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【東京オリンピックのインバウンド需要】現状と過去の例から見る課題とは?

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東京オリンピック開催が間近に迫っていますね。世界的にも日本への関心は高まる一方です。

そんな中国内では、ビジネスチャンスを掴もうとインバウンドビジネスがいつも以上に盛り上がりを見せています。

政府も訪日外国人客を増やすために、様々な施策を行なっています。

また東京オリンピックが開催された後でも、インバウンド需要は長期的に増大すると過去のオリンピック開催国の事例より予測されています。

この記事では東京オリンピックに向けて、増加しているインバウンド需要をうまく捉えるために解決すべき課題をご紹介します。

大きな需要が期待できる東京オリンピックで、ぜひインバウンド訴求を成功させましょう。

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2020年の東京オリンピックに向けた政府の目標

政府は2020年の東京オリンピックに向けて、いくつかの目標を掲げてインバウンド需要を向上させようとしています(*)。

様々な施策の中で、今回は下記の3点に絞り説明していきます。

  • 訪日外国人の増加
  • 観光資源の魅力を高める
  • 快適に観光できる環境作り

*:国土交通省|「明日の日本を支える観光ビジョン」

訪日外国人数6000万人に向けて

引用元:国土交通省| 「明日の日本を支える観光ビジョン」概要

政府は2030年には訪日外国人を6000万人にするという目標を設定しています。東京オリンピックが開催される2020年までに4000万人の訪日外国人旅行者数を集めるため、様々な改革を進めています。

2015年の訪日外国人客数を基準にすると、4000万人は約2倍、6000万人は約3倍になります。

安倍内閣は戦略的なビザ緩和免税制度などの改革を3年間実施しました。その結果、訪日外国人の数は2012年の836万人から、2015年の約2000万人という約2.5倍に増加した実績があります。

こうした実績を考えると、現在掲げている目標も達成不可能な数字ではないと言えるでしょう。

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観光資源の魅力を高める

東京オリンピック開催が間近に迫り、インバウンド需要が増加しています。

訪日観光客の受け入れ対策として、観光資源の魅力を高める取り組みも挙げられます。

例えば赤坂や京都の迎賓館を筆頭に、歴史や伝統ある公的施設を一般向けに公開する施策や、全国の約半数の市区町村での無電柱化も施策に含まれています。

自治体の取り組み例としては、京都では歴史的建造物の保全だけでなく、広告の適正化により景観を損なわない配慮がなされており、美しい街並みを守るための施策が行われています。

街並みを守る対策によって、東京オリンピックで来日した観光客も、美しい観光名所に満足できるでしょう。

参考:横浜市 観光・創造都市・国際戦略特別委員会

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快適に観光できる環境作り

東京オリンピックで来日したインバウンド客がストレスなく快適に観光するよう、キャッシュレス対応・SIMカードの提供・無料Wi-Fiiの設置などの環境作りも政府が注力しています。

政府はキャッシュレス環境を改善するために、オリンピックが開催される2020年までに主要観光地で100%クレジットカードに対応する目標を掲げています。

他には急患にも柔軟に対応できるように、2019年の5倍になる全国100か所に整備するなど、外国人患者受入態勢の充実も予定されています。

東京オリンピック以前からのインバウンド需要の現状

東京オリンピック以前からのインバウンド需要を見ていきましょう。インバウンド市場が成長していることや、観光産業の盛り上がりによって、外国人の消費額が向上しているのも大きなポイントとなっています。

外国人旅行者の増加

日本国内の訪日外国人数は近年増加傾向にあり、インバウンド市場は勢いを増し続けています。

2010年代前半は震災による影響が相まって、訪日観光客の数は前年比マイナス27%(2011年)を記録するなど伸び悩みました。

しかし復興の努力もあり、2012年以降は外国人旅行客の数は右肩上がりに回復。

2013年になると外国人旅行者は1000万人を超え、2018年には年間3100万人以上が日本を訪れています(*)。

この数値はインバウンド旅行客に限定したものですので、仕事や留学で来日する外国人を含めると、訪日外国人の数はさらに多くなります。

旅行客の増加は、近年目を見張る増加をしているため、今後もインバウンド需要が伸びることが予想されます。

*:日本政府観光局 ビジット・ジャパン事業開始以降の訪日客数の推移

ビザ緩和による観光産業の盛り上がり

また個人観光ビザ取得に関する規制緩和によって、観光産業が盛り上がりを見せています。

特にアジアからの観光客に関してビザの発行条件を厳しく設定していた政府ですが、2010年頃よりに個人観光ビザの緩和規制措置が取られるようになりました。

2011年には、中国に関して個人観光ビザ発行条件が年収が6万元に引き下げられました(*1)。

2013年にはタイ、マレーシアに関して、ICを利用した事前登録によりビザ取得が免除されています。

結果として、2014年にはタイからの訪日観光客は前年比76%増加、マレーシアからは前年比57%増加となりました。

経済発展を遂げた新興国からの訪日客が増加していることには、ビザ緩和措置の影響もあります。

*1:外務省 中国人個人観光ビザ発給要件緩和
*2:観光庁 ビザ要件の緩和

観光客の消費額の向上

引用元:日本旅行業協会 数字が語る旅行業2018

訪日客の増加に比例して消費額の向上も見られており、訪日外国人1人当たりの旅行支出は、増え続けています。

東日本大震災が生じた2011年には、1兆円を下回るなど減少したものの、2012年からは回復し、その後も増加傾向が見られています。

2014年には約1.6兆円と増加が見られ、免税制度が導入された後には、百貨店での消費が大きく跳ね上がります。

2020年の政府の目標は8兆円となっており、オリンピック開催に向けて、大きく消費額を増やすことに挑戦しています。

参考:観光庁 訪日外国人消費動向調査
参考:東京オリンピックとインバウンド消費

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過去のオリンピック開催国におけるインバウンド客の変化

過去のオリンピック開催国のインバウンド客の推移から、どのような需要の変化があるのかを見ていきましょう。

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長期的にインバウンド需要が伸びる

引用元:観光庁|過去のオリンピック・パラリンピックにおける観光の状況

オリンピックが開催されることによって、直接の経済効果が期待できるだけでなく、長期的なインバウンド需要の向上が期待されます。

オリンピック開催国では、開催後にもインバウンド需要が伸び続けている実績があります。

上の図にあるように、2000年のオーストラリアのシドニーオリンピックでは、開催が決定した1993年から大きくインバウンド需要が上昇しました。

およそ300万人だった旅行者は、1998年にはおよそ400万人に上昇、オリンピックが終了してから10年後の2010年にはおよそ580万人になっています。

2008年の中国北京オリンピックでも、開催が決定した2001年からインバウンド需要が上昇しています。

およそ1000万人だった訪中客は、北京オリンピックが開催された2008年におよそ2500万人までに上昇し、2012年まで緩やかに増加しています。

どれも、開催決定年以前の10年間のトレンドを大きく上回る数値となっています。

オリンピックが開催される年までは、インバウンド需要が上昇することは想像するのは難しくありませんが、過去のデータを分析するとオリンピックが終了してからも、インバウンド需要は引き続き上昇する傾向があるのは意外ですよね。

地方都市のインバウンド需要の向上

みずほ総合研究所の発表(*1)によると、オリンピック開催によって、国内主要都市のインバウンドだけでなく、地方都市のインバウンド需要も向上することが分かっています。

例えばシドニーオリンピック前後の空港別乗客数の違いを見ると、サッカー会場があったアデレードでは、オリンピック開催に向けてインバウンド需要が向上しています。

引用元:みずほ総合研究所 2020東京オリンピックの経済効果

さらに注目すべきなのは、ダーウィンからアデレードという3000キロも離れた遠い都市も乗客数が大きく向上しています。

引用元:同上

2003年にアデレードとダーウィンは横断鉄道でつながりました。その追い風も受けて、2009年までダーウィンを訪れる人は増え続けています。

日本国内では東京から飛行機で移動できる宮城県も近年インバウンド需要が向上している地域の一つです。

開催都市や主要都市だけでなく、地方であってもインバウンド需要の上昇の影響があることが分かります。

*1:みずほ総合研究所 2020東京オリンピックの経済効果

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イメージ向上にもつながる

オリンピックは国全体のPR活動とも捉えられ、イメージ向上によってインバウンド需要の向上につながります。

2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックは、国のイメージを向上させるのに成功したよい例です。

聖火リレーの英国全土縦横断などが開かれ、ライブサイトの活用で70か所以上に大型スクリーンのライブサイトが設置され、800万人が参加しました。

その結果世界主要50カ国を対象とした国家ブランドランキングで、英国は順位を1つ上げて5位から4位にランクインすることが出来ました。

63%の人がオリンピックのおかげで英国への関心が高まったと回答しています。

順位を1つ上げることができたのは、オリンピックのこうしたPR活動の結果とも言えるでしょう。

参考:観光庁|過去のオリンピック・パラリンピックにおける観光の状況

東京オリンピックのインバウンド需要を維持するための課題

インバウンド需要を活かして、利益を最大化するには5つの課題を解決する必要があるでしょう。課題の詳細とその必要性について説明します。

無料Wi-Fiの設置

インターネット環境が充実していることは、インバウンド客にとって大きなポイントです。Wi-Fi環境がなければ観光スポットの探索や、マップ情報から気軽に好きな場所に足を運ぶことが出来ません。

観光庁が平成30年に行った調査でも、訪日外国人旅行者の約19%は、フリーWi-Fiが設置されていないことで困ったと回答しています(*)。

日本ではインターネットに接続したくても、まだまだ無料Wi-Fiが街中で十分に普及されていないのが現状です。

そこでお店の中に無料Wi-Fiを設置し、旅行客が気軽に情報を集めて観光できる環境を提供しましょう。

東京オリンピックで来日した観光客がお店に積極的に足を運んでもらえるようになるだけでなく、利用客の満足度の向上にも繋がります。

*:観光庁|外国人旅行者に対するアンケート調査結果について

リスティング広告による集客

東京オリンピックが開催される前に、特に英語圏に向けてリスティング広告を運用すると、検索ワードと連動した広告を出稿することができます。

海外のユーザー向けに広告を配信することで、ニーズの把握や、どのような情報に興味があるのかデータを取ることができるでしょう。

東京オリンピック開催により増加する外国人観光客向けに上質なサービス提供が可能になります。

また自社のサービスや商品に興味があるユーザーに的を絞って訴求ができるため、インバウ効果的なインバウンド訴求方法となるでしょう。

【海外リスティング広告の運用相談をする】

現地案内・ウェブサイトの多言語対応

東京オリンピックでは多くの国から観光客が来日することが予想され、案内やウェブサイトの多言語化が求められます。

英語表記があれば十分と思うかもしれませんが、アジア圏から訪れる多くの訪日客のニーズに対応するため、韓国語・中国語対応は必須だと言えます。

各国の言語でスムーズにコミュニケーションを取り、インバウンド客の満足度を高めていくことがその後の再訪や消費額に影響するでしょう。

例えば食事制限があるイスラム教徒の文化に配慮するために、上記以外の言語にも対応すると、幅広い旅行客に門戸を開くことができます。

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Facebook広告の運用

世界を代表するSNSといっても過言ではないFacebook。

全世界で利用者数は伸びており、月間アクティブ利用者数は23億8,000万人、デイリーアクティブ利用者数は15億6,000万人(どちらの利用者数も前年比8%増)となっています(*1)。

地域別に月間アクティブ利用者を比較すると、直近の数値ではアジア圏約40%、ヨーロッパ圏約16%、北米圏約10%という結果になりました(*2)。

東京オリンピックでは通常時以上に、様々な地域から外国人観光客が来日されることが予想されます。

普及率が高いヨーロッパ・北米圏向けはもちろんのこと、今後ますます利用者が増える見込みのあるアジア圏向けにも、Facebook広告の運用も考慮すべきでしょう。

海外向けのFacebook広告の運用に興味がある方はぜひインバウンド集客の実績のあるLIFE PEPPERにご相談ください。

 

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*1:Facebook社 2019年第1四半期(1月-3月)業績ハイライト
*2:Facebook Q1 2019 Results

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まとめ

2020年の東京オリンピックの開催が近づくにつれて、インバウンド需要は増加していくでしょう。

どのようにインバウンド客に対応するかによって、自社のサービスや商品の売り上げが大きく変わることでしょう。

東京オリンピック開催後もインバウンド需要継続が予想されており、早い段階から適切な施策を行うことが必要です。

自社のサービスや商品に合ったインバウンド対策ができないか、考慮してみるのをおすすめします。

インバウンド客の集客についてお困りの方は、LIFE PEPPERの海外デジタルマーケティング支援サービスをご活用ください。無料相談も可能となっています。

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