻繁な改行が必要な言語も存在します。代表的な例として挙げられる言語は、タイ語やベトナム語などです。そのため、レイアウト設計において、改行位置に配慮したデザインを行い、ブラウザでのネイティブ翻訳者による確認を実施することが必要です。
次に、書字方向については、日本語などのLTR言語と、アラビア語やペルシャ語などのRTL言語があります。このため、RTL言語を表示する場合はレイアウトも反転させることが求められるでしょう。
また、通貨や度量衡についても、対象の言語・地域で使われる単位に変換しなければなりません。ECサイトでの価格や商品サイズ、梱包サイズ、重量などに対して、事前に決めておいた単位変換ルールを適用させ、正確な情報を提供することが求められます。
日付については、異なる国でも通じる日付の表記に統一する必要があります。年号や漢字表記の曜日は、外国人ユーザーにとって理解できないものになるため、避けることが望ましいです。国によって月日の表記が逆のケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
そのほか、数字の桁区切りや小数点についても、国によって使用方法が異なります。対象国ごとの表記方法に合わせるか、元言語の表記方法で統一することが推奨されます。
このように、地域化対応には多くの注意点がありますが、対象言語・地域に合わせた配慮を行い、正確な情報を提供することで、ユーザーエクスペリエンスの向上やビジネスの拡大につながります。
SEOを意識する
多言語サイトを作成する際は、その国に合わせたSEO対策をすることが重要です。
多言語サイトを作成してもSEO対策をしていなければ、集客効果が薄れてしまう場合が多いからです。
具体的な対策は日本の対策と大きく変わりませんが、以下の2点は気をつけておきましょう。
・その国でよく使われている検索エンジンに合わせる
・その国の検索習慣を理解しておく国によって人気のある検索エンジンが違う
日本であればGoogleとYahoo!が使われていますが、Googleのシェアが大きいためGoogleに合わせた対策をするのが一般的です。
しかし、隣の国の韓国ではNAVERが主流のため対策の仕方がGoogleとは異なります。
また、国によって検索の仕方に違いがある点もおさえておきたいポイントです。
例えば、台湾であれば検索する際に文字を繋げて検索する習慣があります。英語圏であれば単語の組み合わせではなく、文章で検索するという習慣があります。
国によって検索習慣が違うのでその国にあわせた、タイトル付けや記事作成を実施してSEO対策をすることがポイントになります。
国別のSEO対策は以下の記事でご紹介しています。
言語ごとに独自のURLを設ける
海外の検索エンジンにサイトを認識してもらうためには、言語ごとに独自のURLを準備して多言語サイトを作成しましょう。
URLを言語ごとにわけることで検索エンジンだけでなく、サイトを訪れたユーザーにとってもわかりやすくなります。
言語ごとにURLを分けるパターンは以下の3つです。
・国ごとにドメインを分ける(lifepepper.kr)
・サブドメインを国ごとに作成する(kr.lifepepper.co.jp)
・サブディレクトリを国ごとに作成する(lifepepper.co.jp/en)
作成の方法は3つありますが、多言語サイト用のURLの作成の仕方によってその後のSEOの効果に影響してきます。
ドメインを分けて多言語サイトを作成する場合は、その後の施策で成果が上がりやすくなりますが、作成するための工数がかかるという特徴があります。
一方で、サブディレクトリで作成する場合はSEO対策や工数という面で費用を抑えることができます。
選択方法は、コストを重視して作成するか、成果を重視して作成するによって大きくことなるので検討が必要です。
将来的に多言語サイトで積極的にSEO対策を実施する計画がある場合は、ドメインを分けることをおすすめします。
英語圏がターゲットの場合
英語圏がターゲットで狙いたい国が明確に決まっている場合、その地域のサーバーやドメインを取得して使用することがおすすめです。
英語サイトのサーバーは、ターゲット地域とできるだけ近い場所に置くことで、ターゲット地域からのアクセス速度が速くなります。アクセス速度が遅いと、SEO的に低い評価を受けてしまうだけでなく、Webサイトが使いにくくなりユーザーからの満足度も下がってしまうでしょう。そのため、ターゲット地域の近くにサーバーを持つことがポイントです。
また、ドメインについては、ターゲット地域に現地法人が存在するのであれば、企業の専用ドメインを取得することがおすすめです。現地の企業ドメインで英語サイトを制作すると、その国の検索エンジンにおける評価が高くなるといわれています。
ドメインはユーザーにも見えるため、現地のドメインを取得しているとユーザーからも信頼を得やすく、結果的にサイトの評価が高まりやすいでしょう。
全世界がターゲットの場合
全世界をターゲットにサイトを制作する場合、「.com」や「.net」などの全世界向けドメインを使うことがおすすめです。「全世界向けドメイン」という名の通り、世界各国の検索エンジンにおける検索結果画面への表示可能性が高まります。
よくある例として、海外進出を決めた企業が日本企業ドメイン(「.jp」など)を使っており、海外からのアクセスが増えないというケースが挙げられます。ターゲット国によって適したドメインが異なり、日本向けのドメインで世界に発信しようとしても結果が出にくいため注意しなければなりません。
日本語サイトを改善して海外向けに発信していく場合、ドメインの切り替えを検討すると良いでしょう。ただし、ドメインを切り替えるとドメインスコアが低下するなどのリスクもあるため、変更すべきかについてはよく検討しなければなりません。
多言語サイトの作り方については、次の記事をご覧ください。
関連リンク: 多言語サイトの作り方|成功する6つの秘訣
ページに複数言語を表示しないようにする
多言語サイトを作成する場合は、複数の言語を同じページに表示させないようにしましょう。
例えば、英語版サイトに日本語の原文も表示させるようなことは避けましょう。
Googleの場合、そのページにどの言語が使われいるか本文の内容をもとに判断しています。そのため、複数言語が存在するとGoogleが正しい判断ができずSEO的に不利な状態になってしまいます。
多言語サイトを作る際は、複数言語が同じページに表示しないように作成するのがポイントです。
その国で人気の検索エンジンに合わせた対策をする
はじめにも紹介しましたが、対象とする国で人気の検索エンジンに合った対策を実施するようにしましょう。
検索エンジンによって、上位表示される仕組みに違いがあるので、SEO対策も実施して海外からのアクセス数を伸ばしたい場合は必須の対策です。
基本的に海外でもGoogleのシェアが大きい国がほとんですが、韓国ではNAVERが主力で利用され、台湾ではYahoo!が使われるといった違いがあります。
多言語サイトを展開しSEOでの集客も実施する場合は事前に調査をしておきましょう。
英語圏がターゲットの場合
英語圏がターゲットの場合、ターゲット国でどの検索エンジンのシェアが高いのか調べてみましょう。Google以外の検索エンジンをメインに使っている国もあるため、SEO対策や広告配信の対応を確認しておくことがポイントです。
また、国によっては制限されている検索エンジンなどもあるため、ターゲット国について事前にリサーチしておく必要があるでしょう。
全世界がターゲットの場合
全世界をターゲットにする場合、GoogleでSEO対策を行い、広告出稿していくことがおすすめです。全世界における検索エンジンのシェアはGoogleが圧倒的に多く、90%以上のユーザーが利用しています。
関連リンク:【最新】海外の検索エンジンランキング24選 世界と日本を徹底比較
デザインはその国の趣向に合わせる
多言語サイトを作成する場合、デザインは日本のデザインをそのまま使わずにその国の趣向に合わせたデザインにすることをおすすめします。
国によって使いやすいと感じるデザインが異なります。そのため、日本のデザインをそのまま使うと、海外の人にとっては使いにくく感じることもあります。
コンテンツの中身はもちろんですが、デザインの良し悪し・使いやすさも多言語Webサイトを構築する上で非常に重要な要素になってきます。
多言語サイトを作る場合は日本で使っているのをそのまま使わずにその国に趣向に合わせたデザインに整えましょう。
視覚的な要素を取り入れる
言語だけでなく、画像や写真にも注意を払うことには、以下3つの利点があります。
- 地域や言語に適したイメージを伝えられる
- 視覚的なコンテンツで感情を呼び起こせる
- グローバルなアピールを強化できる
サイトに掲載する写真や画像を国や地域に合わせたものにすることで、訪問者は自分の文化や言語に親しみを感じ、サイトに興味を持ちやすくなります。
また、言語だけでは伝えづらい感情や雰囲気を、感情的な共感を呼び起こすような視覚的な要素で表現することで、訪問者とのつながりがより強固になるでしょう。
そして、視覚的な要素を適切に活用することは、サイトのグローバルなアピールにも繋がります。
言語翻訳だけでなく、写真や画像にも細心の注意を払い、多様なユーザーに対して親しみやすく魅力的なサイトを構築しましょう。
見えやすい場所に切り替えリンクを設置する
多言語サイトに対応している場合は、ユーザーが認識しやすい場所に言語を切り替えるためのリンクを設定しましょう。
設置する位置は、ヘッダーなどの画面を開いて目に入る場所がおすすめです。。
注意点として、ユーザーがブラウザで利用している言語によってリダイレクトをすることは避けた方がいいでしょう。
言語を認識して自動でリダイレクト設定をしてしまうと、ユーザーとクローラーがすべての語ページを見れなくなるためです。
ユーザーが住んでいる地域やブラウザの設定言語=その人が読みたい言語ではないこともあいります。
基本的にリダイレクト設定は行わずに、ヘッダーやフッターなど言語を切りかるためのリンクを設置して多言語サイトに対応しましょう。
サーバーの設定を確認しておく
基本的に日本のサーバーで問題ありませんが、サーバー会社によっては海外からのアクセスを制限しているところもあります。
そのため、公開前に海外からアクセスできる状態になっているか確認しておきましょう。
レンタルサーバーなどを使ってサイトを作っている場合は特に注意が必要です。
多言語サイトの構築作業に欠けるリソースを確保する
多言語サイトの構築には、多くのリソースが必要です。
国内でサイトを制作しようとするだけでも、データの収集や分析、コンテンツ制作、MAツールの導入、広告の出稿など、Webマーケティングでやるべきことが多くあります。
これを多言語化する場合、言語の書き換えだけでなくサーバーの設定や国ごとのデザインなど、さらにやらなければならないことが増えます。
そのため、多言語サイトを構築する際は欠けてしまうリソースを確保しておくことが欠かせません。
現地言語での問い合わせ対応(ユーザーのアクションポイント)を整備
最後は一番重要なポイントですが、多言語に対応したグローバルサイトをリリースした後は、さまざまな問い合わせに対応できるように設定しておくと、ビジネスチャンスをさらに拡大できます。
せっかく作ったサイトをただ見て終わりにならないように、同時にユーザーの行動(動線)も設計しなくてはいけません。つまり、どうやってユーザーを流入させるか、どうやって理解を深めさせるか、そしてどのようなアクションを取ってほしいのか?それらを綿密に設計して、グローバルサイトを作る必要があります。
特にグローバルサイトとなると、ターゲットとなるユーザーは異なる文化背景を持つので、各国の消費者の習慣に合わせて考えなくはいけないのです。
また、多言語に対応したグローバルサイトをリリースした後は、さまざまな問い合わせに対応できるように設定しておくと、ビジネスチャンスをさらに拡大できます。多言語対応については、外部へ発注する方法以外に、自社で対応する手段もあります。
ユーザーからの問い合わせに対応する主な手段は、メールやチャットなどのテキストの他に、電話による音声対応です。電話によるダイレクトなコミュニケーションはやや敷居が高いですが、テキストによる対応は定型文などをうまく活用すると、誰でも対応できるようになるでしょう。会話によるコミュニケーションが難しい場合は、外部のコールセンターへ委託するのが無難です。
キーワード選定
多言語サイト制作では、キーワード選定のやり方も成果に大きく影響します。既存のWebサイトで集客しているキーワードやページをそのまま英語に翻訳し、SEO対策を行う日本企業は多くありますが、それでは成果が出にくくなってしまう場合があります。
なぜなら、日本語を英語に翻訳した際に表示されるキーワード以外の英語キーワードを見つけられないからです。日本語をそのまま英語に翻訳した場合、翻訳元の日本語の範囲を超える英語キーワードは発見できず、キーワードの幅が狭まってしまいます。
そのため、英語SEOにおいてキーワードの抜け漏れが頻繁に発生し、SEO効果を高めることが難しくなってしまうことが懸念されます。記事キーワードに限らず、ページ内に使っているキーワードも適切な英語に変換することが欠かせません。製品やサービスの英語表記については、海外の競合サイトや画像検索サイトを使って調べることがおすすめです。
そのほか、日本国内と海外ではインターネットの規模が異なるため、日本では情報を網羅していて質の高いサイトだと評価されていても、海外では他の競合サイトに劣ってしまう場合があります。そのため、日本語サイトをそのまま英語に変換してコンテンツを作成するのではなく、英語でキーワード選定を行い、必要に応じて加筆修正を加える必要があるでしょう。
サイト構成
サイトの構成についても、英語サイトの制作で気をつけたいポイントの一つです。日本語サイトとは別にサイトの方向性を考え直し、海外に向けた適切なサイト構成にすることが欠かせません。
国内で成果が出ているサイト構成だったとしても、そのまま海外に通用するとは限らないため、次のような観点について考え直すことがおすすめです。
- 自社製品やサービスの強みは?
- その強みを活かせる市場はどこなのか?
- その市場における競合他社は?比較した時の自社の強みは?
- その強みを活かせる製品やサービスは?
- 製品やサービスの強みを活かすための英語キーワードは?
- その英語キーワードで上位表示させるための施策は?
1つ目と3つ目のフェーズでは、日本国内ではなく、海外に進出した際の自社の強みを考えることがポイントです。客観的に自社の製品やサービスについて分析し、市場におけるポジションを見つけましょう。
強みは競合他社との比較で生まれるため、市場についてよくリサーチした上で洗い出すことが欠かせません。リサーチする際は、競合他社が注力していない部分にフォーカスすると、自社の強みを活かせる市場を見つけやすいでしょう。
英語サイトを作る場合は、日本語サイトの延長だと考えるのではなく、全く別の物として作り直したほうが成果が出やすいため、ぜひ意識してみてください。
リソース確保
英語サイトを制作する際は、あらかじめタスクを洗い出し、必要なリソースを確保しておくことがポイントです。
国内向けのWebサイトを制作するだけでも用意すべきリソースは多く、マーケットの分析やデータの収集、コンテンツの拡充、MAツールの導入、広告出稿など、さまざまな準備が必要です。Webマーケティングでやるべきことは多く、英語サイトを作る場合も同じようなリソースが必要になるでしょう。
それだけでなく、英語サイトを制作する際は国内向けWebサイトで必要な上記のリソースに加え、コードの言語の書き換えやサーバーの設定、国別のデザイン設定、UIの調整など、さらに多くのやるべきことがあります。
多言語に対応したWebマーケティングはタスクが多く大変な業務であるため、必要に応じて多言語ソリューションを活用することもおすすめです。海外SEO対策や開発・運用の自動化、言語ごとのデザイン・レイアウト調整などに対応しているソリューションを活用すれば、少ないリソースで開発や運用を進められるため、コストを抑えて英語サイトを制作できるでしょう。
また、API連携に対応しているサービスであれば、Webサイトの他にアプリやメール、チャットボット、データベース、クラウドなどのHTLM化されていない情報も多言語化することができます。
多言語サイトの構築を外部のプロに依頼するメリット
構築のリソースが不足してしまう場合は、プロに依頼することがおすすめです。ここでは依頼するメリットを紹介します。
言語ごとにデザインを調整できる
言語の切り替えと同時に、その国に合わせてデザインやレイアウトを調整できます。
デザインを整える前に、運用のフローやルール、翻訳に関するルールなどを決めておき、言語ごとのサイト品質を統一することがポイントです。また、自社でも取り組むべき課題があり、翻訳の品質を維持するための責任者・担当者なども決めておく必要があります。
海外SEO対策が行える
多言語サイトSEOに欠かせない「hreflangタグ」の挿入や検索エンジンへのインデックス登録をはじめ、言語固有URLを生成したり、メタデータの翻訳・サーバーサイドでの翻訳などの海外SEO対策が行えます。
サイトへの集客効果を高めるためにSEOは重要なポイントとなるため、SEOに関して知識のある会社に依頼すると良いでしょう。
実績・経験を元に制作してもらえる
時間や人員が足りないだけでなく、多言語サイト制作のノウハウが自社にないというケースも多いのではないでしょうか。その場合、プロに依頼することでサイト制作の実績や経験を活かした提案をしてもらえます。
多言語サイトの制作を外部の業者に依頼する際は、サイト制作の目的を明確にしておき、信頼できるところに依頼することがポイントです。
多言語Webサイトの事例を紹介
先ほども紹介したように、日本人が好むデザインと海外の方が好むデザインは異なります。
ここでは、実際に海外向けに多言語サイトを展開している企業の事例を紹介します。
日本語サイトと他の国ではどのような
・デザイン違いがあるのか
・伝える内容に違いはあるのか
上記2点に注目して比較してご説明します。比較して見ると違いがはっきりしていることがお分りいただけると思います。
事例を見て多言語サイト作成時のデザイン方針の参考にしてみましょう。
浅草ビューホテル(日本語版と英語版の例)
まずは訪日外国人からの人気が高い浅草ビューホテルのWebサイトをみてみましょう。
▼浅草ビューホテル日本語版Webサイト
引用元:浅草ビューホテル公式サイト
▼浅草ビューホテル英語版サイト
引用元:浅草ビューホテル英語版公式サイト
日本語版浅草ビューホテルの場合は、トップページに表示されているバナー内の文字で情報を伝えてることが分かります。
一方で英語版のWebサイトはトップページのバナーに文字を使わずに、写真がのみ表示されています。
英語版は日本語版と比べてシンプルな作りになっていることが分かります。
日本語のWebサイトの場合はトップページに文字を盛り込み、多くの情報を伝えるWebサイトが主流ですが、アメリカの場合は感覚的に扱うデザインが好まれる傾向にあるため、サイトの作りにも違いがあります。
また、トップページの画像には日本らしさをイメージさせる写真が使われています。
インバウンド対策で多言語Webサイトを制作する場合は、日本文化をイメージさせる写真を使うことで外国人客を惹きつけることがポイントです。
高島屋の例(日本版と中国版の例)
次に訪日外国人に人気の高いデパートの多言語サイトの例を見てみましょう。
▼高島屋日本語版Webサイト
引用元:高島屋公式サイト
▼高島屋英語版Webサイト
引用元:高島屋英語版公式サイト
高島屋の日本語サイトの場合もWebサイトのトップページは情報量が多くなっています。スクロールするとキャンペーン情報が多く掲載されていました。
一方英語版のWebサイトのトップページは、とてもシンプルな作りとなっています。日本語版とは違い、伝えたいメッセージを吟味して掲載している印象があります。
▼高島屋英語版サイト(スクロール後)
さらにスクロールして見てもシンプルな作りとなっていました。訪日外国人がデパートで買い物する理由でもある免税に関する情報が掲載されているのは興味深いポイントです。
日本と海外サイトの違いまとめ
ここまで多言語Webサイトを作成している企業を見てきました。
外国人向けのWebサイトは、日本のWebサイトよりもデザインの最新のトレンドを入れながら余白を活かしてシンプルなデザインが好まれる傾向にまりそうです。
シンプルだけではなく一番見て欲しいものや、伝えたいものをWebサイトのトップに表示しているようににも見られます。
また、伝える情報についても多言語サイトでは変更する必要があることが分かります。Webサイトにアクセスするときというのは、疑問や不安があり何かを解決したいときです。
そのため、多言語サイトを制作する場合は訪日外国人の関心が高い情報を掲載することが重要になります。
事例から見て分かるように多言語でWebサイトを作成する場合は
・その国の人にとって使いやすいデザインにする
・伝えたい情報と外国人の興味の高い情報を掲載する
上記2点を考えて多言語サイトの展開を実施しましょう。そうすることで価値ある多言語サイトに仕上げることができ、インバウンド対策の効果が高まります。
多言語サイト制作のご相談はLIFE PEPPERへ
LIFE PEPPERでは主にグローバルマーケティングの支援を行っており、多言語Webサイトの制作サービスも提供しております。
海外マーケティングについては1,000社以上の実績があり、海外出身のネイティブやバイリンガルスタッフが在籍しているため、多言語サイト制作におけるあらゆるお悩みの解決をサポートします。
多言語サイトで企業・事業の認知を拡大したい、売上を伸ばしたい、とお悩みの場合は、こちらの公式サイトよりお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は多言語サイトを導入したい方に向けて、前提知識から実際に導入時に抑えておきたいポイントを紹介しました。
本記事では多言語サイトの重要性や作成時の注意点についてご説明しましたが、より具体的な情報をお求めの方は、【対応可能な国と施策】に関する資料をダウンロードしてご参照ください。
概要を振り返ると以下の3点に集約されます。
・翻訳=多言語サイトではないこと
・多言語サイトを作るうえで知っておくべき6つのポイント
・多言語サイトのデザイン事例
規制緩和により、訪日外国人はこれからも増えていきます。訪日外国人向けにサービスを展開したい方はWebサイトの多言語化が必須の対策と言えるでしょう。
ますます増えていく訪日外国人によりよいサービスを提供するためにも、多言語Webサイトの導入を進行していくことをおすすめします。
弊社LIFE PEPPERでは、ネイティブスタッフを含め海外Webマーケティングに精通したプロが効果的な多言語Webサイト導入サービスを実施しています。無料相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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